作品一覧 2024/04/24更新 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 続巻入荷 試し読み フォロー 会社は変われる! ドコモ1000日の挑戦 試し読み フォロー こころを動かすマーケティング 試し読み フォロー Net Positive ネットポジティブ 「与える>奪う」で地球に貢献する会社 試し読み フォロー 100年先を見据えて挑戦し続ける会社をつくる(インタビュー) 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 魚谷雅彦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー こころを動かすマーケティング 魚谷雅彦 顧客の多くが女性である化粧品メーカー「資生堂」で、社長に就任後、魚谷さんは業績を飛躍的に向上させた。男性であり、化粧品メーカーで働いた経験も無い魚谷さんに、なぜこんなことができるのだろうか。私は経営者としての彼の手腕に感動すると同時に、彼のこれまでの経験や、培ってきた考え方に対して、強い興味を抱いた...続きを読む。それが本書を手に取ったきっかけだった。 本書を読み、私は魚谷さんの強さが「いついかなるときも、お客様抜きで物事を判断・実践しない」姿勢にあると考えた。「そんなのは、経営者として当たり前のことだ」と言う人も居るだろう。確かに、日本の企業では「お客様第一主義」という言葉がよく使われる。だが、販売の最前線に立つ営業から、企画、生産、開発、経営まで、組織に所属する一人一人が、それぞれの立場で「お客様第一主義」を実践できるようにするのは、並大抵のことではない。大きな組織で、たくさんの社員を抱えているのであれば尚更だ。 果たして自社の営業や、その他の社員たちは、自分の仕事の目的を人に語ることができるだろうか。自分の仕事が、どのような価値をお客様に提供し、どうやってお客様を幸せにしているか、具体的に語ることができるだろうか。それができないということは、現場を理解できていない、つまりお客様を知らないということであり、お客様のための仕事ができていないということなのだと思う。 魚谷さんは経営者として、会社全体で「お客様起点」のビジネスを実践できるようにするためならば、組織の改革も辞さない。ときには自ら販売の最前線に乗り込み、営業を始めとする社員や、お客様と直接対話して、その心の内を知ろうとする。世界中の誰もが知るグローバル企業の日本支部で、トップに君臨する人だ。部下に命じれば、いくらでも市場の情報は上がってくるだろうし、自らプロジェクトのメンバーに加わらずとも、人手はあるはずだ。だが、魚谷さんは自ら腕まくりしてプロジェクトに参加し、お客様が心から喜ぶ新しい価値を、何としても世に送り出そうとする。 「成功している企業は、組織全体・社員全員が、お客様の方を向いている」という旨のことが、本書には書いてある。シンプルだが、これこそ時流に左右されない究極の経営哲学だと感じる。 お客様は、みんな「人」だ。AIやロボットがどれだけ企業に入り込もうと、「人」の気持ちを心から理解し、価値を創造し、提供できるのは「人」だけだと感じる。企業が利益の大元をつくり出すためには、やはり「人」の力が欠かせないと確信した。 20代のうちに、本書に出会えて良かった。これからは、自分自身の発想や行動が常に「お客様起点」になっているかどうかを考え、働いていこうと決めた。 Posted by ブクログ Net Positive ネットポジティブ 「与える>奪う」で地球に貢献する会社 ポール・ポルマン / アンドリュー・ウィンストン / 三木俊哉 / 魚谷雅彦 読み応えがありますが、強い一貫性が発揮されており、多くの内容に共感出来ました。自分自身は出来る範囲で同じようなパーパスを意識してやっていこうと思います。 Posted by ブクログ こころを動かすマーケティング 魚谷雅彦 社会人になりたての人に仕事って?という観点としても素晴らしい。ぐっと来るものがあった。 マーケティングを学ぶ上では、そもそも何のためにマーケティングがあるのか、その言葉を実行するとはどういうことかがとてもよく伝わってきた。ペルソナとか机上の言葉がリアルを持って伝わってくる。 マーケティングの手法を学...続きを読むぼうとすると、合わないかもしれないが、マーケティングの本質を学ぶには良い本。 Posted by ブクログ 会社は変われる! ドコモ1000日の挑戦 魚谷雅彦 具体的な経験を用いて、巨大企業ドコモのマーケティング戦略(ひいては会社の経営戦略)を変えてきたのが実話をふんだんに取り込みながら説明していて非常に興味深い。 これを特別顧問という立場から支えたのが、外資系企業であるコカコーラの会長というのも興味深い。 マーケティングというと営業戦略の一環とかプロモ...続きを読むーションという意味合いが強く感じられるが、このケースのように経営戦略との整合性や組織の在り方、全社での取り組み、ブランディングというところまで考えないと成立しないというのは確かに納得。マーケティングの考え方で非常に参考になる一冊で貴重なケース。 Posted by ブクログ こころを動かすマーケティング 魚谷雅彦 マーケティングとは何かが分かりやすく書かれている。 著者が日本コカ・コーラの偉いさんだったということで内容にも親近感が湧く。 仕事は、机に向かってだけするものではない。朝から晩まで、すべての時間が仕事の時間だ。たとえば朝、電車に乗ったとき、昼、ランチを食べに行ったとき、休日に家族と出かけるときもそ...続きを読むれこそ夜、眠りに就くまで徹底的に人を観察する。電車の中では前に座る人をよく見てみろ。マンガを読んでいる人、新聞を読んでいる人、眠っている人・・・。この人たちは、どんな人なんだろう。なぜ、こうしているのだろう。次にどうするんだろう・・・。常に問題意識を持って考えろ。トイレに入った時も考えておけ。 Posted by ブクログ 魚谷雅彦のレビューをもっと見る