鈴木博毅のレビュー一覧
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●「孫子」を貫く5つの要素
1)大きな勝利は90%があなた以外の要素で決まる。
2)相手に実力を発揮させない方法
3)敗北者の行動には共通点がある。それを避けるべし。
4)兵を本気で戦わせて200%の実力を発揮させる。
5)戦うことではなく、勝つことが最終目標である。
●弱い自分から、全力を引き出すために
人間は弱い生き物。なぜ失敗するかと言えば、自分が強い前提で動くから。弱い自分に勝つ方法は2つ
1)自らを窮地に立たせること
2)追い込まれる前に全力を出す習慣をつけること
●全体の8割は常に負け組である。
パレートの法則:全体の中で優れているのは常に2割。自分がいま、立っている -
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古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則2014/8/29
鈴木 博毅
著者はビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consilting代表。著書に「超入門、失敗の本質」「企業変革入門」等多数。
本書は、孫子からナポレオン、ランチェスター、ポーター、ドラッカー、コトラー、クリステンセンまで、人類の3000年の歴史で培われた主要戦略、戦略コンセプトのエッセンスを一気通貫に読めるようまとめられている。構成は以下の10章から成る。
①勝敗を分けるリーダーシップ戦略
②戦況を決定づける軍事戦略
③生産力を最大化する効率化戦略
④組織の限界を突破 -
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ネタバレ福沢諭吉の学問のすすめの解説本。
今更ながら福沢諭吉の俯瞰性と視点の高さに感心。
本書は自己変革と日本革新のための最高の武器
日本の組織的文化は型の習慣を重視し,勝負のルールを変えるイノベーションが苦手
社会の輝きが失われつつあるとき,実は新たな豊かさを発見するチャンスが訪れる
天は富貴を人に与えず,人の働きに与える
良い政府の実現には日本人がまず賢くなるべきであり,学問は日本文明をより高いレベルに引き上げるためにある
国民一人一人が国の文明を支える当事者意識を持つことが原動力
危機を自らの問題と捉える当事者意識を持つ人間が多いほど,集団より高い問題解決力をもつ
権威よりも新しく効果的な学習 -
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この本は古代から現代まで多くの有名人によって語られてきた戦略について解説されています。現代ではビジネスに有効なのが戦略ですが、以前は戦争において勝つために必要なものでした。
現在のビジネス戦略を解説してある本も、古代の戦争に勝つ戦略を応用したものが多いと感じていますので、この本を読むことで、30もの戦略を概観することができて良かったです。
このような本に出合うと本を読めることのメリットを感じます。著者の鈴木氏はこの本を完成させるために数十冊の本を読んで、それらのエッセンスを私達に提供してくれています。彼の苦労に感謝しながら、私は楽しく、そしてためになる本を読むことができ大変充実したひと時で -
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孫子の兵法についてというより、
経営戦略についての本。
経営戦略に「孫子の兵法」がそのまま活きるということ。
自分も詳しくなかったが、確かにビジネス上にも使えそうな
考え方がいくつも載っていた。
戦争もビジネスも根本的な考え方は一緒で、
どちらも如何にして確実に勝つか?
また、如何にして被害を最小に食い留めるか?
に尽きる。(極端にいうと、どうやって楽して勝つか?)
どちらも攻勢をかける前に、よく自分・相手を知ることが大事。
【参考になったこと】
・大きな勝利は90%が自分以外の要素で決まる
「まず勝ってのちに戦う」
「戦上手は、勝敗の要因を勢いの作用に求めて兵士個々人の
戦闘 -
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ネタバレチェック項目6箇所。●空気をどう読めばいいのか知りたい人、●空気を読みすぎる息苦しさから解放されたい人、●職場や人間関係、恋愛の場面での重苦しい空気を動かしたい人、このような人たちのために本書は書かれていますが、「空気」に隠された謎も、できれば皆さんと一緒に解明すべく、解説を進めていきたいと思います。精神的に追い込まれるような困難を体験しているとき、人は食べ物がのどを通らなくなるものです、しかし、「だからこそ」食べることが何より大切であり、無理にでも食べろとまで指摘しています。会社の業績悪化で、多くの職場は「空気」がどんどん悪くなります、権限を持った人たちが、社員の仕事ぶりを確認するために、何
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学問のすすめを再読したくなった。
本書では明治期の「変革」を現代に押しはめて考えてみよう という本である。
学問のすすめが作られた明治における歴史についても記述があったり、現代の課題の解決への糸口についても記述もあったり、実学を学ぶことができる。
実学に関して、過去、現在、未来を学ぶことが大事であるとし、
過去は学びの視点の多様化、現在は社会問題の解決力を養い、未来への準備を学ぶことが大切であるそう。
現在、日本史の教科書を読んでいるが、意味があるのか考えてしまい、頓挫していたが、何か新しい視点が得られるよう積極的に学ぶ姿勢で読もうと思う。
あと、学問のすすめを再読しようと思う。 -
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実はところどころ違和感があったりもしたのですが、
(たとえば後半で吉田松陰と福沢を同じ切り口から語っている点など)
かなりの「福沢好き」を自認する僕から見ても
「それは持ち上げすぎだだろう」
という部分もあります。
にもかかわらず、「学問のすすめ」の入門書としては秀逸だと思いました。
特に誤解されがちな「実学」について、わかりやすく説明されていて、ここを読めば福沢の言う「実学」が「日常に役立ち自分を高めてくれるスキル」のみをさしているのではないことがわかるはずです。
できれば、この本を読んで、ざっくりと内容が理解できたら、原文にあたってほしいと思います。この本の著者の鈴木さんの言われている -
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著者がある経営者に「『失敗の本質』を読んでみて、ヒントはあると感じるが、具体的にどう自分の会社に活かしていいのか分からない」と言われたことをきっかけに執筆されたそうです。
そのため、『超』と付くとおり、「原作ではこんなことまで言ってないけど?」という点が多々ありますし、ところどころピントがズレてるところもあります。しかし、それは一旦置いておいて、著者が主張したいこと自体はとても勉強になります。
特に、次の点は覚えておきたいと思いました。
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①戦略とは、いかに「目標達成につながる勝利」を選ぶかを考えること。
②勝利につながる「指標」をいかに選ぶかが戦略である。
③局地的戦闘で勝利して