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Posted by ブクログ
公的データを活用した精緻なシュミレーションにより、2040年の日本の未来に、ほぼ確実に来るであろう「労働供給制約社会」にクローズアップした大作です。
確かに、最近のニュース報道でも、ひしひしと人手不足であることを感じます。
それが、何の対策もしなければ、あと16年後にはとんでもない事態になっているというのですから、驚きしかないです。
本書においては、「労働供給制約社会」における独自の解決策が4つ、提示されているのですが、その解決策の一つである「ワーキッシュアクトという選択肢」は、非常に興味深かったです。
この「ワーキッシュアクト」という言葉も初めて耳にしましたし、紹介されている事例自体が新鮮でした。なお、紹介されている事例は、今現在も進行中の事例です。
「ワーキッシュアクト」と、もう一つの解決策である「シニアの小さな活動」とを組み合わせれば、日本に全く新しい事業が創造できるのではないか・・・
そんなことをうっすらと思いました。
と同時に、日本の未来に希望も持てるような気がしてきました。
ちなみに私は、本書を読んで、日本の個別株長期投資に関し、一つのアイデアを得ました。これから、それを実践していきたいと思っています。
Posted by ブクログ
・2040年に労働人口が不足する事により、労働に対する構造的な変化を求められるようになる。
・むしろ変化をしない限り日本は立ち行かなくなる。
・労働主役的な業務は省力化・機械化を促進し、人間にしかできない仕事の価値に回帰する
Posted by ブクログ
募集してもずっと人が来ない
この今の状態が一番人が来てくれる状況でこれから益々来なくなるんだよ
ってゾッとする
ではどうすれば良いのか?
まで踏み込んでいくつかの成功例とそれを踏まえた提言もなされていてなかなか読ませてくれた
Posted by ブクログ
2040年に直面する働き手1100万人不足に対して、実例を交えながらその不足を遅らせる解決策を整理して示した本。
①機械化・自動化
収益性を向上し、労働環境の改善・賃上げを達成するために迅速に抜本的に行うべき。
コンソーシアムによる開発、購入で最新技術のコストを下げる取り組みも
コミュニケーションワークを重視、よりやりがいのある仕事に人を移動。
②ワーキッシュアクト
一人の人間が色んな場面で活躍する社会へのパラダイムシフト。
動機は何でもいい。楽しいから、お金がもらえるから、その評価が進路に役立つからなど。やりがい搾取では持続しない。企業が福利厚生の充実や効率化による可処分所得の増加に取り組み、ワーキッシュアクトへの動機づけを行うことも必要。
③シニアの活用
無理のない範囲で小さい仕事が行えればいい。
小さい仕事を多くの人が行うことがで労働需要に貢献する。社会参加を促し、幸福や孤独の解消に貢献する
④会社の取り組み。
無駄を省く。機械化、自動化。社員のケア等。
AIやロボットなどの最先端技術で人の仕事を省力化し楽しく、豊かで多くの人が参加できるものに作り変えていく作業のこと。
先端技術×現場の仕事の課題の観点が必要になる。
省力化産業に酔って労働集約型の生活維持サービスを成長産業にする。
まずはここに資本と人材を投入。
以下コンパクトシティの問題点↓
効率性を追求した画一的なサービス
そのサービスが提供できる県庁所在地にのみに人々が集住することを促進する都市計画
一国一城令
文化多様性が失われ、日本が潜在的に持っていた文化力がしぼみ、外貨を稼げる数少ない産業だった観光の魅力も低下させる。
Posted by ブクログ
働き手不足が確実に来る時代の中で、生活維持サービスの提供が行き届かなくなる。どのように生産性を高めるのか。ワーキッシュアクトという、一人の人間がいろんな場面で活躍する社会を作ること、それを企業が後押しすることで労働をカバーできる部分もある。
働き手は希少な資源。無駄な仕事に働き手を回す余力はない。