魚谷雅彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◎読んだきっかけ
知人に薦められたため。
◎要約
⚪︎ブランドづくりの発想
→心に感じて商品を選んでもらう
→お客様との絆づくりにフォーカス
⚪︎マーケティングで大切なこと
・顧客は見えているか
・現場に足を運んでいるか
・飛び抜けた商品を提供できているか
・最後までやり抜いているか
・人の心を動かしているか
・関係者を巻き込んでいるか
・常識にチャレンジできるか
◎所感
コカ・コーラのマーケティングはBtoCのため、やはり私の行っているBtoBのマーケティングでは当てはまらない部分が見られたが、文中でも「マーケティングは経営そのものである」と見られるように、マーケティングがいかに大切であるかが理解できた。
コカ・コーラでは営業部隊を「マーケティング・オペレーション」と名付けている。マーケティングの現場を担う組織という意味。
BtoBでもマーケティングで良いイメージをブランディングできていれば、営業部隊らも動きやすくなるし、より多くの利用に喜んでもらうことができる。マーケティングにより興味が持てた一冊。 -
Posted by ブクログ
コカコーラで 実績をつくり、
会長までなったにもかかわらず、
コンサルティング会社を設立。コカコーラを退社。
そして、プロの社長職として 資生堂の社長になる。
マーケティングのプロで、
ライオンで マーケティングカンパニーのあり方を学び
人との出会いで、コカコーラのマーケティングを担当する。
そして、次々に実績を出していく。
その手法ややり方について 意外とくわしく書いてあるが
それは マーケティングの物語で、
マーケティングの深い理解をすすめるような話はしていない。
intrinsic valueとは 基本的な価値、そして本質的な価値。
extrinsic valueとは 付帯的な価値。
→エモーション、情緒や感性の価値。→心が動かされる価値。
【extrinsic value】の価値の創造。
が、一番 マーケティングの説明のポイントかな。
ある意味では こむつかしくない物語風になっているので
臨場感があり、なるほどと思わせる。
この人は 話術が うまいのだと思うよ。
でも、なぜ コカコーラのアメリカまで 出世しなかったのかな。
それがわかると思ったが、わからなかった。
この本の文脈で言えば、その当時のコカコーラの本社の人と
波長が合わなかった ということだったかもしれない。
たぶん、かなりの苦渋を飲まされたのではないだろうか。
その上で、こころを動かすマーケティングに対応できるのは
結局 心でしかない。それも 机の上で書いていては、心が通じない。
現場で 対話して ニンゲン観察をして
そこから問題を 引出すことだと言うことですね。
目には目を。口には口を。こころにはこころを。
一生 砂糖水を売っているのか とジョブスが問いかけて、
女の人を美しくしたくなった
と魚谷雅彦がこたえたのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3年間のドコモのブランド・マーケティング変換の軌跡。変革のテキストになっている。
ドコモ変革のテーマ、それは、お客さま指向になることであり、マーケティング発想で考えることであり、それによって、ブランドの再構築をする、というものだった。
ブランドとは、経営そのものであり、誇りであり、モチベーションであり、チームワークの源泉であり、お客様に対する理念の表現である、と。そして、すべてのコンタクトポイントの質と量がそのブランド力を形作るものである、と。
発想を変えた上で、1人1人の仕事の積み重ねが変革を生むものだ。随所に出てくる魚谷さんの実践的巻き込み手法も見逃せない。 -
Posted by ブクログ
日本コカコーラーで数々のヒットを飛ばした魚谷さんの著書。マーケテイングとは、人の心に興味を持ち、相手にいかに感動を与えることを自分の喜びと出来る人がそのことをやり抜く、考え抜く、想い、こだわり、志であると喝破する。マーケティングの技法の本というよりは、その根底に持つべきマインドを教えてくれる一冊。実際に知ってる事例がたくさん出てくるので、あーこの企画はこのようにして生まれたのか!という共感をもって読めます。
以下、参考になった点。
・マーケッターに必用なのは緻密な調査ではない。現場で起きているお客様の行動からくるインスピレーション。コレダ!と直感に来るものがあれば、揺るがずに情熱を持ってスピードをもって推し進める覚悟が必用。
・とがったコンセプトをたたき出す。世にあるベンチマーク製品を改良したような製品は、お客様に感動を与えることは出来ない。
・新製品のプレゼンはA4一枚で提案させる。マーケット分析・説明はいらない。大体のことは知っているのに、そのことに多くの時間、費用を費やすのは無駄。その提案する製品は、何が新しいのか?どんなとがったコンセプトがあるのか?のみを語らせる。そもそもA4一枚で語れないような製品を、お客様にどう端的に伝えられるだろうか?
