鈴木立哉のレビュー一覧

  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    以前から読みたかった書籍。大変、興味深かった。
    特定の技術や専門分野を持たず、やりがいだけを求めて、これまで仕事をしてきた自分が、このような組織体系に身を置くと、どのように変化するのか、試したい思いがある。

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    2020年12月15日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    組織を生命体として例える。生命体の進化は脳が「進化しよう」として進化するのではない。さまざまな部位での受容器官が感知する情報で即座にその部位が変わることによって起こる連続的な、しかも同時多発的な変化の積み上げによって起こるのだということ。組織もそうあるべきである。。この本を読んでそんなことがイメージされた。

    何かあれば人は対処するはずだと共に働く人を信じること。自主経営、ホールネス、存在目的。。一度自分たちの組織でも問いたい。

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    2020年11月29日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    ・営利企業の目的は、利益の最大化ではなく、私たちの生活を向上させ、ステークホルダーにとっての価値を創り出すこと―社会価値の創造
    ・自社の存在目的とコアバリューがコンシャスカンパニーの中核をなす
    ・目的、ミッション、ビジョンの三つを明確に区別する。目的とは自分が世界をどう良くしたいのかを語ること。使命とはその目的を実現するために実行されるべき中核的な戦略のこと。ビジョンとは、自分たちの目的があらかた実現した暁に世界がどのように見えているのか、という生き生きとした想像上の概念または光景
    ・幸福とは、追い求めるものではなく、意味と目的のある人生を送った結果として得られるものだ(フランクル『夜と霧』)

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    2018年11月04日
  • Q思考

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    なぜ? もし~だったら? どうすれば?
    How might we?どうすればできそうか?

    以下、抜粋。
    「なぜ」を5回繰り返せ
    「問題」に近づけ。遠くから問うことを考えると間違った問いを発し、間違った答えにたどりつく。
    質問すことはリスクをともなうが臆するな。(しかし、仕事上では「そもそも何の意味が?」は聞きづらい)
    「旗を立てるためではなく、挑戦を受け入れ、空気を楽しみ、景色を眺めるために山を登りなさい。世界が君たちを見るためではなく、君たちが世界を見るために登りなさい」

    最後に
    「自分を描く1文はなに?」

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    2017年06月02日
  • Q思考

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    ネタバレ

    イノベーションのために質問がいかに重要なのか。インターネットを通じて世界中の情報とつながり、すぐに答えにアクセスできる現在では、知識を記憶しておくこと以上に、常識や既成概念にとらわれずに「なぜ?そうなのか?」「もし?~だったら?」「どうすれば?」の順番で正しい質問をし、周囲の反対にめげることなく、助けになる仲間を巻き込みながら、実験といってもよい試行錯誤に着手することが重要であることが述べられている。
    美しい質問を目指して、自分の本質が関心を寄せるものかどうかを見極めて、時間をかけて繰り返し考え続けることの大切さも教えてもらえた。
    質問の天才ともいえる幼児が持ち上げられているが、幼児には実験へ

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    2016年09月08日
  • Q思考

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    タイトルに別名をつけるとすれば、「"?"のチカラ」とつけたい。読み終えた後に、答えを見つけにいくのではなく、問いを探しに行く旅に出たいという気持ちになる。

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    2016年07月11日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    メドトロニックの成功の証拠は、時価総額が11億ドルから600億ドルになった事ではなく、健康を回復し、満たされた人生を取り戻した人の数が、30万人から1,000万人に増えた事。



    フリードマンの哲学に従い、株式保有期間が平均8年から6ヶ月と短くなった。



    経済学者にとっては、フリードマンの言う株主価値のほうがはるかに単純で計算しやすく測定も容易だが、これでは会社の健康度、戦略の有効性、投資の利点、顧客満足度、社員の業務に対する取り組みの度合いや会社への愛着心と言った、長期的で持続可能な価値に影響を与える様々な要素を表示できない。



