あらすじ
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ネコ島のネコの写真集決定版です。
野生動物の写真家として世界各地を訪れ、様々な動物を独自の視点で撮影することで有名な岩合光昭氏。その岩合氏がライフワークとして、1960年代から撮り続けてきたのがネコの写真です。
本書はネコ島として有名な、宮城県の田代島のネコを長年にわたって取材した写真の中から、選りすぐった作品を中心に構成しています。タイトルの『ハートのしっぽ』は田代島のネコの一匹で、しっぽの形がハート型にみえることから、「ハートのしっぽ」というニックネームがつけられました。写真集はネコ島の遠景からはじまり、漁港に到着し、この「ハートのしっぽ」が、島の中へと誘うような構成で編集されています。あたかも読者がこのネコ島に訪れて、自分がネコ島にいるような気持ちになれる構成となっています。
東日本大震災で傷つく前の生き生きとしたネコ島の暮らしが記録された、貴重な写真集です。
※この作品はカラー版です。
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Posted by ブクログ
「島で暮らす猫たち」の写真集。
岩合さんの優しい目を通して写しだされる猫たちの姿は
時に逞しく、ふてぶてしく、そして可愛い!
見ていて幸せになれる一冊です。
Posted by ブクログ
岩合光昭さんの猫写真はなぜ落ち着くのか考えてみました。
カメラの視線の角度が自然。
被写体に当たっている光が自然。
猫がいる雰囲気が自然。
流れる時間が自然。
1枚めくるごとに現れる次のページが自然。
無駄な言葉と余分な空間がないのが自然。
猫の視線が自然。
写真撮影と本の作成の勉強になります。
「頭隠して尻隠さずとはほんとうにあることです。」面白い姿勢。
「兄妹の意思は硬いです。」ちょっと恐い表情。
「兄弟の血の結束を見るようです。」ちょっと眠い表情。
Posted by ブクログ
綺麗な猫が登場するわけでもなく、可愛い仔猫が盛りだくさんでもなく、
芸達者な猫が登場するわけでもなく・・・(笑)
そこに生きている猫の生活をそのまま切り取られたような、
岩合さんらしい写真集です。
Posted by ブクログ
島ネコ写真集。ネコ島として有名な田代島のネコたち。2000年から2009年頃にかけて撮られた写真なのかな。タイトルは、折れ曲がったしっぽがハートの形に見える「ハートのしっぽ」ちゃんから。しつこくしすぎたのか、メスに回し蹴りやネコパンチくらってるオスの写真が面白かった。また、写真に一言ずつ加えられているキャプションも楽しい。他のネコたちの愛の営みを間近で凝視しているネコの写真に「ネコは常に研究熱心です」って(笑)。
Posted by ブクログ
岩合光昭氏の写真集、テーマは『島に暮らす猫』。
どの猫も自然体で、のびのびとした表情をしているのが印象的。
岩合さんの写真集の何がよいかって、被写体の動物が媚びていないことに限ります。
不細工で気ままでふてぶてしい猫が好きな私にとってはたまらない一冊でした。
Posted by ブクログ
島で暮らす猫と人の暮らしを写した写真集。
タイトルのハートのしっぽとは、そのまま、しっぽがハート型の猫のこと。
ただ特定の猫を写したのではなく、色々な猫の中にハートのしっぽもいるという感じです。
猫が凄く可愛い…!
そしてそれを写したフォトグラファーの視線があったかかった。
写真って撮った人の人物が出ますね。
写真と共に一言ずつ添えられています。何だかほっこりしました。
不細工で気ままでふてぶてしい所がまた可愛いんだ…。
「猫と島の人」というテーマも良かったです。
島に行きたくなりますね。
良いなぁ~~
猫に、なりたいなぁ~~
カメラを、向けられたって、ふんって知らん顔して、自分の興味のある方だけ見て、自分の好きな事だけしている。
楽な生き方じゃないだろうけれど、そんな猫みたいな生き方を、してみたい。
私のお尻に、ハートのシッポは、無いけれど……