藤原智美のレビュー一覧

  • この先をどう生きるか 暴走老人から幸福老人へ

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    共感するところ多し。
    ただ、「過去の自分と比較するな」とかは違う。
    過去はそんなに悪くかなったけど、楽しみはこれからだと思っているので。

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    2019年02月18日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    文章を書くにはどうしたらいいか、その心構えとテクニックを著者なりにまとめている。

    タイトルは、その一節からとっているが、一部の話なので、ちょっと内容全体と結びつかない気もする。

    特に前半がおもしろかった。
    後半のデジタルの話は個人的にはちょっと違う気もする。

    以下は読書メモ:
    (メモは文章で書けというのからするとダメだな)

    1章
    文章の本質はウソ 演出
    書く前にカメラの位置を決める 人と違う視線、切り口から見る

    2章
    接続詞は外す
    自分の文章のリズム
    余談だが ちなみに で始まる段落は削る

    3章
    風景描写は時間や視覚の変化を取り入れる。
    創作文は説明的にならずに読み手の想像力を刺

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    2017年10月26日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    「伝わる」文章を書くには、自分の内面に、心の動きにきちんと向き合って、それを言葉に残していくことが大事だ、そしてそれが文章を書くにあたって不可欠な「考える」ということなのだ、という結論が味わい深い。文章を書くにあたっての技術的なことにもふれているが、冒頭の文章修行の話などの著者の”地”が出ているところが面白い。

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    2014年07月16日
  • 暴走老人!

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    ネタバレ

    この言葉、池上彰が石原慎太郎に対して使ってました。いきなりキレる老人、犯罪に走る老人、ゴミ屋敷等の問題を、時間・空間・感情という3つのキーワードで分析しています。
    確かにテレビのニュースでも、この年齢で?と首をかしげたくなる犯罪が多いのは事実。決して老人は枯れていないという事でしょうが、徒党を組んだ物はほとんどなく、孤独な犯罪が多いのが哀れを誘います。

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    2013年04月13日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    評判が良かったので、早速読んでみたいと思った本。
    価値ある内容だった。

    実践できそうな方法をメモ。
    ・逆接以外の接続詞を外す
    ・単語の羅列ではなく、たとえ短くても文章を日記に残す
    ・情報収集を省かない、怠けない

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    2012年09月09日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    文章は一行目から書かなくてはいけないというルールはない。人の思考は断片的なものなので、思いついたところから順に書いていき、後は推敲時に組み立てればよいという考え方。その他、形容詞の使い方、コピペ時代の文章術、電子書籍と紙書籍の魅力の違いなど、環境によって変わってくる文章のあり方についても書かれています。便利になった時代に、残しておきたい原点を思い出させてくれました。

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    2011年12月25日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    芥川賞作家の文章論。フレームワークのようなものではないけれど、文章を書く上で大事なことが書かれている。著者近影の写真で、著者がオジサマであることを初めて知りました。てっきり、女性かと。。。

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    2011年08月03日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    自分の文章がうまくなるためのヒントやテクニックを探せそうな気がして本書を手に取りました。
    さっとまとめようと、気になるポイントをチェックしたら、こんなにたくさんになってしまいました。副題にもあるように、現在の検索・コピペ時代に対応した文章術ということで、非常に幅広い記述がされていたと思います。
    作家としての危機感もよくあらわれていると感じます。

    <この本から得られた気づきとアクション>
    こんなにたくさんのアクションはできませんが。。。
    ・視点のあいまいな文章に、人を動かす説得力はない。力のある文章とは、自分のカメラの位置を明確に意識したものである。
    ・多くの人が一方向を向いている現象があれば

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    2011年08月07日
  • 文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術

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    どうすれば、いい文章が書けるか?
    ひとつにまとめるならば、それは、日々の心の動きをないがしろにせず、自分の内面を目にとめて、それをことばとして残しておく。


    ①書く前に視点を決める。
    ②読みてを特定の一人に絞って書く。
    ③形容詞の使い方を意識する。
    ④自分の文章のリズムを知る。
    ⑤削ることが、重要。
    ⑥文章は、真似ることから始まる。
    ⑦毎日文章を書くこと。
    ⑧ある特定の時間、没頭する時期が、必要。


