<イラスト>雪舟薫
<あらすじ>
帰国子女の高校生晴央は、叔父が「温泉を掘る」と言い出したことにより、アメリカから招いた掘削チームとの通訳兼渉外を担当することになる。
掘削チームのリーダー、アレックスを最初は怖いと思っていた晴央だが、ふとしたきっかけで同じ不安を持っている事を知り、二人は心を通わせていく。
アレックスに惹かれて行く晴央だったが、アレックスは緊急なトラブルが発生したマレーシアの掘削現場に行くことになってしまう。
人を愛することに臆病なアレックスは、これを機会に晴央のことを断ち切ろうとする。
松岡さんお得意(?)の外国人青年攻め×日本人少年受けですね。アレックスはアメリカ・テキサス人とゆー設定です。
なんで外国人攻めが多いんだろうと疑問に思いますが、クサイ台詞も言わせやすいからでしょうか。彼らの台詞はなんとなく”翻訳っぽい”雰囲気があります。
アレックスは包容力がありつつも、ちょっと心に傷をもつナイーブな男ですね。
そして受けの日本人少年「ハル」は、帰国子女ということで同級生にいじめられたりと昏いところもありますが、根は靭くひたすら健気でなによりとても可愛いです。
雪舟さんの挿絵もとても素敵です。
そういえば、松岡さんの受けは処女が多いなあ。
文章の上手さ、話の展開の上手さに関してはまったく不安のない作者ですので、安心して読むことができます。アレックスを取り巻くラフネックの連中や、晴央の叔父、叔母夫婦など他の登場人物もきちんと個性的に描かれており、ラストはハッピーエンドですので読後感もすっきりです。
ただ、わりとナイーブ寄りなので、過激や鬼畜を好まれる向きには、少々物足りないかもしれません。
Hシーンは3回かな?そこそこです。Hシーンの雪舟さんの挿絵がまた良いです。
あとがきで、「GO WEST」とあわせてあと1作で「テキサス三部作」にするかも(笑)、ということを書かれていました。ぜひ3作目を作って欲しいですね。