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亡くなった父親の酒屋を継いだ30歳の英介は、商売への向上心もなく、なんとなく毎日を送っている。そこに現れたのは、久しぶりに地元に帰ってきた、腐れ縁の悪友・光司。光司に誘われ英介は、子どものころに近所の陵泉寺に埋めたという高価なポケモンカードを掘り起こすことに。偵察のため、陵泉寺で開かれている〈寺マルシェ〉を訪れると、ギャルメイクで法話を行う尼僧を見つける。それは実家の陵泉寺で副住職を務める、元同級生の真実子だった。かつての優等生の面影のない姿に呆気にとられる英介の傍ら、光司は真実子を〈ギャル僧〉として売り出して金儲けすることを思いつき――!?
読めばきっと元気がもらえる、大人になりきれない大人たちの青春譚!
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Posted by ブクログ
本のタイトルになっているギャル僧侶真美子は見た目のインパクトがあるのに加え、副住職として境内でマルシェをしたり説法をしたりと寺の運営を着実に行うことができるしっかりもの。
その幼馴染の光司はガキ大将がそのままおとなになった、近くにいれば迷惑だが離れれば気になってくるようなかわいいやつ。
しかし、この小説の本当の主人公は二人の幼馴染であり物語の語り手である英介です。
英介のつっこみがあるから真美子も光司もおもしろキャラが際立ってくるところもあります。この小説の面白さは二人に触発された英介がだんだん変化していくところだと思います。
最初から最後までおもしろい真美子と光司、そして成長する英介の対比がたのしい小説です。
朝から用事の合間に読み始めて夕方には読み終わりました。読後の爽快感を感じながら、こうゆう小説もたまにはいいよねと思いました。
成瀬シリーズの呪縛から逃れて楽しい小説を書き続けてほしいです。成瀬あかりは奇跡的に生まれたキャラですので。
Posted by ブクログ
これは...ちょっと法話聴きたくなる。ギャル尼僧が何を話すのか興味がある。とは言え、真実子は学生の頃は優秀だったし、法話ももちろんしっかりしたものであり、ギャルっぽい喋り方もしない。でもギャルらしく明るい性格であり、ファンがたくさんいるのも頷ける。令和のギャルではなく平成のギャルというところが良い(笑)
ここまで何回「ギャル」って言ったか分からないけど、「ギャル」って何を持ってそう言われるんだろうと思った。やっぱり見た目かな?明るい髪色、ネイルなどが、ギャルと言わしめるものなのか。
真実子はギャルになった理由もしっかりしていたが、ギャルになることで内面も明るくなっているように感じた。これが外見から入るということか(違う)。
なんとなく生きていた英介が、真実子と会ってどんどん変わっていくのも楽しかった。英介は根本的には優しい人なんだと思う。光司の面倒な頼みもなんだかんだ聴くし。
まさか光司が占いを始め、まみたんシールが販売されると思わなかった。インスタやマルシェなど今の時代っぽい用語が出てくるのも新しい。
筆者の作品は相変わらず勢いのある登場人物が出てくるなぁ。こういう生命力ある人の話は、読んでて面白いので好きだ。
Posted by ブクログ
6冊目の宮島未奈さん。
父親が亡くなり、杉本酒店を継いだ30歳の英介。特にやる気があるわけでもなく、なんとなく日々を過ごしていたところ、腐れ縁の悪友・勝山光司から強引に誘われ、子どもの頃に埋めた高価なポケモンカードを掘り起こすことに…。
タイトルにあるギャルとは、ポケモンカードを埋めた陵泉寺の副住職を務めるまみたん。元同級生でかつては優等生だった片倉真実子がなぜギャルに?
まみたんが主人公なのかと思いきや…『婚活マエストロ』方式でした。真実子の法話はとても素敵なんだけれど、ギャルのキャラがちょっと薄くてなんだかもったいなかったかな。
成瀬ほどのインパクトはないんですが、私は結構好きでした。
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