和ヶ原聡司のレビュー一覧
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時系列的には本編2巻後のメインの登場人物それぞれにスポットを当てた短編集。
本編中ではおよそ一年前の出来事と言う事で、これを読んでるとこの一年で一番成長したのは、なにげに漆原だなあと思った(笑)
それにしても、こう言う何か大きな事が起こるでもない日常話が十分面白いのが、やっぱり魔王さまだよなあ。
一番大きな出来事がGさんだったわけだし(笑)
しかも、ラストの一年後のお話との共通項もGさんだとは、うん、Gさん重要(爆)
個人的には相変わらず気苦労の絶えない芦屋には同情を禁じ得ないし、女の子らしくなっていくベルはいい感じだと思う。
さて、SPが2巻続いたこともあり、早く本編の続きが読みたいな -
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本編的には結構前(5巻と6巻の間)の夏休みごろのちょっとした番外編。
いつも通り楽しかった。
場所は違えど真奧はやっぱり働いてますな。
うん、それでこそはたらく魔王さまだ(笑)
ちーちゃんの母屋の農家の広大さとか、初めて登場するおばあちゃんの肝の太さとか、さすがちーちゃんの身内だなあと思ったり。
それにしても、うっかり真奧や恵美に遭遇してしまったクマと泥棒には同情を禁じ得ない。
敵うはずないじゃん!
そしてクマ殺しの異名が付くのが真奧ではなく恵美の方だという事実。
わかってたけど、やっぱり恵美はドジっ子属性だ(笑)
本編はいよいよ最終局面だけど、こんな楽しい日々がまたやってきたらいいのにね -
Posted by ブクログ
前巻ラストでの真奥や恵美の敗退と教会軍の動向から、すわエンテ・イスラで大騒動かと思った今巻だったけど、まったくそんなことはなく、八割方は日本での日常話だった。
いや、これこそ魔王さまだなあと思ったけど(笑)
今巻はあえて言うとち−ちゃんの巻かな。
前巻での木崎店長の異動発覚につづき、今巻ではち−ちゃんがバイトをやめる決心をするという、なんだか魔王さまもちょっといろいろ移り変わる流れだね。
でも、新店長の登場や周りの反応、ちーちゃんの進路の悩みを巡る梨香や木崎店長との会話など、実に丁寧に語られる日常話は、やっぱり魔王さまの魅力だなあと再認識。
それにして、木崎さんにまで真奥のことを突っ込まれて -
Posted by ブクログ
日常に異世界が入り込んだ時の驚きや葛藤や不都合が結構リアルに描かれていて、うん、実に「はたらく魔王さま」の作者の物語らしい。
わりと説明文多めの語り口なんだけど、なぜかでスラスラ読めてしまった。
異世界の名前やら設定やらが、ちょっと魔王さまにかぶるのはご愛嬌かな。
それよりもこの元勇者の子供が……という設定で「世界平和は家族団欒の後で」を思い出してしまったのは、個人的には懐かしいなあ(笑)
物語的には一巻かけて序章が終わった感じ。
異世界に行くこともなかった。
そういう意味では今時の物語としては展開は遅い。
まあ、作者の意図的には異世界でのどんぱちよりもセガレの覚悟を描きたかったのだろう。
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久しぶりの本編な魔王さまは、なんだか経営論も乱れ飛ぶお仕事メインの回だった。
というか、いろんな人が将来について悩む回かな。
それにしても魔王が正社員になるかどうかに世界の命運がかかっているという、いや、なんとも魔王さまらしい展開だ(笑)
そして、まさかの木崎店長の異動決定。
えー!? 唯一異世界関係ない頼れる大人キャラだったのに、木崎さん、ここで一旦(?)さよならですか。
ちょっと寂しいです。
このあとのマグロナルドが不安だ。
もしかして新しい店長と真奥の対決とかあるのかなあ?
いやまあその前に、エンテイスラの大戦なんだろうけど。
魔界に戻った真奥が全く役立たずだったので、不安だあ。
そ -
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ネタバレ 購入済み
アナザーはたらく魔王さま
スピンオフ作品『はたらく魔王さま! ハイスクール!』を基にした作品……こういうのどう言うんだろ? スピンオン? 設定の違いが面白くも大体は予想通りの内容だったけど、書き下ろしでエメラダと鈴乃まで高校に居るのは完全に予想外だったw
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作者自身による2次創作というか、イフ物語というか、パラレルワールドと言うか、まあとにかくそんな話(笑)
ここでは魔王が高校生でちーちゃんと同じ学校に通っているという設定。
いやまあ、全く違和感がないというか、働きはしないけど(笑)紛れもなくはたらく魔王さまだな。
作者が書いてるんだから当たり前か。
初めからこの設定でもいけたんじゃないかと思うけど、やっぱり魔王のバイト成分は必要な気がする。
ちーちゃんの恋的にはこっちの方が色々できそうだけど。
いやまあ、そんなラブコメにはならないか。
この話でいちばん割を食ってるというか情けないというか、何やってるねんというのは、もちろんエミリア(爆)
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Posted by ブクログ
魔王過去編の2巻目。
名前だけはずっと出ていた魔王軍四天王の一人マラコーダの登場。
やっと4人揃ったよ。
内容はかなり盛りだくさん。
マラコーダたちマレブランケ族が戦いを経て魔王の仲間になった話でもあるし、
わがままルシフェルの帰還話でもあるし、
魔王城の獲得話でもあるし、
アルシエルが本気で魔王の腹心になった話でもあるし、
マオウが魔王様になった話でもある。
いやこういう仲間が増えていくお話っていいもんだよね。
ちなみに、あとがきでしきりに女性悪魔の登場を強調してたけど、とりあえず特になんもなかったな(笑)
そういえば、魔王の恋話ってホントないんだよなあ。
だから、ちーちゃんに対する魔王 -
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Posted by ブクログ
本編の後日談だったり前日談だったり、いつもの日常だったりする短編集。
いや、この日常成分満載感は実に魔王さまらしいなあ。
6つの話が入っているけど、なんといっても圧巻は旧き竜と巨神の激突する(?)第5話(笑)
あの木崎店長と対等にやり合う相手がいたとは驚愕だ!
いやあ悪魔も天使も形無しだぜ(うん、文字通りね)
でも、その二人を掌で転がす絶対神がさらに控えているとは!
いやはや、この世界は魔界以上だな。
真奥、頑張って(笑)
それにしても、真奥が世界支配を目指すのと別の意味で、木崎店長も世界を目指しているんだね。
そしてその仲間に真奥が?
いつかそんな未来が待っているんだろう?
見てみたい -
Posted by ブクログ
天界、エンテ・イスラ内でも色々な勢力が動き出していて、結構平和気味な真奥連中の日常もそう長くは続かないのかなってのがちょっと不安材料。
そんな中ちーちゃんに魔の手が・・・・・・。
天使絶対許さねぇ。
こんなヤツらよりちーちゃんの方がよっぽど天使ですよ。
すっかり日本に馴染んでるガブリエルは面白かったが。
天使と人間の差だったり、密かに動いてるライラだったり、生存確認のお恵美のお父さんだったりと、少しずつ謎も解き明かされてきた感。
一気に色々な事を受け止めなくちゃいけなくなった恵美は大変そうだけども。
あとがき読むと、この作家さん凄い真面目な人だなぁって印象を抱く。