    コンシャスカンパニーとは、

    主要ステークホルダー全

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    2015年05月20日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    読み始める。
    これだけの大作を読むには、時間がたっぷり
    ある時でないと 途中で挫折する。
    という予感がある。

    清明節と言う時期に読むのは
    また、心が 洗われる気が する。

    資本主義が 批判的な意見で 埋め尽くされるのはなぜか。
    資本主義によって、世界は 大きく変化したのではないか。
    その変化を さらに押し進めることではないか。

    150年前まで 奴隷制度があった。
    100年前まで 女子には選挙権、参政権がなかった。
    75年前まで 植民地主義があった。
    50年前まで 人種隔離がひとつの生活様式だった。
    40年前まで 環境問題の存在があっても気にしていなかった。
    25年前まで 『共産主義』の国

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    2015年04月08日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    [ここが、次の槍頭]米欧日が減速する中で、次の世界経済の牽引役として、注目を集めた中国やインドをはじめとする新興諸国。ときに一括りにされて語られてしまう各国の経済を現実的な視点から眺め、次のブレイクアウト(注:本書では勃興、興隆を指す言葉として使用)を果たすのはどこかを見定めた一冊です。著者は、モルガン・スタンレーで新興市場とグローバルマクロの責任者を務めたルチル・シャルマ。訳者は、金融関係の書籍を多数翻訳されている鈴木立哉。


    上記の2か国や「アジアの虎」に数えられる韓国や台湾、そしてロシアやブラジルといったメジャーどころだけでなく、スリランカやナイジェリアといった国々にまで視点が広げられ

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    2015年03月07日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    モルガンスタンレーのプロの投資家による、次の新興国になる国の分析論である。といっても、投資に興味をもっていなくても、BRICSや他の新興国候補と呼ばれる国がどのような状態なのかを知るにはとっても良い本である。
    まずはBRICSに代表される、ブラジル、ロシア、インド、中国やそれに続く35カ国程度の分析がされている。国民所得、輸出品に含まれるコモディティの割合、制度、国民性などの観点から解説されるが、著者自身がその国に足を運び肌で感じてきたことをまとめているため、非常に説得力がある。特に現在の国民性や制度がその国の歴史からも説明されており、読み物としても飽きさせないところが良い。

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    2013年04月07日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    スゲー読みやすい上に・・・
    スゲー面白い上に・・・
    世間様で言われてるのと違う世界が見えてくる・・・

    BRICsの時代は終わった・・・
    かもね・・・
    少なくとも株価見ている分にはもうブームは終わってるよね・・・
    そして・・・
    新興国なら何でもかんでも成長する・・・
    何でもかんでも上昇する・・・
    という時代ももう終わった・・・
    そう・・・
    新興国がドンドン先進国にキャッチアップしていく・・・
    先進国と同じになるなんて・・・
    幻想だよ、と・・・
    この10年間が異常だっただけで・・・
    世界が変わったんではないのだよ、と・・・
    まずここ大事・・・

    そう、だから、『

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    2013年04月03日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    読み応えがある。
    ティール組織の状態がどんな性質を持っているのかは、理解できた。実践というところのハードさも。
    人間の根源的な部分の理解が必要。
    従業員/法人の経営的な部分というよりは、人間/法人の存在意義に焦点を当てた組織形態。
    人間自身の進化の歴史や生態系など、もういっぽ俯瞰した視点を持てると、もっと理解が深まると思った。

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    2025年03月02日
  • Q思考

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    シンプルな問いが注目される機会が非常に増えていると感じている。複雑すぎる現代にこそ、何か積み上げ過ぎた土台を壊すようなシンプルな問いが時に必要となるんだろうと思う。

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    2025年01月02日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    新しい組織形態に関する本。VUCAという言葉はなかったですが、こういう時代に適した組織形態なのだろうか。ティール組織で運営されている企業について書かれた日本語の本が少ないため、掘り下げにくい感じがする。ティール組織の課題をはっきり示している点が好印象。最後は飛躍しているけど、まとめてほしかったかな。再読してさらに魅力を追及したい。

