古屋星斗のレビュー一覧

  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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     いつか来る2040年に、日本がどうなっているのかをシミュレートした生活・労働事情の調査報告本です。

     今のまま、危機感だけはあるけれどどうしたらいいかわからないという状況で世の中が過ぎていき、2040年になったらどうなってしまうのかということを、様々な統計やデータをもとに読み解いていく一冊です。危機の時代を座して待った場合、ピンチはチャンスの思考で社会改革を推し進めて危機を希望に変えることができた場合で未来予想が書かれています。
     キーワードは、省力化産業と業務の効率化、賃上げと潜在労働力の活用、といったところでしょうか。
     とにかく、現在の日本は超高齢化社会で、かつ超少子化社会です。今後

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    2025年04月14日
  • 会社はあなたを育ててくれない~「機会」と「時間」をつくり出す働きかたのデザイン

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    昔と今でどのように働く環境が変わったのか、
    これからどのようにキャリアを考えていけば良いかを
    データや複数のキャリア理論を用いてわかりやすく説明されていた。

    以下、自分が読み取った本の内容。

    ●問題提起
    ・現代の労働環境の考察
     昔は本人の希望と全く違う部署に配属されたり、平日の遅くまでや休日まで働く必要がある修羅場を経験させられることが少なくなかった。
     しかし、2015年施行の「若者雇用促進法」(企業に対して、平均残業時間、離職率、有給取得率などの情報を開示を努力義務化する法律)や2019年から段階的に施行された「働き方改革関連法」(残業時間の上限や有給義務取得数など)が大きな流れとな

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    2025年04月13日
  • 会社はあなたを育ててくれない~「機会」と「時間」をつくり出す働きかたのデザイン

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    日々のスモールステップが将来の大きな行動や成功に繋がる。日頃から自分のやりたいことを自己開示しておけば、社内で背中を押してくれる仲間が生まれる。そうすると試行がしやすく、内省に繋がれば自己成長になる。据え膳を待つだけではダメということですね。

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    2025年03月28日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    ネタバレ

    単なる人手不足論ではなく、
    私たちの生活にはどう影響してくるのか、
    そしてその対策までが示されています。

    宅配便が届かない、生活道路が穴だらけ
    救急車を呼んでも来ない...。

    言われてみれば、その通りですが、
    人手不足と普段の生活の事を
    繋げて意識してはいませんでした。

    2024年1月に出版と
    比較的新しい情報ながらも
    現実ではさらに数年進んだ
    状況で進んでいると思われます。

    本文より~

    ・かつては「お客様は神様です」という言葉があったが、
    労働供給制約社会においては、「働き手が神様」になる。
    お客様と働き手の数が不均衡になるわけだから、
    働いている人が大事になるのは当然のことだ。

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    2025年02月18日
  • なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学

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    若者論的な話は敬遠してきたけど、著者の別の本が面白かったので手に取ってみたら、やはり面白かった。
    会社で働く中で自分が感じていたモヤモヤが明確になった。

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    2025年01月27日
  • 会社はあなたを育ててくれない~「機会」と「時間」をつくり出す働きかたのデザイン

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    キャッチーなタイトルとは裏腹に勇気をもらえる本だった。会社依存と自己責任の、その間を取るような考え方を知れた。

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    2025年01月27日
  • ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由

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    2冊目、事実は少なめ。でもたくさん、なるほど、それじゃあこうすればいいのでは?を考えられる本。昔のノリができなくて、働くスタンスも変わる中、なんかおかしいぞと思っていたけど、少ない時間で業務を教える、それには組織側の努力も必要だけど、若手側の努力も必要。それを理解してもらえるか、大手企業でない場合、その努力のモチベをどう持ってもらえるのかを考えた本でした。

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    2025年01月26日
  • なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学

