宮島未奈のレビュー一覧
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タイトルの語感に惹かれて衝動買いした一冊。個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、30歳前後の大人たちの青春小説。軽快な読み口で一気に読めるうえ、法話と物語が巧みに結びつき、一冊としてのまとまりも綺麗。
『成瀬は天下を取りにいく』でも感じたが、何気ない日常を小説という娯楽として成立させる、そのギリギリを攻めた構成が見事。大きな事件がなくても、人物と文章だけでこれほど面白くできるのかと感心した。
大人になっても人生は完成しないし、青春は何度でも始められる。そんな前向きな気持ちと、当たり前の日常の「有り難さ」を感じられる一冊。
なんでもない日常を、なんでもなくない物語にしてくれる。 -
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今月、宮島未奈さんの作品は2作目。
文体が読みやすくて、あっという間に読み終えてしまいました。
タイトルからして、YouTubeでよく見る、結婚相談所のおばさんが相談者にダメ出しするような内容を想像していたのですが、そこまで過激なものではなかったです。
婚活パーティーの運営者側を描いた小説でした。
私自身、婚活パーティーについてはTVのドキュメンタリーを見たくらいの知識しか持ち合わせていないのですが、結構ネタの宝庫なんだなぁ、と思いました。
運営側にとってはお仕事なので、日常の一コマなのかもしれませんが、この世界を知らない者からすると、「そんなこともあるのか?」と驚くような事態が次々 -
Posted by ブクログ
2024年 本屋大賞
主人公成瀬あかりは学校での友人関係、周りのうわさもあまり気にしない
多くの女子中高生は、周りの評価や関係性で悩んだり落ち込んだりする
どの科目の成績も、頭ひとつ抜けていて学年が上がるにつけ、皆から煙たがられ仲間はずれになった
高校に入り、中学から一緒の大貫とのエピソード
P252
声をかけると大貫は「何よ」と迷惑そうな顔をする
どうも嫌われているらしいのだが、成瀬は大貫が嫌いではないため遠慮する道理が無い
この思考回路がすべて、かもしれない
とてもおもしろい!
自分の好きなこと、興味のある事に全身全霊で立ち向かい、自分に向けられる悪意にも、そこまでおちこまない
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オーディブル2冊目。
成瀬の言動が面白くて終始ニヤニヤしながら、所々吹き出しつつ聴いた。
内容も重たくなく、オーディブルにちょうどいい作品だった。
成瀬のもつ独自の世界観、周囲の空気を気にすることなく突き進んでいく様子、裏表なく過度に真面目なところ等から成瀬にはASDの傾向が伺える。
中学時代はその変わった言動に周囲から嫌がらせを受けることもあったが、成瀬には強い信念と自己肯定感があり、何よりも周りに両親や島崎といった良き理解者がいてくれたことによって、彼女の持ち味はどんどん磨かれ、苦手な部分は島崎のサポートもあり、変に捻くれたり拗らせることもなく真っ直ぐ成長していけたのだと思った。
滋賀 -
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成瀬シリーズの宮島未奈さんの作品とのことで、読んでみました。
平安部。
聞いたことのない部活名。笑
そして、この表紙のイラスト。
これだけでも、青春を感じさせるストーリーであることが察せられます。
学生時代の部活って、人間関係を構築する上で重要な要素ですよね。
クラスメイトには、価値観も趣味趣向も合わない人がいるけれど、部活には「同じ目的」がある。
だからこそ、自然と似た価値観や趣味趣向を持つ人たちが集まりやすいのだと思います。
しかも、共通の目的があることで、「会話がなくて気まずい……」みたいなことも起こりにくいじゃないですか。
この小説を読んで強く思ったのは、
「自分の居場