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    2024年05月13日
  • ベンチャーキャピタル全史

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    アメリカにおけるベンチャーキャピタルの歴史が網羅されている書籍。VCに馴染みがない人には読むのが一苦労なので、興味を持った段階で読むのが良い。(軽い興味だと少し重い内容かもしれない)
    捕鯨業からの歴史であることは読む前は全く知らなかったが、そういう意味でもマクロ視点で見れる良書

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    2024年05月04日
  • フリーダム・インク――「自由な組織」成功と失敗の本質

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    自由な組織は、組織のあらゆる人を信頼し、経営者も新入社員も同じ人として接する文化が根底にある。

    世の中一般ではピラミッド型組織で経験を積んでいる人が多いため、どうしても官僚的な文化が蔓延してしまう。

    自由な組織は経営者のあり方と思想に大きく左右され、経営者が交替したあとに文化が継続しなくなった事例も書かれていた。

    人の意識が変わるには時間がかかる。
    しかし、人が本来持つ力を信じ自由な組織が社会に徐々に広がっていくのだろう。

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    2024年04月27日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    おそらく過去に衝動型組織が順応型や達成型を見て「そんな理想論的な組織は実現不可能だ!」と思ったであろう。同じように、現在主流の達成型(一部多元型)組織が見て進化型組織は頭では実現不可能に思えつつ心では理想型であるとも思う。ゆえに実現は可能なのだろうと思う。

    しかしこのティール型組織、非常に実現と運営が難しい。導入はトップの強いリーダーシップや指針が必要だが導入後は自発性を重んじサポート側に周り、社員同士が個々人らしきを発揮し主体性に委ねる。この手前にNETFLIXの人事に関する本を読んでいたがNETFLIXはティールとグリーンの間かもしれない。業績が良いとき、うまく回っているときはいいが、ト

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    2023年10月23日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    本書はモルガン・スタンレーのシャルマ氏による世界各国の見立てで、どの国が今後「ブレイクアウトネーションズ」になるか、すなわち高成長をするかという本です。豊富なデータ分析と、彼自身の現地訪問の経験による感覚の両方が一貫して記載されているので、きわめて説得力があります。ただし他の方も指摘しているように、新興国の発表データをかなり鵜呑みにしている面もあり、もちろんそれを確かめるため現地訪問をしているとは思いますが、若干違和感を感じる面もありました。ただし国を見るときの注意点など多くのキーワードがちりばめられていて有益という印象です。
     またこれはあくまで投資家/債権者の視点であることには留意が必要で

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    2023年04月26日
  • ベンチャーキャピタル全史

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    起業家精神・イノベーションが専門のHBS現職教授の講義録をもとにしたアメリカベンチャーキャピタル史である。この業界に馴染みのない人には少し詳し過ぎて読み通すのは大変かもしれないが、全編を通してキャピタリストや著名企業の生成経緯が詳細に語られ、説明が丁寧であたかも実際に教室で講義を受けている時の教科書のような懐かしさが漂う、翻訳が滑らかである。歴史を辿った多角的で深い分析は的確であり、VC業の本質を理解するためには出色な良書である。
    通読して感じるのは、VCという業は本当に難しい業であるということ、奇跡的な成功が過度に語られブーム時には誤解する人が続出する、ファイナンスやテクノロジーの知識 実際

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    2023年01月01日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    次世代の組織を紹介する理論書としては最高。
    だが、ティール組織をつくれるのは「CEO、取締役だけ」という主張にはガッカリ。
    『だから僕たちは、組織を変えていける』や『武器としての組織心理学』も合わせて読んで
    理論としてのティール組織を実装するとまではいかずともティール的な要素を取り入れられるようにしていきたい。

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    2022年12月05日