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    ネタバレ

    読みやすい本でデータ多彩。目から鱗の内容もあり、一見の価値ありです。

    下記ネタバレですが、メモ。
    ・職場がきつくて辞めたいという若手もいるが、同時に「職場がゆるくて辞めたい」という若手も存在している

    ・キャリア安全性も重視
     ・時間視座→このまま所属する会社をしても成長できないと感じる
     ・市場視座→別の会社や部署で通用しなくなるのでは、と感じる
     ・比較視座→学生時代の友人に比べて差を付けられているように感じる

    ・有効な打ち手
     ・部下に自身の知り合いを紹介する
     ・イベントや社内外の勉強会に部下を誘う、紹介する
     ・本人の視界の外にある機会を提供する手立て
     ・社内での複数の部署の兼

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    2025年01月26日
  • 会社はあなたを育ててくれない~「機会」と「時間」をつくり出す働きかたのデザイン

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    ・情報があふれる社会において
     「自分は自分だ」と焦らずにいることは、
     どれほど難しいことでしょう。
    ・「ありのまま」と「なにものか」の
     グラデーション
    ・情報も必要だが「行動」の重要性
    ・今、小さな行動ができているか
    ・言い訳から始めて、
     実施したスモールステップを意味づける
    ・外を見るほど、自社が好きになる
    ・一筆書きで描けないことが、
     ライフキャリアにとって大切

    「近道」と「寄り道」のバランス、意識していこう。

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    2025年01月13日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    このまま行くと、2040年に人手が1千万人足りなくなること、ワーキッシュアクトやシニアの働き方の事例などは学びになった。これからはお客様が神様ではなく、働き手が神様になる現実も、確かにその通りだと思った

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    2025年01月12日
  • ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由

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    若手社員をとりまく状況が変化したのは若者のせいというよりかは2015年の若者雇用促進法以降の法整備が日本の全会社に影響したことによって発生したもの、というのは今から振り返ってみると確かに…と実感するところがあった。

    「ゆるい職場」化と引き換えに不条理さは減ったものの、「自主的に動いて大きく成長できる人」と「何もせず以前よりも成長できない人」の差が開きつつある(双方それぞれの不安は抱えているが)。

    「不満」から「不安」への変化、新卒時点での新入社員のスキル差の拡大などもタイムリーな話だなと思う。自分もこの本で話題の範囲内に入るJTC大企業にいるけれど、本当に今の会社は昔より人を育成する体力が

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    2025年01月08日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    人手不足に対する危機感がひしひしと伝わる内容。勤務先の業種はまだマシな方なのに結構ヤバいんだよなぁ…悲観せずに各々が取れる対策を講じるのみですね。

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    2025年01月05日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    健康的な生活リズムにプラスで、無理のない仕事。定年後に働く人は利害関係のある人との強固な関係を作らない方がいい。同意。アーレントの仕事 活動 労働、労働 活動で対応する。現場仕事の省力化と先端技術化で労働集約型の生活維持サービスを成長産業にする。うーん、でもできないと詰む。

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    2024年12月11日
  • なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学

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    ブラック企業を排除する法規制などにより、社会の仕組み、価値観が変わってきたことがベースとなり、20,30歳代の意識が、会社に頼らずとも、将来に渡り、仕事をやり続けることを求める人が多くなってきている。著者は心理的安全性に加え、キャリア安全性という言葉で表現されている。自分が今の仕事をし続けても、将来に渡り、社会から要求される人材足りうるようになるために、現在の仕事がそれに見合うか否かで判断しているという事。
    2:6:2の比率でよく言われるように、このように意識を自律的に行動に結びつけるのは、ほぼ上位の人たちであり、すべてが同じ考えではないが、心にはそのようなことを思っていて、何等かのきっかけで

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    2024年09月10日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    タイトルがショッキングです
    。しかしもうすでに業種によっては「人が足りていない」という現実を感じることがままあります。
    話にも聞くし報道でも目や耳に留まることは増えていると思います。(本書にあるように特に医療・介護現場、建築や運送関連業態など)このまま何も変えていこうとしなければ2040年には生活するだけで精一杯の毎日を送る人だらけになる…。衝撃すぎます。

