【感想・ネタバレ】「超」入門 学問のすすめのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2013年04月26日

【読書その36】MPSコンサルティング代表の鈴木博毅氏の著書。日本的組織論の名著をわかりやすく現代ビジネスマン向けのエッセンス化した「超入門 失敗の本質」の著書で有名。本書では、福沢諭吉の「学問のすすめ」を現代ビジネスマン向けにこれまでと全く異なる視点で分析・解読している。本書では現代社会を生き抜く...続きを読むための「実学」の重要性を強調しているが、やはり何事もいかに問題意識を持ち、アンテナを張って、自分の人生の中で生かしていくかということに尽きるのではないかと感じた。
「文明論之概略」も含め、再度「学問のすすめ」を読み返してみたい。この前に読んでいた岩瀬大輔氏の著書に続き、今年の読書の中でもトップランクに位置する大きなヒット。

0

Posted by ブクログ 2021年01月03日

福沢諭吉の『学問のすゝめ』と幕末・明治維新期の歴史を通して、時代の転換期を生き抜く知恵を解説した本。

日本の近現代では2度の転換点があります。1度目は幕末、2度目は敗戦です。幕末では明治維新により、敗戦では復興と高度経済成長により、日本は大きく飛躍できました。

停滞している現代日本は幕末や敗戦時...続きを読むと同じような3度目の日本史の転換点と言えるかもしれません。過去2度の転換点と同じように乗り越えていくには、歴史に学ぶ必要があります。

本書は幕末・明治維新の歴史と福沢諭吉の『学問のすゝめ』を通して、転換点を乗り越えるために、明治維新における「成功の本質」を学び、時代の転換期に個人と国家がやるべきことを説いています。

0

Posted by ブクログ 2019年01月04日

『学問のすすめ』をわかりやすく、現代と絡めて説明している本。
説明が非常にわかりやすいのでおすすめの本。

黒船が来航して大混乱の中、半ばやむを得ず鎖国を止めグローバル化した当時の日本の姿と、戦後一気に経済成長はしたものの、新たなグローバル化の波にやられてしまっている現在の日本の姿は皮肉にも同じよう...続きを読むに思える。

鎖国廃止後の日本は明治維新を成し遂げたが、今の日本がこのままではどのような道をたどることになるのかを予想することは簡単な話に思える。

0

Posted by ブクログ 2018年11月12日

福沢諭吉の「学問のすすめ」を単純に現代語訳したものではなく、現在の日本の状況と、諭吉のいた時代の類似性から、今我々が何をしなければならないかを解説している。
章ごとにまとめが書かれていて読みやすい。

0

Posted by ブクログ 2018年04月04日

読み継がれる本には、何か意味がある!
現代的に解釈してみるととても興味深い!140年周期論でいくと、2030年代に大きな変革があるらしい。その20年前には大きくしゃがむ時期が来ると。まさに。。。さあ、この先どうなる「日本」!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年04月12日

福沢諭吉の学問のすすめの解説本。
今更ながら福沢諭吉の俯瞰性と視点の高さに感心。

本書は自己変革と日本革新のための最高の武器
日本の組織的文化は型の習慣を重視し,勝負のルールを変えるイノベーションが苦手
社会の輝きが失われつつあるとき,実は新たな豊かさを発見するチャンスが訪れる
天は富貴を人に与え...続きを読むず,人の働きに与える
良い政府の実現には日本人がまず賢くなるべきであり,学問は日本文明をより高いレベルに引き上げるためにある
国民一人一人が国の文明を支える当事者意識を持つことが原動力
危機を自らの問題と捉える当事者意識を持つ人間が多いほど,集団より高い問題解決力をもつ
権威よりも新しく効果的な学習を積んだ者が勝利する
個人が獲得できる豊かさは固定された量ではなく,その人が社会という環境の中で発見できる能力に比例する
批判ではなく,行動と自己成長に集中する
理想と現実のずれを認識しない者はその差を埋めることができない
現実社会の中で劇的な飛躍はスキル習得よりは「価値を生む新しい視点」獲得で生まれている
信じることには偽りが多く,疑うことには真理が多い(人は何かを信じているとき,多くは偽りを真実いる)
正しい判断の要素は,判断の基準を誤らないこと

