中條由良のレビュー一覧
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後味の良いざまぁ小説
ざまぁされる人物は4人いますが、いずれも納得できる結果となりスッキリしました。
100%悪人ではない(伯爵令嬢は、ほぼ悪人でしたが)からこそ、ざまぁされる側の心の揺れ動きが光っていたと思います。
冤罪で追放されたヒロインが、とてつもない善人で清廉な令嬢だったのが面白いです。
終わり近くになるまで登場しないヒロインというのも斬新でした。
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ネタバレ 購入済み
面白かったー! 半日程で一気読みしました。あとがきで群像劇を描くご苦労を綴られていましたが、そのお陰でとても有り難い物語を拝読させて頂きました。ありがとうございます。
加害者側の行動原理は全て自分大事、被害者側のそれは愛する人大事… 人と繋がることができるのは利他なのだな〜としみじみ思いました。 -
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ネタバレ 購入済み
少し期待と違っていました。
概ね高評価を付けている方たちに同意なのですが、私としては《ざまあ》はされる側が真実を知った時の絶望見たさで読むので(性格悪いの承知で)、それがなかった事でこの作品の評価を下げました。
ラストまでは面白かったのに、己の身に起きている不幸(自業自得)が誰の暗躍によるものなのかを知らないまま破滅していくラストは急激に作品をつまらなくしてしまっていました。
特に許せなかったのは、親友面していた女がヒロインを最後まで負け犬と思い込んだままだというところです。モヤモヤします。 -
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面白い
悪いことは、出来ませんね。
小さい頃に 悪い事をしたらお天道様に叱られるよって、言われたことを思い出したわ。吐いた唾が自分の顔にかかるとか、嘘つきは泥棒の始まりとか、この一冊で 全てコトワザで説明出来ますね。
最後は幸せで、めでたしめでたし。 -
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夢中になりました
よくある断罪婚約破棄モノです。
ヒロインはとある少女を虐めたと断罪され王子との婚約も破棄され国外追放されてしまいます。それから5年が経ち当時の当事者たちに断罪されたヒロインから手紙が届きます。その手紙を受け取った人たちは各々苛立ちや恐怖、困惑や喜びなど様々な感情を抱きます。その手紙が破滅へのスタートとも知らずに。
まずヒロインでありながら物語本編にはほぼ出てこないヒロイン。ほぼ断罪に加わった人々の記憶や回想のみなのが凄いです。当たり障りがなくそれぞれの幸せを願う手紙なのに、各々が破滅への道を進むことも凄いです。その道も無理がなく読んでいて違和感ありませんでした。
月にかなりの冊数を読んでますが -
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面白かった
良くある、冤罪婚約破棄ものと思っていたら随分違った。
破棄された令嬢は一切でてこず、周りの者だけで話しが進んでいく。
復讐してくれる人も出てこない。
少し残念なのは、教会に墓跡と髪を置いておく下りがかっ飛ばされています。手紙を書いた理由は分かったけど、長い髪を切るのはヒロインとしてはどうななかな?他国に行く為に髪を染める為?
そこら辺を書いて欲しかった。 -
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伯母ドーラ
ルーナの両親は見つからず、彼女は伯母ドーラの経営する花屋に引き取られました。彼女はこき使われているうえに、粗末な部屋と食事があてがわれています。伯母の花屋の商品は品質のわりに値段が安いため、評判がいいようです。でもこれは彼女が水換えのときにマナを入れるからでした。そのことを明らかにできないのがもどかしいですね。なかなか話の本筋が見えてきません。これからどんな展開が待っているのでしょうか?
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転落
ルーナの両親の元を訪れていたのは国の役人で、戦争のための花づくりを命じてきたのでした。両親が断ると、役人は怒って帰りました。数日後、ルーナと両親は足りない花を仕入れに馬車で出かけました。崖沿いの道を走行中に馬車が転落してしまいましたが、母親の咄嗟の機転でルーナは突き飛ばされました。しかし、両親の姿は見えませんでした。次の場面はいきなり7年後になりました。両親は亡くなってしまったのでしょうね。
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ルーナ
コーニング国でルーナは花師の両親の元に育ちました。彼女には花としゃべることができるという能力がありました。コーニング国は夜人という種族が暮らしているエデルと戦争を繰り返していましたが、彼女の両親は人も夜人も分け隔てなく戦傷者を治療していました。彼女が7歳のとき、両親の元に客がやって来て、何やらモメていました。どんな理由でモメているのでしょうか?
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Posted by ブクログ
ネタバレリリアンの自己中なキャラがどうにも好きになれずに最初辟易していたのだが、後半になるとそれ以上に厄介なキャラが出てきて彼女のキャラが気にならなくなるという。
何なら攫われたマリーベル救出の立役者でもあったので評価が上がった。
逆に下がったのはリリアンの相手ライアン……余計なことしおってからに。
あと某ヤンデレキャラが怖い。
一方でヒーローのアルフォン。
彼のキャラの崩壊っぷりというか、最初はあんなにツンツンしていたのに、後半以降のマリーベルに対する溺愛の加速が凄まじくて驚きました。
何で彼女にそこまで惚れ込んだんだと不思議に思ったが……まあ幸せそうだからよし、かな。
それにしても、王宮にいる -