あらすじ
令嬢レリッサは処刑台にいた。享楽主義の婚約者、欲深い継母、フレネミーな親友――。才あるレリッサを利用した者たちに裏切られ「悪女」として罪なき罪を着せられた彼女の人生は幕を閉じた。
しかし次に目を覚ますと、時は半年前に戻っていた。そしてレリッサの手中には真実を鮮明に記録する一冊の手帳が。「あなたたちが私を悪女と呼んだのだから、私は悪女になってさしあげる」――
従順で健気なレリッサはもういない。彼女の大きな秘密を知らない愚者たちの破滅の物語が静かに幕を開ける…!
感情タグBEST3
怖いけどおもしろい
作家さん買いです。
おもしろかったの一言に尽きますが、記憶がすべて記録される手帳というのがなかなか大変な能力だなと思いました。
マチバリ先生のこういう復讐ものは、すごくドロドロしているけどスカッと感があって本当におもしろい。
今回はクリフォードがすごく際立って一途だし情熱的で、レリッサをよく支えてくれます。
アンリの加護でこの復讐が成ったのだと思うとそれもなんだか感慨深いです。
いろんな不幸の元に手にした幸せが、2人にとって長く続くといいなと思いながら読み終えました。
次回作も楽しみです!
作者様買いですが、今回も間違いなかったです。全てを奪われた令嬢の加護。それを用いて、ただ命を奪うのではなく復讐を遂げる。とてもスマートで、切れ味鋭くて、素敵で。見事に1冊でまとめ上げる作者様の力量も素晴らしいです。
とても面白くて一気に読んでしまいました。
自分を嵌めた人達に復讐していくのですが、相手視点からもあり臨場感たっぷりです。悪人それぞれに相応しい断罪の仕方だったかも。
読後がすごく爽快になるお話でした。
ラストで明かされる死に戻りの謎がちょっと驚きでそうきたかー。
ドキドキした!
作家さん買いです。今回もドキドキしながら、読みました。全てを自分本意に考え欲望に眼が眩んだ4人。その欲望が身を滅ぼすように、転がり落ちていきました。最高の結末でしたね。しかし、マチバリ様。毎回最後にスカッとしてテンポ良いお話を書かれます、さすがです!
サラッと
スカッとざまあ系ではなく、サラッとざまあされていました。ただそれぞれにとって1番嫌な結末にはなったのかなと思います。死に戻っても記憶が残っていたり、死に戻った理由も納得でした。
前作よりも、今作の方が好きかも。死人が出ていない。
どんなに頭が良くても、仕事ができても、見目が良くても、心の弱い人は、自分に都合の良い言い訳をして、愚かな行為を繰り返す。
最初の条例がなにかフラグかと思ったら、関係無かったですね。
匿名
攻略法が全部わかっている復讐譚
完全な記憶の記録を持つ
騙され裏切られた令嬢の死に戻り復讐譚
相手の手の内がほぼ全て分かっているところからなので、勝ち確。
どのように陥れていくか、どう凋落していくかを楽しむお話。
誰も彼もに裏切られ、敢えて絶望を与えられた上でヒロインが斬首される序章は酷く胸クソ悪く
故に、死に戻りから始まる復讐劇の痛快さが増します。
まあ、殆ど自爆に近いのも居ますが
直接の復讐対象は、いずれも社会的に抹殺されます。
匿名
裏切らない
マリバチさん裏切りませんね 一気読みです。メリッサがもっと悪女 悪女していると思いましたが 爽やか悪女?
レビューにあったようにドロドロべったりではないけど それなりでした。 王子様の奴隷印は結構なインパクトで
アンリの教育係がお母様にはちょっとビックリ。一度目の人生の復讐のお話だったけど最後は幸せになって欲しいと思います。
Posted by ブクログ
まあ、このレーベルあるあるの誤字脱字はやっぱりあったんですけどもw 校正は入っとんのかいな。それ以外は普通に楽しく読みました。ちゃんと一冊で纏まっていて良き良き。
面白かった。
時が戻り、自分を処刑した悪人達を断罪していく。
今までと、ちょっと設定が変わってて、一気に読んでしまいました。
精霊の加護という設定も面白かった。
時間が巻き戻ったヒロインがその能力を生かして復讐に動き始めてからが一気読みです。
物事の裏がわかっているとはいえ、その計画は緻密でひきこまれました。
最後に時間の巻き戻りの顛末がわかってスッキリできてよかったです。
Posted by ブクログ
スカッとする復讐の話
周りの人たちに罠にはめられ処刑されたレリッサ。気がつくと半年前に戻っていた。
すべてを知っているレリッサが自分を嵌めた人達に復讐していくのが痛快です
すごい
作者さん買いです。
前作の追放令嬢からの手紙とは違って、ヒロインが手を汚さないながらも復讐のために動く作品でした。一度読み終わった段階では追放令嬢ほどの凄さは感じなかったのですが、2回目を読むと、何故ヒロインが記憶の精霊の加護だったのか、他の登場人物の加護などよく設定が練られているなぁと感じました。また王太子であったバスティアンも加護がなくヒロインに劣等感とコンプレックスの塊だったりと、だからこその物語性が良かったです。恐らくまた再読するだろうし作者さんの作品を読むだろうと思いました。