岩合光昭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ猫は、本当に鼠を取るために飼われているのだろうか。
あるときは、食い物はないかと催促をする。
あるときは、人間のことなどそ知らぬ振りをする。
あるときは、動くものを追いかける。
猫の視線に、生き物としての姿勢を見ることができるかもしれない。
日本猫のように、飼い猫、野良猫を問わず、まったりとした、ゆったりとした雰囲気をかもしだしているかもしれない。
それぞれの空間と視線を切り出す写真。
猫の写真といえば、この人。
情報満載の本なので、一枚でも猫写真を持っている人なら読んでみると飽きない。
「早起きは三文の徳」とのこと。てっきり「得」だと思っていた自分が恥ずかしい。
-
Posted by ブクログ
日本や世界各国の四季折々の風景の中で撮影された猫たちの写真集です。
いやぁ〜表紙がたまらん(笑)。
動物を飼うことが流行りになっている昨今の、
作られた『可愛さ』に重点を置いた作品には心動かされない自分も、
猫の写真を30年以上撮り続けてきた
岩合光昭さんの作品だけは別。
岩合さんとの出会いは
『海ちゃん ある猫の物語』を読んだのがキッカケでした。
それ以来
ありのままの本来の猫の『素』の姿を
キチンと伝えてくれる一貫した姿勢に共感しています。
ユーモラスな仕草をする猫。
おデブな猫。
おっさんみたいな猫。
雄大な自然や
綺麗な景色と共に
思わずニヤケてしまう猫たちの表 -
Posted by ブクログ
ネコはとっても気まぐれで人見知りな動物です。
そこが可愛くてたまらないのでぜひ写真を撮りたいのですが、カメラを向けるとぷいっと逃げられ、後ろ姿しか残せないことがほとんど。
タイミングを逃さないようにシャッター速度を上げたり、自分も寝転がってレンズをネコの目線に合わせるなど工夫はしますが、なかなか思うような一枚に出会えません。
この本では動物写真家の岩合さんが、ネコの上手な撮り方を解説しています。
ネコ写真を撮る上でまず大切なのは、ネコの立場に立って考えることだそうです。
ネコがどんな時間帯や場所を好むのか、どんな人を好きになって近寄ってくれるのかを理解し、ネコとの距離を縮めることからなのです