・プロモーションだけが走ってもだめ。刺激的なプロモーションが先行して、製品の中身が伴わないことに注意が必用。
・会議では一番若い奴から意見を言わせる。トップが話をすると、若手は話が出来なくなる。自分の意見を言うためにその場にいるのだということを分かってもらう。発言が求められることが予めわかっていれば、その場への集中度も全く別物になる。 -
Posted by ブクログ
タイトル通り、『こころを動かすマーケティング』とはどういったものなのかを、著者である日本コカ・コーラ会長(執筆当時。現在は退任。)の魚谷雅彦氏が、自身の経験をもとに執筆した内容。
マーケティング本ですが、マーケティングを学問として説明する内容ではなく、伝えているのはその「マインド」の重要性です。
仕事への向き合い方、周りの巻き込み方、価値のとらえ方、マーケティングに限った話だけではなく、仕事全体に通ずるエッセンスが随所で語られており、とても沁みました。良書だと思います。
もちろん、仕事をしていくに当たり、その基礎となる学問や知識は身に付けておかなければならないこと(プロとして当たり前のこと)なのですが、それだけではこころを動かす仕事はできない、と。どれだけ情熱をもって取り組めるのか。当たり前っちゃ当たり前ですが、成功された方の言葉で見ると説得力があります。また読み返したい本ですね。
もともとは「商品を売る」とはどういうことなのか、を知りたくて興味を持った本ですが、それ以上に得るものが多かったです。ステップアップしたいですね。
最後に、こころに残る抜粋・メモ。
・常に何だろう、何故だろうと考える。24時間感じる、考え続けることが仕事。
・消費者自身がその新しい価値について意識していないことも多い。消費者のニーズだけを探っているだけでは新しい価値を提案すること難しい。
・如何に周りを巻き込むことができるか。巻き込んでいるか。義務ではなく意志をもたせる。
・何が新しい価値か。突き詰める。説明は3分でしろ。一番効果的に伝えろ。歌おうが踊ろうが構わない。 -
Posted by ブクログ
サブタイトルにあるように、コカコーラのブランド価値がどのように作られているかが語られています。
マーケティング関連の書籍と言えば、概念的なものが中心で、具体的事例として挙げられていたとしてもあくまで、新聞や雑誌の情報を纏め上げたものが中心ですが、この書籍では結局マーケティングとは何だ?マーケターは何を考え、どのように行動するべきだということが実際に起こった出来事を通して語られています。
今マーケティングに携わっている方や自社の商品作りにイノベーションを起こしたい 方にとっては、自分事として置き換えて考えることができる書籍だと思います。
マーケティングとは、「人の行動や心理、そういうものに興味を持ち、そこに何かの新しい価値を作っていこうという思いであり、こだわり、志だと思うのです。そこから、人の喜びや楽しさ、便利さ、感動など、人の心を揺さぶり、動かすようなものを考えていきたい、と思う気持ちです。」と語っています。また、優れたマーケターについては「何より現場を好みます。本社に上がってくる売上データよりも、目の前の自動販売機で、あるいは、コンビニのレジで、スーパーで、お客様に買ってもらっていることこそ、原点であり、そのシーンが見たくて、仕事に挑む。」と語っています。
著者は最後に言っています。
「マーケティングは人生そのものだ」、「人をドキドキさせたり、驚かせたり、笑わせたり、感動させたり…。人の心を動かそうと意識しながら日々を過ごしていけたとすれば、それは間違いなく人生を変えると思うのです。」
仕事をしてこんな風に考えることが出来たら世の中の人々みんながもっと幸せになれるだろうなぁと感じました。
凄く勇気をもらいました。