岩岡ヒサエのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学校を舞台にした短編集。
このストーリーは特別なにか劇的なことが起こるわけではない。
でも読んでいくと人の温かさが心に沁みてくる。
そして学校が懐かしく感じるのだ。
人は何かを懐かしむとき、思い出すのは大抵いい思い出だろう。
この話はまさにトゲトゲしさとか負の要素がない。
なんだか自然と楽しくなってくる、そんな優しい作品。
各話それぞれ主人公は違うのだが、関連性を持っていて「あ、この子はあの時の!」といった発見もあったり。
泣きながら焼き鳥を食べるシーンが私的には好き。
あと後半の話にはドキッとさせられました^^;
この作者さん、短編のまとめかたが上手いな、と思う。
興味ありましたら是 -
Posted by ブクログ
久々に漫画読んでる最中に泣いた(微笑)
日本橋ヨヲコという、希代の漫画家を世に知らしめたIKKIという雑誌は同時に「鉄子の旅」や「月館の殺人」なんかも出していて、ヴァラエティというか闇鍋めいていて、とてもU・B好みなわけだけど、そこからの新人賞で件のバシさんが岩岡ヒサエを引っ張り出したと、最近になって知ったわけで、なんという俺のセンス!(自画自賛)
内容自体は悪く言うと、「プラテネス」を女性漫画家が描いたらこうなります的なんだけど、岩岡ヒサエの方が平熱が低い印象。
その分、温度の上下差が激しくて、新陳代謝がよくなるのな。
一気に俺的連載中漫画ベスト3に殴り込みをかけるレヴェル。
余談だけれど、 -
Posted by ブクログ
本屋で見かけて、買うのをかなり迷った本。作者の個性があまりにも強すぎて、自分の読み方が出来るかどうか踏ん切りがつきませんでした。しかし買って良かった。この人の作品も優しい気分になれますが、キャラクタータッチの絵柄とは裏腹にどうしようもない悲しい現実も突きつけられます。それとともに優しさをもらう感じです。表題作「しろいくも」と「骨董屋さくら堂」「おウチに帰ろう」「たまごの水」に惹かれます。「しろいくも」「たまごの水」はおじいさん、おばあさんの思い出を大切にしている人にはたまらなく切なく、ツボな話ではないかと思います。短編集ですが、コミックスを通しての作品の包み方、その始まりと終わりが一個の世界を
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購入済み
ほっこり系
ストーリーがゆっくりで少し焦れったくもなるが、ふたりの気持ちが読みながら伝わってきた。
亡霊の一人と一匹がこれからどう関わっていくのかも気になってます!