藤原智美のレビュー一覧

  • あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

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    ネタバレ

    うんうんと頷いたり、クスッとしたり。
    軽い気持ちで読んでいながらも、どこか心に残る感じが軽妙でとても良かったです。

    「若者は頭が体におくれる。
    中年は体が頭におくれる。
    そのうち頭も体もおくれる。」

    その見出しには、うーんなるほど!と唸りました。

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    2024年02月15日
  • スマホ断食 コロナ禍のネットの功罪

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    スマホの功罪については様々な意見があって当然。賛同できる点もあったがちょっと極端な点も感じた。しかし、読めても書けない漢字が増えてることには愕然とするが紛れもなく事実だと思う。

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    2022年02月27日
  • この先をどう生きるか 暴走老人から幸福老人へ

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    上下の話法から対等の話法への切り替え。目的の価値化から行為の価値化へ。虚栄心を捨てて謙虚な自尊心に立ち返るために、リボーン・ノートを書く。日常の家事や料理、暮らしの技術を持ち、ルーチンワークにする。

    老人が多くなったぶん、老人に対する目も厳しくなったってことでしようか。悠々自適的男性向けかなと思いました。

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    2021年08月28日
  • あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

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    スマホが生活の一部になってしまっていることに気づかされた。日々の風景でも何かしら変化があるかもしれないのに、それにも気づかないほどスマホの画面に夢中になってたんだな…スマホに頼りすぎて、ペンで文字を書くことでさえめんどくさくなっていたことに気づいた。スマホ以外のことにも関心をもてることがとても大事なんだなと思った。

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    2020年06月06日
  • この先をどう生きるか 暴走老人から幸福老人へ

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    20190316 暴走しないために何をしたら良いか?ばかりではなく、落ち着いた老後生活はどう過ごしたら良いか?家事をきっちり実行するだけでも人生が変わるのではないかと思わせる内容。出来ることからやって行こうと思う。

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    2019年03月17日
  • 暴走老人!

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    この本が出た10年前はきっと驚きを持って受け止められたのかもしれない暴走老人、今や珍しくないものとなってしまった・・

    P47 「待つこと」が何もない人生は、間違いなく不幸である。

    P182 透明なルールはおおむね他者への関与を回避することで成り立っているともいえるからだ。【中略】「知らないと恥ずかしい」「知らないと損をする」という真理は、見えないルールをキャッチしようとこの内側に仕組まれたアンテナのようなものだ。【中略】暴走する新老人とは、新常識に順応できず、うまく乗り切れないために情動を爆発させるしかないシステム化社会の鬼っ子ともいえるのではないだろうか。

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    2018年10月18日
  • あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

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    タイトルから、スマホに依存する現代人に対して警鐘を鳴らすエッセイが多数並んでいるのかと思いましたが、現代射会というよりも日常生活の様々な場面を切り取ってコメントしている作品が多かったです。
    特に、破損してしまった皿や急須の修復の過程で、職人や業者の温かい対応に心を打たれた様子は、読んでいて思わずほっこりとした気持ちになりました。
    具体的にスマホ依存による弊害などは描かれていませんが、時代の流れとともにしだいに世の中全体のペースがせわしなくなってきたことに対する筆者の寂寥感は、「スマホ」や「ネット」がなく、公衆電話や固定電話ばかりだったころを(もちろん、その時代もそれ以前に比べれば慌ただしくはな

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    2018年10月16日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    文章術といわれてハウツーと思って読むと肩透かしを食らうかも。
    内容は自身の執筆を「振り返った」時の文書術であり、かなり作家個人の特性の強いもののように思う。
    作家によって本当に創作指南は色々だなと思う。指摘していたりする内容は、非常に腹落ちするようなものばかりで、やっぱりそうなんだーと頷きながら読んでいた。
    しかし、全体的にはふわっとした感じで、踏み込んだ内容というよりは、どちらかという創作初心者を対象にしている印象。一度でも創作に一定期間取り組んだ人間にとっては既視感のある内容だったり、元より自分なりの見解や感想を持っていたりする部分の指摘で特に刺激を受ける部分は少なかった。

    ワープロ変換

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    2017年02月17日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    実践的な文章術が綴られてるのではなく、あくまで現代社会に生きる我々の文章に対する姿勢がどういったものであるべきかが焦点となっている。長期的な視点にたってこれから文章力をあげるにはどのような心構えが必要なのかは多く参考にできる。

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    2016年02月13日
  • 運転士

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    無機質な世界の中で決めたルールに従い生きる主人公らが、そのシステムに飲まれて精神に異常をきたしていく。共通するモチーフが読み手にも及ぶ、という面白さは残念ながら感じられなかったが、それでもスケッチのような淡々と描写していく文体と、地下鉄のダイヤグラムにブタの飼育システムといった日常では得られぬ管理性がマッチしているので、興味深く読めた。表題作は第107回芥川賞受賞作。

