岸田メルのレビュー一覧

  • 神様のメモ帳 1巻

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    ネタバレ

    メモ
    絵は上手だと思うが、岸田メル氏の絵があまりにも良すぎるので、何故か微妙だと感じてしまう。アニメ化が決まったが、この作品はコミックより小説向きだと思う。今回はメオと草壁昌也親子のお話。

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    2011年04月09日
  • 死神姫の再婚1

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    メル絵に惹かれて購入
    こういう少女小説?みたいなジャンルの本を読むのは初めてだったけど、意外と面白かった

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    2011年04月08日
  • 死神姫の再婚5 -微笑みと赦しの聖者-

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    “簡素な白い法衣をまとい、無造作に髪を伸ばした硬質な聖女の姿が自然と眼に浮かぶ。背にある巨大な翼が風に揺れ……でも、その翼は、偽物なのだ。
    「そうだね、きれいで……そしてなんだか、少し寂しそうに見えた」
    「寂しそう?」
    「うん……それは、アリシアもだけど」
    「私が?」
    そんなこと、今まで一度も言われたことがないので驚いてしまった。
    まじまじとリュクを見つめれば、リュクは自分のほうこそ寂しそうに笑う。
    「アリシアもさ、いつもにこにこいい笑顔してるのに、たまにすごく寂しそうな、切なそうな顔をしてる時があるよね。……あれ、ライセン公爵のこと、考えてるんだろ?」
    カシュヴァーンの名前を聞いたアリシアが

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    2011年03月06日
  • 死神姫の再婚4 -私の可愛い王子様-

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    “「何って、カシュヴァーンおにいちゃんがいなくてアリシアが暇そうにしてたから、オルガン弾いてもらってただけだけど?で、ついでにノーラを弾いてみよーかなーなんて。でもごめんねぇティルぼっちゃん。ぼっちゃんが来るんなら、遠慮すべきだったね」
    ルアークがわざとらしく名前を呼んだのは、カシュヴァーンではなく、ちょっとほっとした顔になっていた先の茶色い髪の若者。
    ここアズベルグの山脈を挟んで東隣、肥沃な大地に恵まれたレイデン地方の領主ティルナード・レイデンである。とはいえ、シルディーン王国で成年と認められる十八歳に満たないため、領主としての権限は後見人のカシュヴァーンに握られている状態だ。
    「な、なんだ

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    2011年03月04日
  • 死神姫の再婚3 -腹ぺこ道化と玩具の兵隊-

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    “カシュヴァーンの後を追って隠し部屋に足を踏み入れたアリシアは、「あの野郎」と夫が吐き捨てるのを聞いた。
    かつてカシュヴァーンの父が使っていた年代物の文机の上に、二人が送った守り石が並べられ、降り注ぐシャンデリアの光に虚しい輝きを返していた。
    「ルアーク、今ごろどうしているのかしら……」
    ぽつりとつぶやくアリシアの口の中に、鶏肉が規則正しく運ばれていく。
    悄然と肩を落とし、ルアークのことを心配しているのは嘘ではない。しかしここで食欲は落ちないのがアリシアだ。
    「ああ、それにしてもこのお料理はおいしいわ……やっぱりもうひと皿いただこうかしら……」
    途中から違うことを考え始めたアリシアに、ノーラは

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    2011年03月04日
  • 神様のメモ帳6

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    結末が読めてしまったのが少し残念ではあったものの、話としてはブレなく書ききっていたように感じた。

    今までの話と同様、メインとなる話があるなかで主人公であるナルミとアリスの関係がより深まっていく流れになっているが、今回は特に互いの意識の仕方が露骨になってきていて面白かった。

    ただ、本筋のエピソードはこちらの想定を上回るものではなかったし、納得感という意味でも少し弱かった。筆者が巻末で述べているように、この話自体はひとつの軸でまとまっていたので、結末に対するコーティングがもう少しできていればより楽しめたなと思う。

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    2011年03月02日
  • 死神姫の再婚2 -薔薇園の時計公爵-

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    “「ライセン?な、なんだ、僕は、ただ……」
    青い瞳を大きく開けて、ティルナードは眼の前の男を見返している。
    しかしカシュヴァーンの問いに込められた真意は、世間知らずのおぼっちゃんであるティルナードの胸にも次第に染み通っていったようだった。
    「……僕を……疑っているのか?お前は……」
    唇を震わせ、ティルナードはかすれた声で小さく言った。
    「お前も僕を……いらないって言うのか……?」
    言うが早いか、ティルナードは乱暴なしぐさでカシュヴァーンの腕を振り払った。
    「レイデン伯爵様!」
    アリシアの呼び声も無視して、素早く伏せられた瞳の縁がきらりと光る。服の袖で顔を覆うと、ティルナードは廊下を一直線に駆け

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    2011年02月27日
  • 死神姫の再婚1

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    “「あなたが成り上がりでお金と地位しかない方で良かったわ。だっておっしゃる通り、うちにはもう名誉と歴史しかありませんもの。私、ライセン様がなんで私と結婚して下さるのか全く分かっておりませんでしたけど、今の説明で全て分かりました!」
    はっきりとしたカシュヴァーンの言葉を、アリシアははっきりと復唱してみせた。カシュヴァーンはさすがに口の端を引きつらせたが、ぺこりと頭を下げたアリシアにはそのさまは見えなかったようだ。
    「傷物で申し訳ありませんけど、どうぞ末永くよろしくお願いしますわ!誓ってライセン様を殺したりしませんのでご安心下さいませ。あなたほど私にぴったりの旦那様、もう二度と見つからないと思いま

