鈴木博毅のレビュー一覧
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タイムリーに響いた本だった。
戦略とは追いかける指標である。という言葉、覚えておこうと思った。リーダーシップのなき組織は本当にきついんだなということもよく分かった。親ガチャとか最近よく言われているが、リーダーガチャも結構社会ではあるあるな気がする。下っ端が頑張るよりもトップが変われば組織は大きく変わるんだということを身をもって感じている最近である。どう考えても現状を打破できないのに何となくやり過ごそうとするリーダーのなんと多いことか、大量採用時代の爺婆が一斉にやめるこの時代、生い先長い我々が老い先短い奴らのしりぬぐいをいつまでやらないといけないんだろう。その場しのぎの一年を過ぎてそそくさやめる -
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ネタバレ「超」入門 失敗の本質
日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
この手の本では異例の52万部を突破だそうです。前から「失敗の本質」を知っていて、読むべき本と思っていたのですが、内容がわかりづらいという評判も聞いていたので二の足を踏んでいました。
先日、twitterでフォローしている糸井重里氏のコメントで面白い旨の記載があったので、早速購入しました。
思っていた通りの内容で、日本の戦略策定の下手さ、経験重視主義、雰囲気に流されるなど、日頃からアメリカ人と日本のお客様との板挟みにあっている経験からしてとても納得のいく内容でした。
現在の日本のビジネスの例を対比させているのも、分かり易 -
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考える力というのは、人が生きていく上で最も大切なものだと僕は思っています。
常に「どうしたらもっと良くなるのか?」と考えながら、日々を過ごしています。
そんな中で、「考える力をもっと鍛えたい」と思い、何か良い本はないかと探していたところ、出会ったのがこの1冊です。
この本は、思考法に関する50冊の本を、要点だけに絞って紹介している“図鑑”のような本。
1冊1冊の内容を深く理解することはできませんが、「今の自分に必要かどうか」を判断するには十分な情報がまとまっています。
たった1冊で、50冊分のエッセンスに触れられるのだから、非常にコスパの高い本だと感じました。
実際に、気になる本も何冊か -
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戦争のことを知らなくても、調べながら読み進められました。
現代が抱えるビジネスの問題や閉塞感と、太平洋戦争で日本軍が負けた戦略(目標達成への方向性)、戦術(具体的な手段や方法)を交えながら解説。
米軍に暗号を解読されていたが、不測の事態に対応できなかったミッドウェー作戦。
「大和なら大丈夫」と言う、希望的観測に支配されていく心理。
(日本軍は奇襲が多く)零戦の性能の高さに開戦当初は圧されていた米軍もレーダーを開発し、2機1組で制空権を握るとマリアナ沖海戦でも一方的に勝利。
レーダーと言う新しい指標(戦略)を放棄(軽視)してしまった日本軍の敗退。
コンティンジェンシー(万が一を想定した計画 -
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・成功している優秀な人を全力でサポートして、共に引き上げてもらえる側になる
・今の世の流れ、行き着く先→相手の立場、なぜ行動すべきか→採用すべき行動プラン
・提言は、必ず「時代の流れ」を取り込んで行うこと。相手にメリットがあれば、さらにあなたの説得力は増す
・人の生活をどう変えるか?のコンセプトを企画することで、開発者もイメージがわき、多くの消費者をひきつけられる
・成功を拡大するには、単なる夢想家から起業家、さらには経営の専門家へと、自己を革新することが不可欠
・自ら競争するのではなく、競争の舞台を作り上げて、いろいろなプレイヤーに参加してもらうことを考えよう(AppleのPlatform) -
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世界史でもマキァヴェリズムは目的のために手段を選ばないことと習ったように記憶してます。
ただ本書を読むとそれほど短絡的なものではなく徹底的に現実をベースにして
いかにリーダーとして振る舞うか
を書き著しているように思います。
失ってはいけないものを守るために学び考え行動する。
究極の自己啓発なのかも知れません。
ここにある
「続けられないことに最初から手を出すな」
という内容にハッとさせられます。
できない約束は最初からすべきではない。
見栄を張っても最後に自滅しては何にもなりません。
「力を愛しあなたの目標を現実化せよ」
権力やお金はそれ自体で悪いものではありません。
いかに使うかです。 -
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■すぐ「行動」にうつす。
常に「行動」が「知識」を上回ること。
多くの偉人が「行動が大事」と言っている。
■組織論
・リーダーは恨みを買わずに恐れられよ(マキャベリ)。
・部下に正しい行動をして欲しければ、まず目標を掲げること。
・リーダーの仕事は管理ではなく、「率いて実行を加速させる」こと。
- 実行につながる質問をぶつける
- 実行の責任所在を明確にする
- 計画と実行の結果をフォローし続ける
・勝利までのロードマップを共有する。
・難しい理論ではなく、「わかりやすいストーリー」で全体像を理解してもらう。
・「定期的な大目標」で組織を刺激する。
■人生論
・生き方を変えられ -
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「どーして政府はコロナ対策でこうも失策を続けて繰り返すのだろう?」、そういう思いから、大東亜戦争時の日本軍が国力の差でなく組織や作戦の選択でどのような失敗を犯してきたのかという名著の要約版を読んだ、名著自体は難解らしいので。
この本をさらにまとめたウェブサイトもあるので、それを繰り返し読んでいただくのもよいが、突き詰めれば、日本人論になってしまう。アメリカが選択した行動との対照が鮮明だからだ。
なので、コンティジェンシープランを合理的に国民に示さず威嚇に用いるだけの政府はこれからもコロナ対策で失策を続けて繰り返すだろうし、政府を批判しても2割打者が急に3割打者に生まれ変わる能力をもってい