木尾士目のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大野VS荻上、買い物、コミフェス転末の巻。4巻に次いで、なかなか面白い。
「原稿ほとんどできてねぇよ会議」なんかも、文化系大学サークルの雰囲気がよく出ているように思う。多少なりとも真面目に活動し始めると、役割や予算配分などで何らかのあつれきが出てくるもの。そこを、会長・笹原が原口のもうけ話を拒否し、どうにかコミフェスを成功に導くなど、初めて主役っぽい活躍をみせたことは良かった。
それと、この巻の段階では、何で荻上さんがあんなに頑ななのか分からなかったが、そこに対等の立場でからんでいこうとする、大野さんは素晴らしい。自分の趣味を全否定されてムカついているだけではあるけど、まあ青春だと思う(ヲタっぽい感じもするが)。ただ、荻上さんはタダでもあんな服を着て、学校に来ないと思うが(笑)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ咲コスプレ、流浪の現視研、笹原会長就任、コミフェス参加決定、荻上千佳加入などの巻。
トータルでかなり面白い巻。「オタクが嫌いな荻上です。特に女オタクが嫌いです。何でそんなにホモが好きなんですか」。大笑いさせてもらったが、荻上さん、ものすごくツボにはまったキャラ。かわいいけど、うかつに近寄れない。男でああいう感じの人は少ないんじゃないか。女の人って、たまに手に負えん(苦笑)。
それと、漫研の高柳さん。どうでもいいことだが、メガネで小太りで、温厚で常識人だが、マニアックな研究会で割と真面目に活動している人、リアルでこんな感じの人いました。こういう脇役がさらっと出てくるところが、このマンガのいいところの一つだと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ波戸の斑目に対する好意が、独占欲の色すら帯びるほど強くなってきた。その描写が実に人間くさく親近感が沸き、ますますこのキャラが好きになった巻であった。
人間としての不完全さ、不器用さ、だからこその人間らしさ。それらを排除せずむしろ真っ向から描いて見せる作品である。
以下雑文
シーンを具体的に挙げれてみると、、、
「斑目が咲を好きなこと」は自分だけが知っている秘密だと思い込んでいたのに、げんしけんメンバーほとんどの共通認識だと気付くと、自分でも理由は分からないままにムッとしてしまう。
斑目に対する好意が、独占欲にまで高まっていることに波戸自身困惑する。この感情は”ただの後輩”にすぎないはずの波戸にとって、いわばお門違いの嫉妬心であるからだ。こんな気持ちを抱くなんて筋違いだ、おかしいという気持ちと、実際に嫉妬を感じてしまった心の錯綜が感じられる。もちろん、すでに波戸にとって斑目は”ただの先輩”ではなくなっているのであるが、感情を上手く整理することができない。
そのような嫉妬心、独占欲は他人、表に出さない。しかし、みんなこころにもっている。それはリアルの世界でも同じだ。みな完璧ではなく、不完全さを孕んでいる。不完全さをもっているからこそ人間らしい。そのようなキャラクターに自分自身を重ね合わせ、親近感を抱く、そして自分の不完全さが慰められたように感じる。その感覚が味わえるシーンであった。