渡邉雅子のレビュー一覧

  • 論理的思考とは何か

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    いわゆる論理学とか記号表現される形式論理 (真に厳密な論理) の話でなく、論理「的思考」なのがポイント。形式論理以外にレトリック(日常会話での説得)、科学、哲学と三分野あるが、それぞれの分野にあった思考法があり、どれも論理的には完全ではない(間違いもあるし、全ての人が正しいと思うものもない)。レトリックは、蓋然的推論であり例証が完全でない論理。科学は、アブダクション→演繹→帰納の流れで完成度を上げる。哲学は、物事の本質を問うものである前提/常識から疑う/議論するもの。この序章までの話で自分にはワクワクである。

    分野もさることながら、本書では論理「的」と思うのは多分に文化/常識/教育 (何を重

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    2026年05月11日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

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    「人間も自然の一部」という自然観に根差した共感的利他主義の価値観を基に、多元的な思考を使い分ける力を養うことが大切。
    発達段階に応じた作文手法の学習を通して、認知・思考力を養う教育方針を提案していた。
    私自身の苦手な思考法を鍛える方法案も見えてよかった。

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    2026年05月01日
  • 論理的思考とは何か

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    論理には複数の分野があり、それらを理解することで論理分野において新たな俯瞰的視点を理解できる。そうすれば、目的の明確化と共に適した思考法を選ぶことができる。
    恐らく、それ自体は無意識にしている人は多いと思うが、私の場合は本書を通して改めて言語化された論理領域の区分を理解できた。
    論理領域における思考の選択を意識的に行えるようになると、以前より思考することに喜びを感じ、その都度求められた結論を導くことができるのではないか。
    本書は、このような学びを与えてくれた一冊である。

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    2026年04月29日
  • 論理的思考とは何か

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    西先生が紹介していたため購入したおそらく初めての論説書。論理とは何か、そして各国でどのような論理が採用されているのかを分かりやすく書かれていた覚えがある。日本・アメリカの論理体系には馴染みがあったが、フランスはなんかあんま好みじゃないな〜と思った。

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    2026年04月25日
  • 論理的思考とは何か

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    論理的に物事を書くときはアメリカ式の5パラグラフエッセイの形式で生きてきていた中で、法学レポートは勝手が違うなと思っていたのがこの本でしっくりきた。これら4つの視点と方法を理解しておくことは世界を1段俯瞰して見るために有用。

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    2026年04月22日
  • 論理的思考とは何か

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    分野ごと地域ごとに異なる論理性について分かりやすくまとめられている。これまで結論を先に書くというのは、相手に驚いてほしいときや研究の発表のときには不向きだと感じるのとが多かったが、そうした感覚が何から来るものなのかをよく理解できた。

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    2026年04月19日
  • 論理的思考とは何か

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    面白かったけど噛みごたえがありました。とりあえず知識としては取り入れられたけど、実践できる人間になるにはかなりハードルが…。これを実践できるほどのステージの人間になりたいものです。

    ふと気付いたけど、私の考え方や話はフランス式に近いのかも。だからややこしく煩わしく思われてしまうのかも…

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    2026年04月05日
  • 論理的思考とは何か

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    とても面白い本だった。文章もすっきりとしていて読みやすく、あっという間に読み終えた。論理的とは、読み手が期待する情報が期待する順序に並んでいることで、議論する社会での合意事項なのだ、というのは新鮮だった。議論の仕方は思考法とも密接に結びついているので、国際的なコミュニケーションでは心得ておくべきことだろう。
    社会によって重視している規範が異なり、論理展開(思考表現)には合理性(形式的および実質的合理性)と主観・客観性を二つの軸として四つの類型があるという。それが作文の教育に反映されている。確かに、アメリカと日本を比べるとそうだ。興味深いのはフランスのディセルタシオンで弁証法を取り入れているとこ

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    2026年03月26日
  • 論理的思考とは何か

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    論理的思考といえばアメリカ式エッセイのように結論をまず言って論拠を重ねていく、まさに世界共通で普遍の論理だと思っていた。しかし本書により、何をもって論理的とするかは、文化や時代によって多元的であると実感することができた。ここでは、アメリカ・フランス・イラン・日本の歴史的な背景や教育制度を比較することで理解を簡単にさせてくれる。逆に、中国やドイツ、ロシア・・その他様々な国はどのカテゴリーに近いのか気になった。これらの違いは言語によるものではなく、本人の文化がどういった価値観に重点を置いてるか、その社会的な背景の目的の違いによるものであり、多様性を理解することで複合的な論理的思考を選択できるという

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    2026年03月25日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    とても面白かった。アメリカの簡潔、短絡的な目的志向と経済合理性。イランの宗教的決定論。フランスの弁証法的発展とルソー的な社会善。日本の利他性、共感重視と状況によって決まる縁起思想。どれも納得感があった。確かに日本の作文は個人の感想を述べつつ共感や協調が評価軸な気がした。どう論を立てて、何を持って合理的とするかは文化によってこうも違う。これからそういう視点を持って日々ニュースとかに触れたい。

