和ヶ原聡司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あれ?短編集は初めてでしたっけね?
このスタイルはすごくこの作品にマッチしてて、
ここ最近では一番好きかもしれません。
普段の長編も上手くまとめてらっしゃいますが、
作者のまじめさが中盤を退屈にさせている感がありました。
短編だとそこが解決されるんですね。素晴らしかったです。
まず初っ端の詐欺紛いのお話。
冷や水を浴びせられた様にドキっとするお話。
明日にでも自分の身に起こるかもしれない様なお話。
昔は「そんなん引っかかるわけねーし」と思いながら、
取り立て電話相手に暴言の応酬をしたこともありますが、
意外と泣き寝入りしちゃう人って多いらしいですね…
だからなくならないんだろーな。手 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、これまで雑誌などに掲載されていた作品をまとめた「短編集」と言うことで、前回の続きは4月発売の8巻へ・・・というところなんだけど、それだったら「さくら荘」とかと同様「6.5」とかでも良かったような気がするけど、相変わらず内容は面白かったので無問題。以下短編ごとに簡易感想を。
「魔王、誠実な商売を改めて決意する」
2巻のラストからの続き。いきなり芦屋が「暇を」とか言い出すものだから、すわ「新展開かっ!?」と思ったら×××でござったという感じ。
――いや。正確にはウルシバカさんの尻ぬぐいのせいで、魔王様がとばっちりを受けたという話なんですが……訪問販売ってほんと、いいイメージがないんです -
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Posted by ブクログ
「お前ら、銭湯でなにをやっているんぢゃああっっ!?」
と絶叫せずにはいられない(?)第6巻。
前回の騒動を受けて「危険があった場合、速やかに状況を知らせる手段を身につける」ため、概念送受(イデアリンク)の修行を志願。開始した千穂。
一方働き先であるマグロナルドの改装が終わり、通常運転に戻った真奥だが、最近木崎店長の様子がおかしくて――?
前回いろいろあったことを受けて、さらにこの巻でいろいろなことが動き出すという内容なんだけど、うーん。いつもに比べて、なんだかすっきりしない印象を受けてしまいました。
クオリティそのものは相変わらず高くて面白いし、いままで蚊帳の外に置かれていた天使 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回は魔王=真奧が働く職場・ワグドナルドが改装の為休業、
更には前回の騒動で大破した住居の改築と、慎ましく暮らす真奧一行に問題がのしかかります。
謎の大家の計らいにより、姪の営む犬吠にある海の家で住み込みで働く事になります。
真奧一行にとっては初めてとなる東京23区外の世界。
そして惨状を呈している海の家を繁盛させようと行動力を発揮する真奧の様子が
とても生き生きと描かれています。
怖れられる存在である悪魔達の地球での健気な生活ぶりとのギャップがおかしいですね。
一応魔王としての見せ場は毎回終盤に存在はしているのですが、
それも中盤までの異世界で力が思う様に使えない中で生活する真奧らの姿を引き