鈴木立哉のレビュー一覧

  • Q思考

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    本書は検索して解決できるという安易に答えを求めがちな現代に対してのある種の警鐘でもある。新しい価値をうみだして模索していくためには問いの中に生き続けることが必要。
    美しい問いを自ら立て、それを考え続ける。美しい問いは、考え方の変化を促してくれる。

    どのような選択肢も裏返すとそれは問いになるので、全ての思考は問いによって促されるのではないか?という問いというか仮説をもっていたために、本書はすごいスッと入ってきた。まず「問う」とはそもそもどのような行為なのか?という問いを考えさせられる。

    そしてそのような問いを自分の中で意識してたてるためには、「知らないことを知る」というメタ認知が必要。何を知

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    2016年09月26日
  • Q思考

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    本質を掴むためにはシンプルな問いこそが不可欠であり、その重要性を本書は伝えている。

    『Qがあり、そしてAがある。』

    日々の日常を送る中、私たちはどうしてもAである答えや解決策の方ばかりに目が行きがちになる。それは、社会がそうさせている側面もあるが、我々自身も問いそのものを疑ってみることから目を背けているのかもしれない。

    だが、少し立ち止まって考えてみてほしい。
    果たして、その問いは正しいのか、必要なのか?

    普段は目に止まらなかった景色や思いもしなかった思考は、その瞬間うっすらと立ち現れてくる。そうして初めて、次へとつながる新たな道も見えてくる。

    答えや解決策を模索するのももちろん楽し

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    2016年07月10日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    自然食品販売大手のホールフーズマーケット社CEOが、短期的な自己利益のみを追求する"傲慢資本主義"に陥ることなく、しかも中長期的に高い成果を出し続ける「コンシャス(意識の高い)カンパニー」の経営手法を解説した指南書。

    著者は「経済合理 vs 社会合理」という二者択一の議論を超えた概念として、「コンシャス・キャピタリズム」を提唱し、それを体現する「コンシャス・カンパニー」は、高潔な「存在目的」を拠り所に、愛や思いやりなどの情緒的要素も備えた「コンシャス・リーダーシップ」や「コンシャス・カルチャー」により、すべてのステークホルダーとの間で相乗効果を生み出し、持続的に成功してい

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    2015年06月08日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    家族全員ホールフーズが好きだ。そこに実践が見られるコンシャスキャピタリズムも良い思想だと思う。経営者と従業員の間にどのような信頼関係とコミュニケーションがあるかが、最も実践に重要なポイントと感じる。

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    2015年05月31日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    ホールフーズがいかにコンシャスなのかを説いている。理念や思想的な面が多く、少し偽善的な、きな臭さを感じる。コンシャス・カンパニーの柱を4つに分けたまでは良いが、その先、理論面でいまいち整理されてないので、わかりづらい。と言いつつ今時の「やさしい会社」について書かれた本として一読に値する。

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    2015年01月13日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    何のために生まれてきたの? (やなせ たかし)「なんのために生まれて なにをして生きるのか」を考えることは個人でも法人でも同じだ。知らなくても生きていけるが知ってるのと知らないのでは天と地ほども違う。一生を自分の心に正直に生きる姿がlead the peopleをうみだす以下引用。

    ーーー
    社会あっての企業なのだ。我々が有限責任会社を設立し、営業ができるのも社会がそれを許しているから
    日々の生活費を得ながらも、何かの一部として
    自分がこの仕事を始めた時の気持ち(日々の生活費を得ながらも、何かの一部として貢献でき、他とは違ったものを創り出し、生きがいのある人生を送れる機会を得られること)
    地球

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    2015年02月16日
  • 世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー

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    米国の自然食品小売企業の創業者が、新しい経営のあり方を説いている。コンシャス・キャピタリズムと称した、企業の利害関係者の全てが恩恵を受ける「ウィンの六乗」を基本的な考え方としている。この概念は将来は人気化するかも知れない。精神論も多いが、「芋虫の話」や「人生で最も重要な日を二つ挙げるとすれれば」など印象に残る意見も多い。

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    2014年11月22日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    近い将来に成長することが見込まれる新興国について、地域ごとに著者が現地で感じたことを織り交ぜながら解説しており、臨場感を感じられる。これまでに関わったことがある国々が論じられていて興味深い。

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    2014年10月06日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    新興国投資をする人は必読。
    経験豊富な運用者がどのように国の判断をしているか、
    現地でどのような視点を持って観察しているかが
    なんとなくつかめる。

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    2013年10月14日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    自分の葦でも稼いでいるところは好感が持てるのだが、韓国に対する評価は違和感がある。
    まだまだ発電所が止まって、電力不足になってしまうような国。
    自分の韓国に対する評価が、発展途上国という認識より少し高いからかもしれないけれど。

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    2013年08月20日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    BRICsをはじめ、これから「突き抜けてくる」と予想される国家の潜在的リスクを総覧的に学べる。 

    人口構成の今後、政権の(実質的)世襲性、所謂、カントリーリスクなどとして、漠然と捉えられている構造上の問題に、実地で得られた情報が付加されている一冊。

    例えば、中国では一人っ子政策の影響から今後10年で働き盛り(34歳~54歳)に達する人口はこれまでの1/18まで激減する。 一方、既にブレイクアウトネーションたるといって過言でない韓国で、資金導入をドライブしているのは、韓国総合株価指数(KOSPI)のビジネストレンドでの正確さに対する信頼感であるという事実。