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    2026年03月14日
  • 論理的思考とは何か

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    名著ってこういう本のことを言うんだ、と思いました。
    「はじめに」からとても興味深くて引き込まれ、少し分からないかも?と思った文のすぐ後には具体的で理解しやすい説明が入っており、こんなにも難しい題材なのにすんなりと理解できました。

    四領域の思考法を読み、なんとなく一般に言われている論理的思考(ロジカル・シンキング)が苦手だと思っていた私は、もう圧倒的に社会の論理が根付いている、完全に日本の教育に染まった人間だと分かりました。汗

    本筋とは少しズレるのですが、学生の時、国語の心情問題に対して、周りに「なんでこんな問題出るんだ」「これできて何になるんだ」と言っていた人がいた事を思い出しました。たし

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    2026年03月11日
  • 論理的思考とは何か

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    ネタバレ

    面白かった。
    目的による行動の食い違いの構造と、その論理、レトリック、またそれぞれの手法、背景が書き込まれており、非常に面白かった。

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    2026年03月05日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    面白かった!

    文化によって、思考の型が異なり、書く型が異なり、「論理的」と言われるものが異なり、「価値のあると言われる能力」も異なる。

    アメリカ、フランス、イラン、日本の教育方法、特に作文・小論文の型と歴史教育に焦点をあてて、そこから求められる「論理的」について考えていく。

    そもそも、作文や小論文が国によって違うなんて思ってもいなかった。どこの国も「感想文」を書かされているものだと思ってた。。

    この本ではアメリカ→フランス→イラン→日本の順に紹介されていく。他の国の話を読んだ後での日本の話は本当に驚きだった。

    自分が当たり前と思って受けていた教育を、他の国と比較しながら客観的に解説さ

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    2026年02月19日
  • 論理的思考とは何か

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    論理展開について体系的に触れることができ、一長一短であるにせよ他の論法では通用しないことを分かりやすく実感した。やはり5パラグラフのエッセイは洗練された構造である点を再認識した。

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    2026年02月18日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    学術書、ということになるのかな。新書でも紹介されている内容だが、さらに詳細に説明され、体系化されている。決定版ということだろうか。まとまり感がすごい。
    スタイルの差異を自覚したうえでウェイトソフトなり、強弱コントロールしていきたいですね。

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    2026年02月18日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    ネタバレ

    え、こんなに明快に書いちゃっていいの?と思ったぐらい、論理性がX軸とY軸によってきれいに4つにタイプ分けされていて、見事だった。

    論理性については一つの考え方しかないと思っていたけれど、

    論理的にもいろいろあるんだなーと。

    そう考えると、すべては論理的ともいえるのかな。

    新しい視点で論理性について学べました。

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    2026年02月09日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

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    未来に向けた内容で、感動。国語教員は泣いちゃうと思う。AIの登場で言葉への関心が高まるなか、信じられる軸を確認でき、周辺領域の輪郭もクリアになった。
    文量は適度でダレない。文章が濃密で内容が凝縮されているので、文量以上の充実感を得ることができる。
    星5つじゃ足りない。

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    2026年01月19日
  • 論理的思考とは何か

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    この本の重要性を説明したくなったので、まとめてみる。

    まず現代社会の問題として、行き過ぎた多様性とその結果による各コミュニティ間での合意形成の難しさについては、昨今頻繁に言われている。
    これに対して筆者は解決策を論理的にかつ例証までして提示している。
    実はこれはすごいことで、世間にいまだにはびこっている多様性とは、他者性と接触しない自分の価値観を正当化するためのもので、つまり思考のモードは一つだけしか持たないものである。しかし全ての人が多様な思考のモードを同時に持つことができたら、多様性を持ちつつも普遍性も確保することができる。(これは哲学的課題である極端な普遍主義や相対主義のどちらにも陥ら

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    2026年01月06日
  • 納得の構造 思考表現スタイルの日米比較

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    初めて読む渡邉雅子氏の著作だが、専門的な内容ながら論理展開が明晰で分かりやすく、具体例が豊富なので、素人にも読み通すことができた。日本とアメリカの小学校高学年対象に調査して、1)作文教育2)歴史教育3)クラス経営や評価の、3つの項目に通底する日米の相違点を分析解説している。少し前に話題になった『小学校〜それは小さな社会』(英題 The making of a Japanese)を彷彿とさせる、とても興味深い内容だった。日米比較した結果として価値判断をすることはなく、中立の立場で双方の長所と欠点を提示しながら、両国の国民性や行動様式の違いを指摘している。これを読むと、なぜアメリカでは起業が極めて

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    2026年01月06日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

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    共感と国語教育との関係だけを知るために読んだが、小中高大までの作文教育の段階が示されている。特に大学でのアカデミック・ライティングの授業担当の経験から役立つ表が書かれている。論理的思考とは何か、よりも具体的指導が書かれた本である。

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    2026年01月01日