古屋星斗のレビュー一覧
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若者雇用促進法(2015)により企業による積極的な情報開示(残業時間や平均勤続年数、早期離職状況、有給取得日数など)が努力義務となり環境改善の誘因が生まれた。
確かに自分の頃(2011年卒)は企業でのインターンシップなんて大手私立大の意識高い系wだけが行くものだという感じで、せいぜいOB訪問くらいだったけど、今の大学生では別に珍しくもなんともないんだな。
ただ「ゆるい学校」「ゆるい友達みたいな親」に育てられた「打たれ弱い若者」が、「自分が育てられたようにしか育てられない」上司に「理不尽なこと」を言われたことがない、っていうのもなんか矛盾しているような気も。やっぱり「録音やパワハラ告発が怖くて -
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近年、労働時間の縮減など労働環境が急速に改善し、働きやすくなっているのにもかかわらず、若手社員が不安を抱え、その離職率が上昇しているという問題について、著者が所属するリクルートワークス研究所による調査データを中心とする分析により解き明かし、今後、職場でどのように若手社員と関係し、育成していくかの展望を示す。
「ゆるい職場」の問題という観点や、データを基に示される「「ありのままで」、でも「なにものか」になりたい」という近年の若者の感覚など、参考になることが多かった。関係負荷を少なく仕事の質的負荷を与えるということ、また、キャリア形成の鍵はスモールステップであるということなど、著者の示す今後の若手 -
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働き方改革により、残業規制やハラスメント対策の強化などが進み、労働環境は改善されてるはずなのに、なぜ若手が、特に優秀なほど辞めていってしまうのか、についてさまざまなデータをもとに分析し考察されている内容でした
自分の職場でも同じようなことが起こっており、参考になるかもと思い手に取りました
期待通りの内容で、とても勉強になりました
自分が若手だった頃に比べると、とてもラクになってるはずなのに、なんで?という部分
今の若手が置かれた環境から、不安を感じやすくなっていること、入社してくる若手が色んな意味で多様化していることなど、育成していくうえで、会社だけでは不足していて、育成内容、方法も一 -
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人材不足の解消の一つの手段としてワーキッシュアクト(社会に対して機能している本業以外の活動)がある。つまり有償無償のボランティアやプロボノ、副業、趣味の延長など。たとえば派手な色の服を着てランニングがてらパトロールするなど。しかしそれってある程度生活にゆとりがある層(収入だったり、時間だったり)ができることで、本業や子育てや介護が忙しい人たちは難しいだろうな。だったら趣味やバイトや自己投資の勉強したいと思うだろう。何かメリットや楽しいことがないと。
他の手段は機械化・自動化、シニア、ムダ改革。客が店員にすべてを任せっきりにせず、自分でもやる(セルフレジ、配膳ロボットの調整)。
ここでも出てき -
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これから日本が人口減少社会になることを示し、どのように進路をとっていけばいいかと論じている。本書でいうところの「労働供給制約社会」を打開するために提言されているのは「機械化・自動化」「ワーキッシュアクト」「シニアの小さな活動」「仕事におけるムダ改革」ということなんだけど、これらの手立てを講じても人手不足の進度を10年ほど緩めることにしかならない(2032年までの人手不足の上昇を一定程度抑制できる)。確かに不十分な補完策でしかない印象。でも、個々の人のウェルビーイング向上にはなりそう。
人が、若手がどんどん減っていくことは変えられない事実だから、前述の打開策で延命を図りながら根本的な対策を打ち出 -
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私自身、最早会社が自分のために成長の機会をくれるとは思ってはいないが、後進のためにこのままではダメだとも思っているので、進言するためのヒントになればと思ってこの本を読んでみた。
時代の変化に伴い制度や法律が変わってきたことでプライベートの自由という観点では得るものも増えてきたけど、当然代わりに失ったものだってある。それが仕事におけるキャリアなんだろう。
おそらく私たちのような労働者が望んで得た労働環境なのだろうが巡り巡って今の若者たちに物足りなさを感じさせてしまっているのかもしれない。
私たちが自由を手に入れた反面、会社側は労働者の教育のために割く時間が減り、積極的に関わろうとしなくなった -
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在籍している会社が所謂「ゆるい職場」で。
自分は、このままでいいのか?この仕事を続けていて自分は成長できるのか?と悩み続けているけど、だらだら転職活動もせず仕事を続けている。
このことに対してマイナスな気持ちしか無かったけど、「ポジティブな変化」であるとあり、少し気持ちが楽になった。
そして、先輩たちの声のような欄で、自分と同じようなマインドで仕事をしている人の声があって嬉しかった。
"色んなものを犠牲にして頑張っても得られるものはそれほどない"
わかる〜〜〜〜〜!!!
会社が育ててくれないということで、上手く時間を見つけて自分の興味のある分野の勉強をしてみようかな。 -
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最短距離とまわり道を組み合わせて、この時代に成長を試みていく。
働き方改革などの結果、会社にいるだけで成長することが難しくなっている。本書はそのような環境下で成長するために何をしていけば良いかというヒントを示してくれる。
焦ってもしょうがないよというのは、ある程度年数や経験を積んできてるから言えることで、若いうちは不安で当然。言われてみると自分の30目前もそんな感じだったなと思い出した。若い人と向き合っていくうえでも大事だし、自分自身が成長していくためにも大事だなと。
最後のまとめに出てくる、最短距離を求めつつもまわり道的アプローチで成長させていくという点、過去もあとから解釈を見直せるという -
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すでに人手不足となっている業界からの生の声はリアリティがあり、より具体的に危機感を持つことができた。
ただその解決策として提示されているものが、①徹底的な機械化・自動化、②ワーキッシュアクト(本業以外で何かを助けているかもしれない活動)、③シニアの小さな活動、④企業のムダ改革とサポートなのだが、本当かなあと思ってしまう。
①それが浸透するのにどれだけの時間とお金がかかるのか、②③それ自体は良いがエッセンシャルワーカーの仕事が補えるとは思えない、④資本主義社会において企業はそんなことしてくれるだろうか(ムダ取りすれば他の仕事を作るのでは?)
それだけ難しいテーマということなんだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新卒に限らないように思えるが、心理的安全性とキャリア安全性は相関しないらしいので、双方の関係性を意識しながらそれぞれを高めていく取組みを進めていかないと、育て方改革から育ち方改革への移行は難しいんでしょうね。
「育成」はいつの時代も難しいけど、これも個々人に合わせていく取組みを考えるほうが成立しやすいのだろうけど、後は負荷とのバランスかぁ。。
新卒におけるキャリア安全性という視点→①時間視座(このままの仕事では成長できないと感じる)②市場視座(別の会社・部署で通用しないのではないかと感じる)③比較視座(学生時代の友人・知人に差をつけられていると感じる)
現代の若手育成問題の本質は「質的負荷