【感想・ネタバレ】ハートのしっぽ 岩合光昭写真集のレビュー

あらすじ

【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

ネコ島のネコの写真集決定版です。

野生動物の写真家として世界各地を訪れ、様々な動物を独自の視点で撮影することで有名な岩合光昭氏。その岩合氏がライフワークとして、1960年代から撮り続けてきたのがネコの写真です。
本書はネコ島として有名な、宮城県の田代島のネコを長年にわたって取材した写真の中から、選りすぐった作品を中心に構成しています。タイトルの『ハートのしっぽ』は田代島のネコの一匹で、しっぽの形がハート型にみえることから、「ハートのしっぽ」というニックネームがつけられました。写真集はネコ島の遠景からはじまり、漁港に到着し、この「ハートのしっぽ」が、島の中へと誘うような構成で編集されています。あたかも読者がこのネコ島に訪れて、自分がネコ島にいるような気持ちになれる構成となっています。
東日本大震災で傷つく前の生き生きとしたネコ島の暮らしが記録された、貴重な写真集です。

※この作品はカラー版です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

岩合光昭さんの猫写真はなぜ落ち着くのか考えてみました。

カメラの視線の角度が自然。
被写体に当たっている光が自然。
猫がいる雰囲気が自然。
流れる時間が自然。
1枚めくるごとに現れる次のページが自然。
無駄な言葉と余分な空間がないのが自然。
猫の視線が自然。

写真撮影と本の作成の勉強になります。

「頭隠して尻隠さずとはほんとうにあることです。」面白い姿勢。
「兄妹の意思は硬いです。」ちょっと恐い表情。
「兄弟の血の結束を見るようです。」ちょっと眠い表情。

0
2011年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

島ネコ写真集。ネコ島として有名な田代島のネコたち。2000年から2009年頃にかけて撮られた写真なのかな。タイトルは、折れ曲がったしっぽがハートの形に見える「ハートのしっぽ」ちゃんから。しつこくしすぎたのか、メスに回し蹴りやネコパンチくらってるオスの写真が面白かった。また、写真に一言ずつ加えられているキャプションも楽しい。他のネコたちの愛の営みを間近で凝視しているネコの写真に「ネコは常に研究熱心です」って(笑)。

0
2016年05月31日

「動物」ランキング