鈴木立哉のレビュー一覧
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組織を生命体として例える。生命体の進化は脳が「進化しよう」として進化するのではない。さまざまな部位での受容器官が感知する情報で即座にその部位が変わることによって起こる連続的な、しかも同時多発的な変化の積み上げによって起こるのだということ。組織もそうあるべきである。。この本を読んでそんなことがイメージ...続きを読むPosted by ブクログ
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・営利企業の目的は、利益の最大化ではなく、私たちの生活を向上させ、ステークホルダーにとっての価値を創り出すこと―社会価値の創造
・自社の存在目的とコアバリューがコンシャスカンパニーの中核をなす
・目的、ミッション、ビジョンの三つを明確に区別する。目的とは自分が世界をどう良くしたいのかを語ること。使命...続きを読むPosted by ブクログ -
なぜ? もし~だったら? どうすれば?
How might we?どうすればできそうか?
以下、抜粋。
「なぜ」を5回繰り返せ
「問題」に近づけ。遠くから問うことを考えると間違った問いを発し、間違った答えにたどりつく。
質問すことはリスクをともなうが臆するな。(しかし、仕事上では「そもそも何の意味...続きを読むPosted by ブクログ -
イノベーションのために質問がいかに重要なのか。インターネットを通じて世界中の情報とつながり、すぐに答えにアクセスできる現在では、知識を記憶しておくこと以上に、常識や既成概念にとらわれずに「なぜ?そうなのか?」「もし?~だったら?」「どうすれば?」の順番で正しい質問をし、周囲の反対にめげることなく、助...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルに別名をつけるとすれば、「"?"のチカラ」とつけたい。読み終えた後に、答えを見つけにいくのではなく、問いを探しに行く旅に出たいという気持ちになる。Posted by ブクログ
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メドトロニックの成功の証拠は、時価総額が11億ドルから600億ドルになった事ではなく、健康を回復し、満たされた人生を取り戻した人の数が、30万人から1,000万人に増えた事。
フリードマンの哲学に従い、株式保有期間が平均8年から6ヶ月と短くなった。
経済学者にとっては、フリードマンの言う...続きを読むPosted by ブクログ -
読み始める。
これだけの大作を読むには、時間がたっぷり
ある時でないと 途中で挫折する。
という予感がある。
清明節と言う時期に読むのは
また、心が 洗われる気が する。
資本主義が 批判的な意見で 埋め尽くされるのはなぜか。
資本主義によって、世界は 大きく変化したのではないか。
その変化を ...続きを読むPosted by ブクログ -
[ここが、次の槍頭]米欧日が減速する中で、次の世界経済の牽引役として、注目を集めた中国やインドをはじめとする新興諸国。ときに一括りにされて語られてしまう各国の経済を現実的な視点から眺め、次のブレイクアウト(注:本書では勃興、興隆を指す言葉として使用)を果たすのはどこかを見定めた一冊です。著者は、モル...続きを読むPosted by ブクログ
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モルガンスタンレーのプロの投資家による、次の新興国になる国の分析論である。といっても、投資に興味をもっていなくても、BRICSや他の新興国候補と呼ばれる国がどのような状態なのかを知るにはとっても良い本である。
まずはBRICSに代表される、ブラジル、ロシア、インド、中国やそれに続く35カ国程度の分析...続きを読むPosted by ブクログ -
スゲー読みやすい上に・・・
スゲー面白い上に・・・
世間様で言われてるのと違う世界が見えてくる・・・
BRICsの時代は終わった・・・
かもね・・・
少なくとも株価見ている分にはもうブームは終わってるよね・・・
そして・・・
新興国なら何でもかんでも成長する・・・
何でもかんでも上...続きを読むPosted by ブクログ -
新しい組織形態に関する本。VUCAという言葉はなかったですが、こういう時代に適した組織形態なのだろうか。ティール組織で運営されている企業について書かれた日本語の本が少ないため、掘り下げにくい感じがする。ティール組織の課題をはっきり示している点が好印象。最後は飛躍しているけど、まとめてほしかったかな。...続きを読むPosted by ブクログ
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アメリカにおけるベンチャーキャピタルの歴史が網羅されている書籍。VCに馴染みがない人には読むのが一苦労なので、興味を持った段階で読むのが良い。(軽い興味だと少し重い内容かもしれない)
捕鯨業からの歴史であることは読む前は全く知らなかったが、そういう意味でもマクロ視点で見れる良書Posted by ブクログ -
自由な組織は、組織のあらゆる人を信頼し、経営者も新入社員も同じ人として接する文化が根底にある。
世の中一般ではピラミッド型組織で経験を積んでいる人が多いため、どうしても官僚的な文化が蔓延してしまう。
自由な組織は経営者のあり方と思想に大きく左右され、経営者が交替したあとに文化が継続しなくなった事...続きを読むPosted by ブクログ -
おそらく過去に衝動型組織が順応型や達成型を見て「そんな理想論的な組織は実現不可能だ!」と思ったであろう。同じように、現在主流の達成型(一部多元型)組織が見て進化型組織は頭では実現不可能に思えつつ心では理想型であるとも思う。ゆえに実現は可能なのだろうと思う。
しかしこのティール型組織、非常に実現と運...続きを読むPosted by ブクログ -
本書はモルガン・スタンレーのシャルマ氏による世界各国の見立てで、どの国が今後「ブレイクアウトネーションズ」になるか、すなわち高成長をするかという本です。豊富なデータ分析と、彼自身の現地訪問の経験による感覚の両方が一貫して記載されているので、きわめて説得力があります。ただし他の方も指摘しているように、...続きを読むPosted by ブクログ
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起業家精神・イノベーションが専門のHBS現職教授の講義録をもとにしたアメリカベンチャーキャピタル史である。この業界に馴染みのない人には少し詳し過ぎて読み通すのは大変かもしれないが、全編を通してキャピタリストや著名企業の生成経緯が詳細に語られ、説明が丁寧であたかも実際に教室で講義を受けている時の教科書...続きを読むPosted by ブクログ
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次世代の組織を紹介する理論書としては最高。
だが、ティール組織をつくれるのは「CEO、取締役だけ」という主張にはガッカリ。
『だから僕たちは、組織を変えていける』や『武器としての組織心理学』も合わせて読んで
理論としてのティール組織を実装するとまではいかずともティール的な要素を取り入れられるようにし...続きを読むPosted by ブクログ -
パラダイムシフトにより働き方の考え方が変わってきているが、本当に効果があるのかは歴史が浅くまだ何とも言えない。
レッド型やオレンジ型が長い年月の中で続いて来たのはそれなりの理由もあるわけで、一概に悪いとは思えない。
ティールの目指す方向性の先にどういう未来が導き出せるのか。働く人の幸せを追求すること...続きを読むPosted by ブクログ -
経済史という観点に立ち返り、過去の出来事や経緯から新たな知見を得ることができる作品といえます。経済に関連する活動の例として過去に様々な事例を掲げていますが、どれも詳しく見れば背景的事象から理にかなった取り組みだと思いました。
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人類は有史以来、様々な組織を形成しながら歩みを進めてきた。少人数の血縁関係から始まり、「神秘的な」部族集団、「衝動型」のギャングのような集団、「順応型」の教会や軍隊のような集団、「達成型」の現代多国籍企業、多様性・平等・文化を重視した「多元的」なコミュニティ。そして、現在さらに一歩進んだ組織形態と...続きを読むPosted by ブクログ