0

Posted by ブクログ 2014年02月03日

本書が指摘しているとおり、近代日本の大変革期は、明治維新と戦後日本であることは間違いない。このふたつの時期の共通性を福澤諭吉翁の名著「学問のススメ」を紐解きながら、その著書の本質に迫るアプローチは斬新である。曰く、人的リソースの解放と豊かさの拡大と定義した点はユニークである。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月12日

福沢諭吉の「学問のすすめ」を通して明治期の時代と現代の危機をどうやって乗り越えるかの指南書となっている。

0

Posted by ブクログ 2013年06月05日

今の混沌とした世の中と、開国し明治維新のあったころの日本は確かに似た状況にあるのかも。これを読んで、原本も改めて読みたいと思った。

0

Posted by ブクログ 2013年06月04日

激動の時代だからこそ、価値のある一冊。現代にアレンジされた解釈が参考になります。
個人的には「ええじゃないか」の解釈は神田氏の『2022』の方が好き。

本家『学問のすゝめ』も読んでみたくなりました。

0

Posted by ブクログ 2013年04月27日

学問のすすめを再読したくなった。

本書では明治期の「変革」を現代に押しはめて考えてみよう という本である。

学問のすすめが作られた明治における歴史についても記述があったり、現代の課題の解決への糸口についても記述もあったり、実学を学ぶことができる。

実学に関して、過去、現在、未来を学ぶことが大事...続きを読むであるとし、
過去は学びの視点の多様化、現在は社会問題の解決力を養い、未来への準備を学ぶことが大切であるそう。
現在、日本史の教科書を読んでいるが、意味があるのか考えてしまい、頓挫していたが、何か新しい視点が得られるよう積極的に学ぶ姿勢で読もうと思う。

あと、学問のすすめを再読しようと思う。

0

Posted by ブクログ 2013年04月23日

実はところどころ違和感があったりもしたのですが、
(たとえば後半で吉田松陰と福沢を同じ切り口から語っている点など)
かなりの「福沢好き」を自認する僕から見ても
「それは持ち上げすぎだだろう」
という部分もあります。

にもかかわらず、「学問のすすめ」の入門書としては秀逸だと思いました。
特に誤解され...続きを読むがちな「実学」について、わかりやすく説明されていて、ここを読めば福沢の言う「実学」が「日常に役立ち自分を高めてくれるスキル」のみをさしているのではないことがわかるはずです。

できれば、この本を読んで、ざっくりと内容が理解できたら、原文にあたってほしいと思います。この本の著者の鈴木さんの言われていることと、どの点で一致しどこで違う感じを受けたか、それを考えることは、「俯瞰」「相対化」という鈴木さんが言う福沢から学ぶべき大切なポイントを身に着ける一助になると思います。

0

Posted by ブクログ 2024年02月28日

私は卒論のテーマが幕末明治維新の遣欧使節団だったこともあり、福澤諭吉関係の本は何度か読んでいたけれど、まさに今ですね!
明治維新や終戦後のように外的要因から価値観の転換をせざるを得ない状況になっている今読むと、今までよりずっと福澤諭吉の言葉が響きます。

「文明が促す本質的な変化の時代を迎えたときは...続きを読む、社会全体をより良い方向へ導くチャンスでもある、だからこそ、この機会に巡り合うすべての学問を志す人間は、時代が与えた絶好の機会を、最大限に生かす努力をすべきだと諭吉は述べています。」

息子たち、大学の授業がオンラインになり、部活は活動もできないけれど、これも大きなチャンスと捉えて、生かして欲しいな。
私も。

0

Posted by ブクログ 2013年04月13日

訳本を眺めたことはあるものの、あまりにも堅苦しい分かり難い訳で挫折したことがある「学問のすすめ」が解説されている本と言うことで、購入。
『「超」入門失敗の本質』を書いた著者の本だけあって、エッセンスだけを抽出し、現代社会の問題と上手く結びつけている。
もう一度、学問のすすめを読んでみようと思える内容...続きを読む

0

「ビジネス・経済」ランキング