    他にもアフリカにおける治安の問題

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    2013年07月17日
  • ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国

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    経済学に精通していると得るものもより大きいのかもしれないが、そこに詳しくないため前半部は特に退屈。
    特に行ったことも接点もない国の事を言われても、あまり興味が持てなかった(中国とインドは行った事あったけどそれでも退屈)。ただ、ヨーロッパ、アジア、アフリカといった地域内でも、政治や宗教、紛争等の要素によってその国の経済成長は随分と変わってくるという事が事細かに書かれており、なるほどと思った。
    特に興味深かった内容は韓国の台頭について。経済危機に陥った際の日本は政府が企業に対して救済処置を取ったのに対し、韓国では大幅な企業の再編成を行って来たこと。即ち変化を受け入れる事が出来た事が、今の韓国の強さ

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    2013年05月13日
  • ベンチャーキャピタル全史

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    久し振りにベンチャーキャピタルに関する本を読んだ。こういう本を読むと元気になる。
    SBICやSBIRにも触れられていて少し嬉しい。
    一方でいつまで立ってもベンチャー支援が上手く行かない日本は情けない。
    今度こそと思う。

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    2023年02月11日
  • ベンチャーキャピタル全史

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    購入した本。

    ベンチャーキャピタルの始まりは捕鯨ビジネスだったそう。成功確率は低いが、爆発的な利益が見込めるロングテール型のビジネスモデル。

    VCは超景気敏感産業だそう。

    日本でスタートアップやVC産業を活性化させるためには税制政策と移民政策を改善する必要がある。

    ベンチャーキャピタリストの真似は難しい。模倣しようにも特定の特徴が見出せない。


    歴史的な背景などを学ぶことができた。

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    2023年01月22日
  • Q思考

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    幸せとは、自分で作るもの。結局、自分にしかわからない。どんなときに幸せを感じるか?
    その過程で※問い※を持ち、さまざまなことを試しながら少しずつ、自分の力で獲得していくのだ。

    人生を通して
    『自分は本当に幸せなのか?』
    『どうすればもっと幸せになれる?』
    「自分がなぜそれをしているのか」
    『自分にとって重要なことは何だろう?』
    「自分が輝き、最も生き生きと感じる時間と場所と活動はなんだったか?」
    これらを問い続けることを細々としたタスクよりも、重要としていきたい。

    そして、直近、今の私に大事な問いがこれ。
    「何もしなかったらどうなるだろう?」
    問題から逃げている今、突き刺さる。

    まあ、こ

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    2022年05月01日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    フラットな組織は誰にとって幸せかを考えながら読んだ。組織を成熟させる時間は必要だろうし、評価と給与制度は難解になるだろう。

    数社の日本企業で、中途半端な成果主義や評価制度で働き、ピラミッド型の組織を率いてきたし、今もマネージメントしている。メンバーの時代の方が、窮屈さを感じたこともなかったように思う。

    フラットな組織はメンバーに幸せなのだろうか?マネージャーに幸せなのだろうか?お客様は幸せなのだろうか?

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    2022年02月08日
  • ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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    利益の追求より自社の存在意義を優先させた結果素晴らしい成長率を誇っている、というのは一番理想的。そしてそれを達成している組織はたくさんあるという事実。会社を存続させるためには利益も必要だけど、世の中のためになることで、かつ、組織の特性を活かしたもの、世間から必要とされる存在になるには?という観点をもっと考えたいし、そういう組織が増えて欲しい。

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    2020年11月09日
  • Q思考

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    イントロの内容でだいたい中身は網羅されているのですが、こどものときのいろいろなことに対してなんで?どうして?という感覚を大人になるにつれ失いってしまうが、そういう感覚から新たなアイデアが生まれたり、今まで当たり前でない考えが生まれたりする。

    大学時代に先生から、正しい問いをしなければ正しい答えにはたどり着けないと散々言われた話とつながりました。
    わたしは本文よりたまに載っているコラムの方がおもしろかったです。
    自分にとって重要なこと、自分を見つけるために何をしたい、は少し考えてみたいと思いました。

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    2020年07月11日
  • Q思考

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    この本で書かれてることは極めてシンプル。
    しかしこのシンプルな思考法は、
    「なぜ〜?」問題発見、批判的思考力
    「もし〜だったら〜?」仮説、思考の拡散
    「どうすれば〜?」解決策の提示、行動
    これら3つのフレーズが重要な思考の型になっていて、問題提起から行動につながる一連のプロセスになってる点でどの場面でも使える汎用的なものになっている点で有効だと思える。

    この本で書かれてることは結局はこの思考法に尽きる。これを延々と事例を用いて語られてる点で中盤から終盤にかけてだれてしまう。

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    2020年04月05日
  • Q思考

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    質問力だと思われた内容とちょっと違っていた。
    もっと広い範囲で、なぜ。もし〜だったら?。どうすれば。と問い続けていく姿勢のことを指している。
    イノベーションを起こすための鍵は答えではなく質問、疑問、問いのほうにある。
    キーワードは子供の目を持てということ。

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    2020年01月23日