ねぎしきょうこのレビュー一覧
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ネタバレ国王が亡くなってからの怒濤の展開の最終巻。
即位したエリアスが毒に倒れ、その首謀者として嵌められたディアナが囚われ、兵を差し向けられるアレクシアたち。
どんどん状況が悪くなっていく展開にどうなることかドキドキし、先を読み手が止まらなかった。
…のだけど、ラストの持って行き方は正直ちょっと消化不良だ。
だって、アレクシアが兵を挙げたことが分かった時点で、ウィラードたちは王都を防衛する手立てを立てるのが自然だし、少数の騎馬で都の中心地まで乗り込んで来るなんてあり得ない。しかも処刑場に上がった時点で普通は警備兵に捉えられるんじゃないかと思うんだけど。なんだかな。
それでなくとも、アレクシアが即位 -
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ネタバレ王女と平民の女が入れ替わるいわゆるとりかへばや物語なのだけど、良くある双方合意でというのとは違った。
王女は襲撃に巻き込まれ攫われて、その身代わりに女優の娘が王女の役を演じることになるという展開。
その成り行きの自然さに引き込まれた。
4巻シリーズの第1巻ということでまさしく「起」の巻。
王女の遺言というタイトルや、冒頭に述べられる二人のめぐり合いが数えきれない命を食らい尽くすという不穏な文言がこの先の暗い展開を予想させるのだけど、正直物語がどう転んでいくのか今の時点では全く分からない。
その分からなさも読書の醍醐味であることを久々に感じさせてくれる物語だ。 -
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ミレーユを取り巻く環境が大きく変わり、怒涛とも言える伏線回収に高揚感が止められませんでした。
前作までのなんやかんやありつつも王宮生活を楽しんでいるシーンが多かったのと違い、今作からは苦難が大きくなっているように感じます。
リヒャルトが絡んだ苦難な分、ミレーユにとっては精神的にもしんどいとは思いますが、苦難があればあるほど生き生きとしてくるミレーユに好感が持てます。
さて、愛情というのは、禁じれば禁じるほど、手が届かないと思えば思うほど燃えるものとは思いますが、今作はそんなシーンが多く、糖度は高いかと思います。
ミレーユとリヒャルトの関係はもちろんですが、個人的にはセシリア様とフレッドの -
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猫好きな人のための短編集。仕事始めの一週間でバタバタと疲弊したため、猫が集まっていて時間がゆったりと流れるような空間”ねこだまり”で、リラックスしたい気分だった。一年で最も寒いこの時期に、温かい炬燵に入りながら、そして猫の毛並みのようにモフモフとした毛布にくるまいながら読んだ。
身近で大切な人が亡くなったら猫に生まれ変わって(化けて)帰ってくるという、都市伝説を聞いたことがあったが、本気で小説にしたらこんな感じなのだろうか。猫の頭脳(思考力)の限界とか、猫目線での兄妹感など、作者さん達の豊かな想像力を感じることができた。そして、どの作品もホッコリ癒されるだけでなく、切ない設定(人との別れが必ず -
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またまた、問題発生。
異国の王子に気に入られたリネット。
懐かれて、追いかけ回されて、大変。
ヒーロー、頑張れ❣️ -
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リネットが、前向きで、体力・脚力・視力等が、野生児並み。
おまけに、魔法まで使えちゃう。
魔女を撃退し、漸く。と、思ったら、まだまだ続くようで、楽しみです。 -
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ネタバレハケン飯友
自身が落ち込んだ際に美味しいご飯とそのご飯を共に食べ、共有できる飯友が現れるなんて素敵だなと思いました。
白い花のホテル
小さい頃の出来事が原因で自分が大切に思える人が離れていってしまうと思っていた主人公がお別れした猫と会えるホテルで出会う?お話。
話したりすることはできずとも、互いに通ずる仕草が今でも互いが思い合っているような温かさを感じる素敵なお話でした。
猫町クロニクル
猫の町に住む2人のお話。
生まれ変わったら猫になり、生前の家族のそばで過ごし、すれ違いながらも互いが互いを思い続けたから得られた2人は幸せになれたのかな
と。2人の家族からすると幸せとは言い難いかも -
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魔術のある国と、ない国。
というか、魔素のある国と無い国。
お互いを認め合って、色々あったけど、めでたしめでたし。 -
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王太子が唯一触れられる女性なのは運命の二人だから…というようなふんわりしたものではなく、明確な理由が明らかになり納得。魔法のない国なのに地味に魔力が残ってるのね。
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溺愛される物語の中でもダントツでヒロインが大活躍します。貴族らしからぬ野生児ぶりであらゆる敵と戦う姿がかっこいいです。
かなり遠回りしてようやく婚約…で終わってしまうのでせっかくなら結婚式まで見たかったです。