鈴木博毅のレビュー一覧
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戦略について書かれた30もの歴史的名著をコンサルタントの著者が解説した一冊。
孫子や君主論などの戦争の戦略からドラッカーやコトラーといった方が提唱するビジネス上の戦略まで歴史的名著と言われる著書についてエッセンスが実際の企業の実例をもとに書かれており勉強になりました。リーダーシップ、実行力、目標達成、フレームワーク、マネジメントなどのカテゴリーに分けられており、ビジネスには欠かすことのできない知識を本書から得ることができました。
ただ、各紹介末にポイントなどが整理されていると理解が捗るだろうとは感じました。
名称だけ知っている著書も多くあって本書での解説で概要がわかったものも多く、競合他社 -
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横山光輝の三国志にハマった人は数多くいるとは思う。その乱世のなかで起きたそれぞれの興亡は何が原因だったのか、そこかは学ぶ教訓は何なのか、現代に通じる処世術は何なのかを説く。
個人的に手本としたいキャラクターは本人の力より周囲の力を上手く呼び集めた劉備。この人物は「六韜」と呼ばれる兵法書に精通していた。内容は
1.民を愛する君主となることが基本戦略
2.人の心を掴み、敵国の王を油断させる
(謙虚に振る舞い信頼を勝ち得て、ひっくり返す)
3.必要だとわかったことを迷わず実行する
4.質素に振る舞い、ときに凡人のふりをする
5.天下を独り占めしない者が王となる
...この兵法書読みたい。
その他に -
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ネタバレKYと言われないように、人は空気を読んで行動しようとする。裏を返せば、空気を上手く作れれば、人の行動を誘導することができるということ。残念ながら世の中には、そうした原理を理解した上で、人を自分本位に誘導しようとするシーンが多数ある。空気が持つパワーと、その誘導法を理解し、その手の誘導に引っ掛からずに、空気を入れ替えていく術を紹介した一冊。なかなか興味深かったです。
・空気を操る4つの手法と対策
①問いの投げ方で議論を誘導する
・人は質問されると、そのことに意識が向き、その問いに対する空白を一生懸命に埋めることに注力する習性がある。
・しかし、その問いかけが全てではないはず。もっと重要な問い -
Posted by ブクログ
戦争での戦略をアナロジーにして、ビジネスでの戦略を記した本。
個々の戦争を章立てで取り上げて、各戦略を列挙している点で、深みはそれほどないものの短編で読める点が良い。また戦争とビジネスを戦略という点で絡めた視点が真新しかった。
主には、小勢力がいかにして大勢力に打ち勝ち勢力を伸ばしていくか(ビジネスだと、ベンチャーがいかにして大企業に打ち勝つか)に関して以下のポイントを元に書かれている
①局所戦での勝利
あらゆる集団は、まず限定的な場面で勝利を収めるための、局所優位を生み出せる力を手に入れようとしてきた
②強みの活用法
自軍の強みを最大限発揮する条件を整え、逆に相手の強みを潰す、発揮させ -
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ネタバレ歴史上の戦争・戦闘の勝者と敗者を分けたものとは何か?
古代のスパルタやマケドニア、カルタゴ、ローマから、中国、モンゴル、日本の戦国時代、植民地戦争、フランス革命、日清、日露、第一次・第二次世界大戦、朝鮮、ベトナム、湾岸戦争まで。指揮官の戦略をビジネスに活用することが意図されている。勝者の条件は、おわりにの章で、「局所優位」「活用法」「翻訳力」「目標」の4つに要約されており、特に目標として「世界を変える」意識を備えることの重要性が指摘される。
確かに征服者、世界的な勝利者となるためには、現状維持の意識では成果につながらないことは理解できる。しかし、勝敗の結果として、不幸を生み出すような勝負は避け