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    2011年02月27日
  • 神様のメモ帳6

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    ネタバレ

    今回はミンさんの結婚顛末記。ミンさんの父親が花田勝で「はなまる」、だじゃれなのはいいがなんで元力士と同名?いきなり違和感ありではじまり、実は中国マフィアの娘でその次期頭首と結婚させられそうになりニート軍団が妨害するお話なのだが、いくら何でも設定もストーリも無茶すぎて、現実感なし。おとしどころはまずまずだったが、中国マフィアの面子をつぶして、Happy Endは都合良すぎでしょう。おまけのジゴロ談も本編ではナルミは嘘が下手といいながら、詐欺師張りに嘘をつきまくっていた。なんかすっきりしない。そろそろ限界かも。

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    2011年02月15日
  • 神様のメモ帳2

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    前巻の希望の続きを観たくて読み始めたんだけど……
    お話的にはまったく新たな依頼。
    今度は”ヤ”の付く人が出てくるかなりやばい事件だ。

    文章も、作者の語り口も、物語の展開も、
    違和感なく、かなり達者で、読ませる。のだけど……
    この物語は何かが足りない。

    物語的にはいろいろ追い詰められて、
    どうにもならなくなって、
    そこから、逆転していく展開。
    だから、ラストでは、一種の爽快感があっていいはずなのに、
    この物語にはそれがない。
    ただ、ほっとした安堵感はある。

    たぶん、主人公の性格が問題なんだろうなあ。
    ちょっと後ろ向きすぎるのだ。
    それがこの物語の重苦しさを作っている。

    けれど、それさえも

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    2010年12月02日
  • 神様のメモ帳5

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    シリーズ初の短編集。

    内容としては特段気をてらったものではなく、非常にスタンダードなエピソードの数々だったかなと。描写の粗さは多少感じるものの、総じて楽しく読ませてもらいました。

    また、ナルミとアリスの変化を1冊で感じられるのもなかなかによかったかもしれません。長編ごとだとそのへんにはあまり意識がまわりませんから。

    むしろこの先どうしていくのかが気になりますね。そろそろアリス自身のことなどが主になっていくのでしょうか。

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    2010年07月30日
  • 神様のメモ帳4

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    今巻は平坂組をめぐる話がメインとなっていました。

    こうやって話のストックを少しずつ消化して、その話に対して前向きな結末を用意するという流れは悪くはないかなとは思うのですが、今回の場合は、少し強引になりすぎたかなと思います。

    あと基本的にナルミの1人称でストーリーが進行していくのに、ナルミのキャラクターがいまいち定まらないかなと。その点はもう少し読者に読みやすいものでもよかったかもしれません。

    エピソードそのものは楽しめましたが、細々とした部分で気になる内容という感じでしたね。

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    2010年07月24日
  • 死神姫の再婚9 -恋するメイドと愛しの花嫁-

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    ・婚約にはしゃぐノーラ可愛い
    ・レイデン領に行くと思ったら……
    ・ていうかカシュヴァーン過保護過ぎる
    ・王都でのルアークが気になりすぎて

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    2010年06月25日
  • 神様のメモ帳3

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    1巻でバッドトリップにより飛び降りた彩夏が全生活史健忘となりつつも奇跡的に復活した矢先に、いびつな存在だった園芸部を廃部としようとする動きがあり、それをなんとかしようとあれこれ画策する話。

    それぞれが自分の居場所を求める物語で、今回で主人公の鳴海の居場所がストンと収まったので物語としてはこれで終了かな。
    これ以後も話は作れるとは思うけれど、どれも蛇足になっちゃいそうな感じがする;;

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    2010年07月10日
  • 神様のメモ帳5

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    4話目の野球の話が面白かった。
    野球漫画とかの試合より、野球関係ない作品でする、寄せ集めチームの試合の方が個人的に好きなので。

    あと、3話目の平坂組が可愛すぎる。愛すべき馬鹿とは彼らのことだな。
    1話目と2話目は途中でオチが大体読めたのでイマイチ。アリスのナルミに対する態度が懐かしかったです。あの頃はまだ無防備だったんだな~、と。

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    2010年06月12日
  • 死神姫の再婚5 -微笑みと赦しの聖者-

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    キャラが増えすぎてごちゃごちゃしてるなぁ。でもティルナードの成長ぶりが見られてよかった。アリシアとカシュヴァーンも一歩前進したことだし、続きに期待。

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    2010年05月26日
  • 神様のメモ帳2

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    探偵が主人公とは言っても、コナンとかみたいに殺人事件の捜査・解決をしたりするわけではないのね。
    まあ、今後そういう話もあるかもしれんけど。

    アリスの出番もっと欲しいな。引篭もりで視点が鳴海だから、難しいかもだけど……

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    2010年05月22日
  • 神様のメモ帳2

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    面白かったけど、ちょっと奇抜さが足りないかな。
    アリスは可愛いけれど、作品の中で変に浮いてる感じはいなめない。ただ時々言うぐさりと主人公のココロをえぐるような核心をつくような台詞は中々良いものがある。

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    2010年04月25日
  • 死神姫の再婚8 -飛べない翼の聖女-

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    糖度が!糖度がハンパなく上がっています!密かに当代アーシェルとレオニオの仲を応援してるんだけど、どうなるんだろう?

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    2010年03月31日
  • 神様のメモ帳2

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    キャラが魅力的過ぎて口絵や挿絵じゃ足りません。
    でもお話の方は少し物足りなかったかも。
    ただ後半のスピード感は中々良かったです。
    あと今巻の終わり方も気になります。
    次巻も既に買ってあるので早く読みたい!
    (こう読みたがってしまっているってことは面白いということのなのでしょうか?)

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    2010年03月21日