小梅けいとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原作より先に漫画を読んで良かったかもしれない。
少女達は可愛らしい絵柄で読みやすいのだが、『戦場』を書く上ではどれだけの想像力を要しただろう。 特に三巻目が一番衝撃だった。少女達はもちろん、幼い子供達にとっても『戦争』は、決して拭い去れない記憶だ。 何よりも十代の少女達が自分から前線へと志願していく姿(時に男性以上の熱量を持って)、スターリンによる統制教育など、現代で生きる日本人ならなおさら想像し難い。女性が銃を撃つなんて、まず想像できない。『女性』であることの誇りを捨てざるを得なかった戦場で、少女達を突き動かしていたものはいったい何なのか。原作も読まなければ。
戦争は『記録』に遺された正し -
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Posted by ブクログ
当時のソ連にとって、第二次世界大戦は「大祖国戦争」であり母国防衛戦だった。それでも、このような悲惨な話が山のようにある。もちろん、原作でも言及され本書にもあるように、語り部の主観を「あえて」そのまま記録されたもの。それゆえに事実と異なる部分も多いだろうが、個人にかかる心理的圧迫感はより如実に伝わる。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってしまった昨今。今度は祖国防衛戦ではない(がプロバガンダでさもそのように国民には伝えられているらしい)。取材された女性たちのほとんどは恐らく鬼籍に入っているだろうが、このことを知ったらどんな顔をするのだろうか。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ今、ウクライナで起こっていることは、わずか百年もたたない前に他国によって行われていたことだ。
百年も平和が持たない世界。男も女も銃を取り、大統領は核ボタンを押すことをためらわないと語る。
わずか30年前、世界は一つの節目を迎えたソ連邦の解体、ベルリンの壁の崩壊。そして、偉大な研究と言われたEUができた。
長い歴史の中ではまばたきのような一瞬であることが哀しい。
ここに描かれている彼女たちはどう思うのだろう。
『戦争が終わるまで生き延びられたら、戦争の後の人々はどんなに幸せな人だろう!』
『どんなに素晴らしい生活が始まるんだろう』
『こんなに辛い思いをした人たちはお互 -
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