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    2015年09月20日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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     文を書くことを生業にしている人が文章を書くことにいろいろと気を使っている。しかし昨今書くということはネット社会にあふれており文を書くことを職としない人の文章が無防備にさらされる。

     何はどうあれ人は人に何かを伝える時に文章という一つの表現を使うものだ。それならば避けるばかりではなく積極的に書いていかなければいけないのだろう。
     
     

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    2014年11月28日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    購入。

    精神論に近いものだったと思う。

    文章をよくするにはと切り出して、具体的にどうこうと書かれるよりも、作家はこんなことを気にしていると大雑把に説明してくれるから説得力を感じる。

    物書きについて知るにはいいかもしれないけど、読んだからといって即座に文章力が上がる訳ではないだろう。日常的にどんな文章に触れて、どんなことを感じているかが何よりも大切だと受け取った。

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    2014年03月20日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    文章の本質はウソであるということには同意。
    プロ作家の文章テクニック(次の日に繰り越す、接続詞を外す、など)は大いに参考になった。

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    2014年02月22日
  • 運転士

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    1992年上半期芥川賞受賞作。同時期の候補作には、鷺沢萠「ほんとうの夏」や、多和田葉子「ペルソナ」があがっていたが、選考委員の得点は本編が断然群を抜いていた。視点人物は一貫して主人公の地下鉄の運転士に置かれている。そして小説の中を流れる時間は(それは地下鉄の、あるいは乗車業務のでもあるのだが)は、極めてストイックに進行していく。読者が眼にする光景もまた地下鉄の運転席からのものだ。強いリアリティに支えられた小説といっていいだろう。また、そうであるからこそ物語後半のシュールな状況と光景が説得力を持つのだ。

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    2013年11月06日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    読みやすい。
    特に目新しい実践的なことが書いてあるわけではないと思われますが、
    神視点。短文長文の出し方、視点の移し方などまだまだ学ぶところもあり。

    読んでよかったと思います。

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    2013年10月27日
  • 検索バカ

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    ちょっとタイトルから思っていた内容と違ってたけど…
    自分で考える力が落ちてきていて
    検索に頼りっぱなしの自分に反省。

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    2013年08月26日
  • 検索バカ

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    検索に限らず、安直にネットで情報を収集したり、あるいは周囲の意見に同調する「空気を読む」という行為に対して批判的な目で書いた一冊。

    言いたいことはよくわかるし、その手の風潮が危険なのはよくわかるけど、具体的な提言となると今一つだったの残念。

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    2013年03月25日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    短期間にまとまった長時間の訓練、削る力が大事、説明過剰しない。当たり前だけど、やっぱりこういうことが大切なんだよなと再確認。

    はあ、なるほど。ツイッターや電子書籍は無視できない存在になっているのか。そうだよね。

    ケータイ小説は確かに消えてしまったよな・・・。

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    2013年03月21日
  • 暴走老人!

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    「時間」「空間」「感情」それぞれの領域に於いて、今の老人が若い頃に過ごしてきた環境との乖離があまりにも大き過ぎるが故に、老人がそれに順応できずにイライラしている。斎藤美奈子女史の書評にある通り、老人は暴走してもこの本はあくまで暴走はしない。というか、もっと暴走してほしかった。
    藤原氏の指摘の中には、別に新老人「だけ」が暴走する根拠にはならないのでは?と思う点も。例えば第三章「感情」、若者が薄氷を踏む思いで他者との関わりを持っているなら、それと対比される老人はむしろ心が広くて、キレ得るのは若者ということにならないか?また現代のやり方を解さない新老人はトラブルメーカーにはなるかもしれないが、それは

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    2013年02月18日
  • 暴走老人!

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    ネタバレ

     近年、若者の凶悪犯罪の減少とは反対に、65歳以上の高齢者の刑法犯が増えている。(1989→2005で高齢者人口が約2倍のところ約5倍)分別があってしかるべきとされる老人が不可解の行動で周囲と摩擦をおこし、暴力的な行動に走ることがある。筆者は、こうした高齢者のことを「新老人」とよび、時間・空間・感情の観点からその背後にある社会の変化を読み解く。

    *時間
     情報化社会の進展で、待つ時間を極力排除するようになり「待つことは待たされることになった」。待つことに対する許容の範囲が狭くなり、特に体が時間に追いつかないという焦燥感を抱えた高齢者にとって待たされることは耐え難い。

    *空間
     川の字文化か

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    2013年02月10日