    本書に提示された、この危機を最小限にするための方策というかアイデアは、たしかに有効そうではあります。でも全部実行することは出来ないんだろうなと読んでいて私は悲観的でした。何とかしなければと思ってはいても、実際にすぐに動く企業や自治体はどれ

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    2024年09月08日
  • なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学

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    具体的なエビデンスや調査に基づいた結果・見解を示されており、「なるほど」と納得させられることが多かったです。
    実際の職場の若手メンバーの顔を浮かべながら読んでいましたが、本書に書いてあるようなことを考えているのかなぁ?と自身の行動を振り返りつつ読めました。

    ・現場がゆるくて辞める若手が増加している=質的負荷が失われつつある。かといって、「ふるい職場」に戻すのではなく、「ゆるい職場」での新しい育て方を見つけることが必要。
    ・仕事の価値観が変わりつつある若手において、「仕事は我慢が伴うもの」という捉え方は70%強いる状況であり、世代間の差は少ない。生活を充実させるために給与を稼ぎたいと思っている

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    2024年07月27日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    リクルート研究員の力すごい!
    人口動態ベースの未来予測図。超高齢化社会がどうやって浸食してくるのか私でも想像できました。
    経済が落ち込んだら生活困窮者が増加して犯罪リスクは上がるし、そこに警官・自衛官などの公安職が不足すれば今以上に深刻な事態となる。そそ、そうだね。「いつになったら人手不足は解消するんですか?!いや永久に解消しないよ」という事実はサラリーマンにとってもツラいっす。後輩が永久にできないんだ。

    膨大なデータまとめの大変さは体験したことあるけど、敢えてね!ツッコむと(うざw)分析以外の所見が煽りすぎな気もする。「物が届かなくなるだろう。」「経済が成り立たなくなる恐れがある。」とアバ

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    2024年07月06日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    人口動態をはじめとした統計などから将来の労働需給予測の結果、2040年に日本では、1100万人の働き手が足りなくなるとして、その対策を論じた一冊。
    このような人口問題を扱った書籍は、『未来の年表』シリーズが知られますが、それよりもデータを精緻に分析している印象ですが、ただ人口減少するということだけではこれまで語られていたとおりなので、それ以外の部分を中心に読み進めました。
    すでに日本の労働力率は先進国でトップクラスとのことであり、単純なシニアや女性の活用といった考えだけでは対応できません。
    そんな中、対応策として紹介されていた「ワーキッシュアクト」というものが興味深い内容でした。いくつか事例も

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    2024年06月09日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    あまりに暗い未来予測本です。

    しかし、それは確実に日本に訪れる現象である説得力のあるものでした。

    これから今からでも人材が不足する前に機械化、自動化などの省力化できるものを国が上げて投資していかなければならないでしょう。

    郊外から日々のインフラが維持できなくなる世界がそこまできています。

    とても読み進めるのが辛い本ですが現実を直視してできることからやっていくしか道はなさそうです。

    これからは省力化産業がキーワードとなってくるそうです。

    私も現場で直面している課題をどのように自動化できるか、ここがこれから大事になってきそうです。

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    2024年06月09日
  • 「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”

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    公的データを活用した精緻なシュミレーションにより、2040年の日本の未来に、ほぼ確実に来るであろう「労働供給制約社会」にクローズアップした大作です。

    確かに、最近のニュース報道でも、ひしひしと人手不足であることを感じます。
    それが、何の対策もしなければ、あと16年後にはとんでもない事態になっているというのですから、驚きしかないです。

    本書においては、「労働供給制約社会」における独自の解決策が4つ、提示されているのですが、その解決策の一つである「ワーキッシュアクトという選択肢」は、非常に興味深かったです。
    この「ワーキッシュアクト」という言葉も初めて耳にしましたし、紹介されている事例自体が新

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    2024年05月18日