岩岡ヒサエのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
押し付けがましくないSF。
初めて読んだ岩岡ヒサエ作品。
1巻の表紙の男の子が逆さまで、
宇宙には上下ないからかな
センスいいなーって思って
目に留まって表紙買いしてホント良かった。
SFって良くも悪くもなんですけど
設定ハッキリさせるために
説明長くなっちゃったりするんですが、
これは最低限なんでこってりしてない。
宇宙という壮大なスケールの舞台で
主人公ミツがやってる仕事は窓拭き、、、
つっても普通の窓拭きじゃあないんです。
地球の周りに存在する まるで土星の輪っかのようなリングに
人が住んで生活圏として成り立ってる世界のお話ですから。
ミツはそのリングの窓を外(宇宙空間)から拭いて -
Posted by ブクログ
ネタバレこのほど、7巻で完結した。でも、表紙が好きなので、こちらで登録(^^;。
どんな結末になるのか、まったく読めなかったので、最後までドキドキした。
みんな、抱えているものがある。
捨ててしまえば楽になれるのに、捨てられない。捨てるわけにはいかない。
引きずって進むしかないのだけれど、足は重く、迷う。
でも、いつしか傷が癒えて、軽やかに進むことができるようになるはず。
それには、自分の傷と向き合うしかない。
正面から向き合って、乗り越えていくしかない。
この巻の最後で、タマチが叫ぶ。
「自分で立てよ。誰かに頼るな!」
そして、泣き崩れる。
許されるためには、自分で許さなければならないけれど、
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Posted by ブクログ
2011 学生の頃から読んでた漫画もとうとう最終巻。地上カラーページを見てぐっと息を飲みました。なんだろう、言葉を選べないくらい私はこの作品が好きです。
過去が哀れ過ぎたニシマルさんのことがどうしても嫌悪できなかっただけに最後の最後までハラハラでしたが収束にはホッと胸をなでおろしました。最後のみんな勢揃いのイラストに救われました。
連載が終わってしまうのは寂しいけれども、円満に終了ということで良かったです!また岩岡ヒサエ先生の漫画のコマにさりげなーく登場してくれるといいなぁなんて考えてしまいます。また人工衛星の話題が出たり社会でいやになった時に読み返したりすると思います。
きっとこれからも、 -
Posted by ブクログ
夢のできる世界にあるコンビニに迷い込んだ女の子とイヌのコンビニ店長さん。そこに訪れる、何かを見失ったお客さん。
絵本のようにやわらかくて優しくて暖かいのに、描かれているのはすごくすごくズシンとくるような考えさせられるテーマ。
命だったり絆だったり、気持ちだったりね。
迷い込んだ女の子がコンビニで働きながら、
そこにくるお客さんと接してどんどん自分の存在の意味を見つけていきます。
気持ちの描写が時々残酷なくらいシンクロして涙が止まらなくなる。
でも優しく包まれる感じがして安心。安心。
ぽけーっと木漏れ日で考え事してるような感覚。
自分が自分でわかんなくなっちゃったり、存在価値ってなんだろー