渡航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集。SSのほうは楽しめたが、短編のほうはちょっと楽しめなかった。キャラのやり取りそのものに上手くはまれなかたっというのもあるけど、特に最後の柔道部の話がちょっとアレ。
なんでかなーと考えてみたんだけど、たぶんこれは主人公たちが勝手にやったお節介だからかもしれない。
今までは依頼された内容を、あえて自分が汚れ役を演じるような「後味の悪い」方法でこなしていた。
夏合宿の一件とか、文化祭の一件とか、決して褒められた方法ではなかったけど、それでも依頼はこなしていたからかろうじて救われた部分もあった。
でも今回のは頼まれてもいないことを勝手にやっただけなんだよね。
しかもそれを「後味が悪い」だの「喜ばれはしない」だのわかっててやってるんだから、もはや嫌がらせと思われても仕方ないレベル。それが結果的に柔道部のためになったとしても、だ。
これで自分たちだけはいいことしたとか思っていたら完全に偽善なんだけど、さすがにそこまではいかなかったか。
とはいえこのへんがきっと気に入らなかった理由なんだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏休みの話。
冒頭で街に出かける八幡。
戸塚を見かける → 部活仲間と一緒にいて話しかけられない。
材木座を見かける → そもそも話しかける気はないが、彼は彼でゲーセン仲間と楽しそうにしている。
雪乃を見かける → 目が合うもお互い見なかったふり。
こうして誰ともコミュニケーションをとることができず、八幡の孤独さがより強調されたところに、何の気負いもなく話しかけたのが、結衣。
この子はほんといい子だね・・・。
そもそも孤独であるのが普通の状態の八幡にこの結衣の行動はどう映ったのかね。
前巻のラストでようやく再スタートを切れた二人だけに、その後の会話も含めて貴重なシーンでした。
物語の中心は奉仕部及びリア充面子で行ったキャンプと、そこでの小学生へのボランティア。
単巻としては、爪弾きにされている鶴見をいかに助けるかというのが見所。
「(助けるのではなく)君が一人で助かるだけ」という某名作のセリフが思い浮かんだりもしたけれど、
自分だったらどうしたのか、なかなかに考えさせられるエピソードでした。
そしてシリーズとしては、数多くの見所がちりばめられております。
#雪乃と葉山の過去
同じ小学校であったことが判明。
しかも、どうやら雪乃は今回の鶴見同様に孤独な状態であったようだ。
中学校になれば変わる、という鶴見に対して、
「あなたの通っている小学校の生徒も、同じ中学校へ進学するのでしょう?なら、同じことが起きるだけよ。今度はその『余所から来た人』とやらも一緒になって」
これは経験談か。
そしてその救出に失敗した葉山。
「あなたでは無理よ。そうだったでしょ?」
#葉山の想い
当初から葉山は雪乃に対してどこか気にしていた様子があったけど、その理由がはっきりしました。
葉山の好きな人のイニシャルはYだという。雪乃さん。
これで結衣だったら面白いけどw
かつて、孤独であった雪乃の救出に失敗した葉山。
その葉山の目の前で、どんな手段であれどんな結末であれ鶴見のおかれた立場を変えた八幡。
「比企谷君とは仲良くできなかっただろうな」
優等生で誰に対しても人がいい葉山が見せた苦言。本音。
また、ここで「比企谷君」と本名を呼んだことには様々な意味が込められているのでしょう。
どんなに人が良くても葉山もまだ高校生。
自分の好きな女の子と仲がよさそうな相手に対して想うことは、複雑。
#八幡と結衣と、雪乃
キャンプが終わり学校に帰ってきた奉仕部。
そこに自家用ハイヤーで現れた雪乃の姉、陽乃。
八幡と結衣の繋がりのきっかけとなった自動車事故。
その自動車が、実は・・・
雪乃も交通事故に関わっていたのか。
頭のいい雪乃のこと、その際の当事者である八幡と結衣のことは覚えていたでしょう。
そんな二人が次々と奉仕部にやってきたとき…
雪乃は何を思ったんでしょうね。
そんなわけで、随所に見所たっぷりだった第4巻。
今後は葉山もメインキャラとして加わってくるのかな?
今後も楽しみ。
#おまけ
今回のイラストMVPは33Pの私服の結衣。
異論は認めない。