鈴木立哉のレビュー一覧
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ネタバレ本書は検索して解決できるという安易に答えを求めがちな現代に対してのある種の警鐘でもある。新しい価値をうみだして模索していくためには問いの中に生き続けることが必要。
美しい問いを自ら立て、それを考え続ける。美しい問いは、考え方の変化を促してくれる。
どのような選択肢も裏返すとそれは問いになるので、全ての思考は問いによって促されるのではないか?という問いというか仮説をもっていたために、本書はすごいスッと入ってきた。まず「問う」とはそもそもどのような行為なのか?という問いを考えさせられる。
そしてそのような問いを自分の中で意識してたてるためには、「知らないことを知る」というメタ認知が必要。何を知 -
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本質を掴むためにはシンプルな問いこそが不可欠であり、その重要性を本書は伝えている。
『Qがあり、そしてAがある。』
日々の日常を送る中、私たちはどうしてもAである答えや解決策の方ばかりに目が行きがちになる。それは、社会がそうさせている側面もあるが、我々自身も問いそのものを疑ってみることから目を背けているのかもしれない。
だが、少し立ち止まって考えてみてほしい。
果たして、その問いは正しいのか、必要なのか?
普段は目に止まらなかった景色や思いもしなかった思考は、その瞬間うっすらと立ち現れてくる。そうして初めて、次へとつながる新たな道も見えてくる。
答えや解決策を模索するのももちろん楽し -
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自然食品販売大手のホールフーズマーケット社CEOが、短期的な自己利益のみを追求する"傲慢資本主義"に陥ることなく、しかも中長期的に高い成果を出し続ける「コンシャス(意識の高い)カンパニー」の経営手法を解説した指南書。
著者は「経済合理 vs 社会合理」という二者択一の議論を超えた概念として、「コンシャス・キャピタリズム」を提唱し、それを体現する「コンシャス・カンパニー」は、高潔な「存在目的」を拠り所に、愛や思いやりなどの情緒的要素も備えた「コンシャス・リーダーシップ」や「コンシャス・カルチャー」により、すべてのステークホルダーとの間で相乗効果を生み出し、持続的に成功してい -
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何のために生まれてきたの? (やなせ たかし)「なんのために生まれて なにをして生きるのか」を考えることは個人でも法人でも同じだ。知らなくても生きていけるが知ってるのと知らないのでは天と地ほども違う。一生を自分の心に正直に生きる姿がlead the peopleをうみだす以下引用。
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社会あっての企業なのだ。我々が有限責任会社を設立し、営業ができるのも社会がそれを許しているから
日々の生活費を得ながらも、何かの一部として
自分がこの仕事を始めた時の気持ち(日々の生活費を得ながらも、何かの一部として貢献でき、他とは違ったものを創り出し、生きがいのある人生を送れる機会を得られること)
地球 -
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BRICsをはじめ、これから「突き抜けてくる」と予想される国家の潜在的リスクを総覧的に学べる。
人口構成の今後、政権の(実質的)世襲性、所謂、カントリーリスクなどとして、漠然と捉えられている構造上の問題に、実地で得られた情報が付加されている一冊。
例えば、中国では一人っ子政策の影響から今後10年で働き盛り(34歳~54歳)に達する人口はこれまでの1/18まで激減する。 一方、既にブレイクアウトネーションたるといって過言でない韓国で、資金導入をドライブしているのは、韓国総合株価指数(KOSPI)のビジネストレンドでの正確さに対する信頼感であるという事実。
他にもアフリカにおける治安の問題 -
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経済学に精通していると得るものもより大きいのかもしれないが、そこに詳しくないため前半部は特に退屈。
特に行ったことも接点もない国の事を言われても、あまり興味が持てなかった(中国とインドは行った事あったけどそれでも退屈)。ただ、ヨーロッパ、アジア、アフリカといった地域内でも、政治や宗教、紛争等の要素によってその国の経済成長は随分と変わってくるという事が事細かに書かれており、なるほどと思った。
特に興味深かった内容は韓国の台頭について。経済危機に陥った際の日本は政府が企業に対して救済処置を取ったのに対し、韓国では大幅な企業の再編成を行って来たこと。即ち変化を受け入れる事が出来た事が、今の韓国の強さ -
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ネタバレ幸せとは、自分で作るもの。結局、自分にしかわからない。どんなときに幸せを感じるか?
その過程で※問い※を持ち、さまざまなことを試しながら少しずつ、自分の力で獲得していくのだ。
人生を通して
『自分は本当に幸せなのか?』
『どうすればもっと幸せになれる?』
「自分がなぜそれをしているのか」
『自分にとって重要なことは何だろう?』
「自分が輝き、最も生き生きと感じる時間と場所と活動はなんだったか?」
これらを問い続けることを細々としたタスクよりも、重要としていきたい。
そして、直近、今の私に大事な問いがこれ。
「何もしなかったらどうなるだろう?」
問題から逃げている今、突き刺さる。
まあ、こ -
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