魚谷雅彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コカ・コーラ会長からドコモの特別顧問として、
ドコモのマーケティング戦略を改革したときのリアルストーリー。
僕はあまり意識していなかったけど、
ドコモは一時期お客様から見放され、危機的状況にあったそうな。
そんな中、お客様第一を掲げ、どこも社員の意識を変え、
3年でお客様満足度トップにまで
上り詰めてしまうという変革ストーリー。
実際に起きた話なだけに、とてもリアルです。
この人の本は「こころを動かすマーケティング」で
コカ・コーラの事例を読んで以来ですが、
面白いし、勉強になるし、わかりやすいし、
どれをとっても素晴らしい本だと思います。
今後、この人の本が出れば、中身を見ずに買ってし -
Posted by ブクログ
コカコーラの魚谷さんがドコモの特別顧問としてブランドの建て直しを行ったときのストーリー。
魚谷さんがいつも主張されている「顧客起点マーケティング」を、いかに規模が大きく、歴史がある会社に浸透させたかというエピソードが伺える。
そのキーワードは「インターナルマーケティング」。
一つの目標に向け、社内を一つにまとめる取り組み。
「顧客」の視点から、社員それぞれのレイヤーであるべきドコモの姿を提案させ、実践する。社長自ら各社員に現状のドコモの問題と改善の意気込みについて記した手紙を出す等々の施策を行っている。
真意は顧客起点を旗印に、まずは社員自身が「ドコモ」を愛すること。結果、顧客の目線でやるべき -
Posted by ブクログ
ネタバレあまりに過去の成功体験に縛られていると、自ら変化し、進化することが難しくなってしまう。
組織というものはうまくいっている頂点にあるときから常に次の変革への準備を始めることが必要
その改革の方向を決めるのはいつも「それはお客様起点になっているか?」ということ
ドコモ変革のテーマは、お客様志向になることであり、マーケティング発想で考えることであり、それによるブランドの再構築である。
すべて、お客様から発想し、何をすべきかを考え、それを実現するための施策を考える。
発想の順序を「プッシュ型」から「プル型」へ変えなければいけない。
お客様と接する全ての「コンタクトポイント」の量と質が、ブランド -
Posted by ブクログ
ネタバレ公社体質の残る、「鈍重」な組織に対し、自社のあるべき姿を模索し、社内に浸透させていくことで、顧客満足度1位を獲得するに至るまでの過程を、日本コカコーラで「こころを動かすマーケティング」を実践してきた著者のチャレンジで紹介した良書。
筆者自身、同様の会社で働いており、組織が大きく古い体質が諸悪の根源と思ってきたところがあった。しかし、外部からの力が大きく誘引下とはいえ、NTTドコモという巨大企業の変革が実現できたというのは、大きな励みになった。
本書は
(1)現状を知る
(2)ビジョンを設定する
(3)戦略をつくり実行する
(4)一人ひとりの意識を変える
(5)継続の仕組みをつくる
という5 -
Posted by ブクログ
元日本コカコーラ社長が、NTTドコモの特別顧問としてマーケティング改革を推進していった3年間の経緯がその本人の手から綴られている。
ドコモの今の赤いロゴに変わったのもこの間の大きな出来事だったんですね。
本の章立ては、次の通り。基本的にはこの順番で改革を進めていったというストーリーになっています。こうやって実際に行ったことを整合的に筋立てて語れるところは素晴らしい。
1. 現状を知る
2. ビジョンを設定する
3. 戦略をつくり実行する
4. 一人ひとりの意識を変える
5. 継続の仕組みをつくる
内容としては、「ロイヤルティ・マーケティング」や「カスタマ・エンゲージメント( -
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Posted by ブクログ
ネタバレ魚谷さんの本はおもしろい。ストーリー性があって、全ページ読みたくなる。
それを我慢して、パラ読みして終了。
外向けのマーケティングであれば、下記の一冊がオススメ
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
■勉強になったポイント
p.91
ポジショニングの分解要素
ターゲット
ビジネスドメイン
提供価値(差別化ポイント)
それらを信じる根拠
p.116
これからのコアターゲットは誰か
p.181
インターナルマーケティング
社員との関係をよりパーソナルなものに
p.265
何を目指すのかはっきりとし、
それが納得のいくものであれば、
大きなパワーが -
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