    書評で、いい評価であったので、購入。

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    2011年07月26日
  • 検索バカ

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    「クウキを読め」と幼児を怒鳴る父親、頻発する家族間殺人、「気配」のない人々・・・携帯メールをはじめするコミュニケーションの広がりによって、人とのつながりが変質している。ネット検索とコピペで出来上がる論文や感想文のように、思考を停止した若者の今後を憂う。。。その後台頭してきた、ソーシャルメディアは著者にとってどのように映っているのかなぁ、と、思わず「検索」したらNHK「視点論点」で『Twitterと孤独』というテーマで語られていました。YouTubeでこれから見てみよっと。そんな私も「検索バカ」の一人でしょうか。

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    2011年06月25日
  • 運転士

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    ネタバレ

    相当前に読んだ。芥川賞受賞作。
    ので、色々あいまいだが印象に残る本である。

    この世の中で、何があっても規則正しく動いているものは案外少ない。
    人間というものは、
    気分やら自然の気まぐれやら様々な不確定要素に左右されている。
    だから、世の中のほとんどの事柄は規則正しくは進んでいかない。
    決めた通りに動く数少ない例としては、時の流れくらいか(は、言い過ぎですかねw)。

    そういう観点でみると、
    いつも規則正しくレールの上を走る電車というのは、
    作者がメタファーの多用により指摘するように、
    極めて非人間的な存在でありまたレアな存在ともいえる。
    そんな電車というある意味異常な存在との対比で、
    人間性

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    2011年06月20日
  • 検索バカ

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    思索が失われること、同調圧力が自立思考を奪うこと以外でも、たとえば自分に興味のある情報にしか触れなくなってしまい、偏った思考になってしまうというのも危惧されています。
    インターネットを客観的に見る機会と、問題意識を持つ機会を与えてくれます。

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    2010年06月29日
  • 検索バカ

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    「検索バカ」といういささか刺激的なタイトルが予感させるように、ネット検索、さらにはコピペがもたらす思考することへの希薄化に対する危惧感、さらにそこから現在の日本に蔓延する「クウキ」読みに対する危惧へと論は展開してゆく。

    ともすれば俗流若者論や根拠無き社会批判になりがちな論調を説得力のある地点に押し留めているのは、やはり作家としての感性とでも言うべきものなのだろう。

    そして最後に藤原氏は言葉のもつ力、そして沈黙して考えることの大切さを論じる。沈黙して「考える」こと。今の自分に必要なことは正に深く潜る思考だと考えている私には腑に落ちる言葉である。

    そして言葉の力。東京オリンピックのマラソン選

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    2010年04月24日
  • 検索バカ

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    すごく良かった。日本人の暮らしとインターネットが与えた影響を一番わかりやすくかつ説得力があるなぁと感じた一冊。
    「空気を読む」文化についての考察はすばらしい。いずれまた読み返そう。

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    2010年03月04日
  • 検索バカ

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    面白いとは思う。

    ただ,「検索」について触れてるのは前半の少しだけ。
    途中から話が反れて行って「クウキを読む」ということについて相当数ページが割かれている。
    それはそれで面白い内容だったけど,タイトルの通りの話を期待していただけに少し残念だったかな。
    一読の価値はあるけれども。

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    2009年12月03日
  • 検索バカ

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    「考える人」みたくなりました。

    クウキを読むことへの考察が新鮮で面白かったです。
    KYでもいいじゃないかと思わせてくれます。

    現代人の検索にたよってばかりで、
    考えることをやめてしまっては、今後進化するどころか、退化してしまうのではと思わされた。

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    2009年10月07日
  • なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか

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    私は、絶対的な愛情を親からしか与えられない小さな子供は、自分の親を批判するすべをもたないと思っていた。
    しかし、子供は親に対する気持ちや想いを絵に表していたのだ。

    子供の考えることがよく分からないと嘆く前に、
    子供の行動や表現をよく観察することが大切だな、とつくづく思い知りました。

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    2009年10月04日
  • 検索バカ

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    バカにバカと言ってなぜ悪い!
    現代日本に増殖している検索バカを糾弾。
    思考停止状態からの再生が必要だと痛感する。

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    2009年10月04日
  • なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか

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    内容はかなり興味深い。
    私自身、危険思考を持っているかのような絵を描いた過去があり、身につまされる思いである。

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    2009年10月04日
  • 家族を「する」家

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    とても読みやすい「家族と住まい」論。夫婦同室には懐疑的だったが、読むと納得。痛いところ突かれた…。夫婦の関係性は個人的にホットな話題で結論が出ないが、親と子の関係も変な幻想を抱かず、「契約」と考えてよいのかも。そこからスタートして、意識的に維持していく努力をするほうが、結果的によさそう。

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    2009年10月07日