和ヶ原聡司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時系列順にいくとこの話は主人公である魔王サタンが勇者エミリアに敗れ、異界へと通じるゲートへと逃げ込み日本に辿りつくところから始まる
日本に辿りつき半年後、魔王はこの世界のルールに従い、ゲートを顕現させる魔力が補えるまでという条件のもと、ファーストフード店でアルバイトをし、生活費を稼いでいた
そんなある日、魔王を追ってゲートを通ってきていたエミリアと遭遇
完全に腑抜けてしまっていた魔王サタンを見てどうしたらいいのかわからない勇者エミリアは何を思ったか現状維持を提案
いったいどうなる魔王!!
ってのがあらすじみたいなものですw
まず読んでみた感想ですが、素直に面白かったです^ ^
多少、設定の穴がありましたが、さほど気にせずに読めます
とにかく読みやすく、2時間くらいで読み終わりました
魔王と勇者の会話も見ていて面白かったし、ギャグもさえていました
ただ、魔王という設定を活かしきれてないなぁと少し惜しい気持ちもあります
曲がりなりにも魔王なんですから、もっと序盤の方で人間の身体や世界のシステムに四苦八苦し、悪に手を染めようとする描写とかが欲しかったです
まぁ楽しめたので次も買うと思います -
Posted by ブクログ
あれ?短編集は初めてでしたっけね?
このスタイルはすごくこの作品にマッチしてて、
ここ最近では一番好きかもしれません。
普段の長編も上手くまとめてらっしゃいますが、
作者のまじめさが中盤を退屈にさせている感がありました。
短編だとそこが解決されるんですね。素晴らしかったです。
まず初っ端の詐欺紛いのお話。
冷や水を浴びせられた様にドキっとするお話。
明日にでも自分の身に起こるかもしれない様なお話。
昔は「そんなん引っかかるわけねーし」と思いながら、
取り立て電話相手に暴言の応酬をしたこともありますが、
意外と泣き寝入りしちゃう人って多いらしいですね…
だからなくならないんだろーな。手を変え品を変え。
若い子の勉強になって良いお話だと思いましたw
猫の話、布団の話。
ぞれぞれにテーマがあって、
安心して読めるのが和ヶ原くおりてぃ。
ちーちゃんの出会いの話もそうですが、
基本的にまとめ方が上手すぎですね。
短編何本かいてもこのクオリティ保てるなら、
基本短編の作家さんになれば良いのにって、
ちょっと思ってしまいましたw
アニメ化も楽しみですね。
これからもがんばってください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、これまで雑誌などに掲載されていた作品をまとめた「短編集」と言うことで、前回の続きは4月発売の8巻へ・・・というところなんだけど、それだったら「さくら荘」とかと同様「6.5」とかでも良かったような気がするけど、相変わらず内容は面白かったので無問題。以下短編ごとに簡易感想を。
「魔王、誠実な商売を改めて決意する」
2巻のラストからの続き。いきなり芦屋が「暇を」とか言い出すものだから、すわ「新展開かっ!?」と思ったら×××でござったという感じ。
――いや。正確にはウルシバカさんの尻ぬぐいのせいで、魔王様がとばっちりを受けたという話なんですが……訪問販売ってほんと、いいイメージがないんですよね。業界はもっと真剣に対応策を練るべきだと思うのは元村だけかな?
「魔王、捨て猫を拾う」
……良くも悪くも「ベタベタな話」を書こうと思った作者の胆力に脱帽。本当にベタベタすぎて、心底ビックリした。
でも、それ相応に面白いから良いんだけどね。つか、つまらなかったら暴れてた。間違いなく。
それを制止した嫁の挿絵は、マジで諭吉さん数十人分払う価値があると思った。まる。
「魔王と勇者、お布団を買いに」
どう見ても夫婦です。本当にありがとうございました。
……いや、ほんと。感想これだけで充分じゃね? と思いつつ「魔王」と「勇者」の微妙な距離や関係を見事に表現したなかなかの秀作。こういう話をきちんと書くから、ファンであることをやめられない。
ただ、もう本編で充分にやっているだけに、そろそろなにか「変化」が欲しいところかな? と少しだけ思ってしまいましたが。
「はたらく女子高生」
書き下ろし。今度は1巻の少し前……千穂がマッグにバイトしに来たきっかけを描いた話。
単なる「前日譚」では終わらず「千穂が女子高生」という基本的な設定を本当に忠実に。そして丁寧に描いた傑作。
特に「進路についての悩み、不安」と言ったものをきちんと作中内で表現、活用しているところは素晴らしい。
同時に、それに対する木崎さんのお言葉もなかなか。
「進路というのは、明日のために今日、何をするか考えることだよ」
・・・確かにその通りなんだけど、それをきちんとした理由と信念を持って話せる大人に元村は会ったことがありません――というのは言い過ぎかな。反省。
また、内容としては非常に素晴らしい反面、いささかマッグ内における労働環境・雰囲気といったものを美化しすぎているように映ってしまったのは気になりましたが。
※ 取材の成果がきちんと盛り込まれている辺りは、毎度のことながら本当に素晴らしい。
まあ木崎さんが店長なら、むしろそうなって当たり前と言うことで納得できるけど、リアルはどうだか・・・最近トップのせいで評判悪いしね。
いずれにせよ、本当に面白かった! 次&アニメも期待大です! -
Posted by ブクログ
「お前ら、銭湯でなにをやっているんぢゃああっっ!?」
と絶叫せずにはいられない(?)第6巻。
前回の騒動を受けて「危険があった場合、速やかに状況を知らせる手段を身につける」ため、概念送受(イデアリンク)の修行を志願。開始した千穂。
一方働き先であるマグロナルドの改装が終わり、通常運転に戻った真奥だが、最近木崎店長の様子がおかしくて――?
前回いろいろあったことを受けて、さらにこの巻でいろいろなことが動き出すという内容なんだけど、うーん。いつもに比べて、なんだかすっきりしない印象を受けてしまいました。
クオリティそのものは相変わらず高くて面白いし、いままで蚊帳の外に置かれていた天使サリエルが本格的に活躍の場を与えられ、さらには隠れファンが多いと噂の木崎店長にもなにやら不振な動きが出てきて俄然興味と関心をかき立てられる面白い作品に仕上がっているのですが、うーん。
決してつまらないわけじゃないし、笑えるところは本当に笑える。
特に銭湯での修行(誤字に非ず)は、冒頭のように絶叫するほど面白かったですし、その後おっ○いのことでエミリアと鈴乃が激しく落胆。目が死んでるP71のイラストには複雑極まりない気持ちも抱かされましたし。
ただ、如何せん突飛な場面が多い上に、読者不在で状況だけがどんどん先に進んでいるからどうしても「?」となってしまう部分が多い。イルオーン然り、千穂が夢で見た内容然り。
何より「全体的にはシリアス調」なので、中高生にはツライかも。
むしろ20代以上の――いや。もっといえば30代以上の人が読む作品になっている感はしています。なまじ木崎さんの言葉が重すぎるが故に。
この辺りは、様々な面において「仕方ない」とは思います。
元々「『仕事』を柱としている部分」がある以上、今回のような流れになるのはある意味必然だとも思いますし、それでも「面白い!」と唸らされるのは「さすが」といわざるをえない。
アニメ化も決定したし、強力にオススメしたい傑作です!