あらすじ
地上へ――願いは、眼下の景色へと広がる。ニシマルという研究者に突き動かされ、ソウタの想いを込めた計画は、ついに始動する。地上への下降機、搭乗者にはミツ。それは遠い夢のようなものだった。一方、そのソウタとタマチが勤める工場では、小さな危険が数多くあった。点検業務に携わるタマチは所長に訴えかけるのだが、逆に点検データを改ざんされる憂き目に遇う。絶望すら感じるタマチに、祖母はいつでも優しい眼差しを向けている。その想いに後押しされ、タマチは自分の道を、今一度振り返り、そして…?
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Posted by ブクログ
徐々に撒かれていた不穏の種が一気に花開いた感じ。この漫画はこういう側面も描ききらなきゃならない作品なのだとは思うが、それにしても辛い。
タマチのくだりは本当に良かった。結局ケリを付けたのは自分自身というのはタマチらしい。みんな揃いも揃って、面倒な性格してる。
Posted by ブクログ
6巻の救いようのなさかげんが一番リアルに感じて興味深かったのでこっちでレビューしときます
表紙のモノクロの世界に佇むタマチの絵もすごい印象的でいい。土星マンションは個人的に6巻が一番よかった
Posted by ブクログ
このほど、7巻で完結した。でも、表紙が好きなので、こちらで登録(^^;。
どんな結末になるのか、まったく読めなかったので、最後までドキドキした。
みんな、抱えているものがある。
捨ててしまえば楽になれるのに、捨てられない。捨てるわけにはいかない。
引きずって進むしかないのだけれど、足は重く、迷う。
でも、いつしか傷が癒えて、軽やかに進むことができるようになるはず。
それには、自分の傷と向き合うしかない。
正面から向き合って、乗り越えていくしかない。
この巻の最後で、タマチが叫ぶ。
「自分で立てよ。誰かに頼るな!」
そして、泣き崩れる。
許されるためには、自分で許さなければならないけれど、
それには、長い長い時間がかかる。
そして、また歩き始めなければならない。
タマチは立ちあがる。
歩き始める。
Posted by ブクログ
子供の頃から見ている夢とよく似た世界観w
でもそんなことより、SFの世界観の中で、そこの日常を過ごしていく事の大変さ、「ふつう」に生きる大切さをきちんと描いてくれる良い作品だと思う。
ふつうに気づく事って大事だなぁ。
この人はうまいなあ。
Posted by ブクログ
着々と進む地上降下計画と、発電所の事故と、タマチの変化、下層住民の暴徒。
前巻に比べてめまぐるしく動く巻だった。
サチへの心情が一瞬で片付けられてしまったが、そこも含めて今後どうなるのか。
Posted by ブクログ
前半、こういうこと言えるミツはやっぱりいい子だなぁ、とかほのぼの読んでいたら後半一気に大変なことに!
タマチさんの件は良かったにせよ、今後どうなっていくのか気になって仕方ない展開です。
Posted by ブクログ
やっぱり不安定な方向に行くのかー。それぞれの考えが少しずつズレて重なってる怖さをホントに上手表現してるなぁ。
岩岡ヒサエ漫画はそういうところが大好きだけどそのまま落ちるところまで落ちていきそうで怖い。
Posted by ブクログ
あー怖いいままでゆったりとした雰囲気で進行してきた土星マンションなだけあって、こういう展開になるとこっちまで不安になってきてしまうわぁ、タマチはよかったなぁ帰りたい場所に帰れそうでホントに良かった。
Posted by ブクログ
タマチとニシムラさんが動き出した巻
はー何でこんなに感動する作品を作れるんだろうか
動き出した物語をどう纏めてゆくのか
気になるので次巻も読みたくなる作品
Posted by ブクログ
外側に壁があり、中に人が住む。
上下があり、分かれている。
壁に地面にへばりついていた話が狼煙と共に決壊するように上に外になだれ込んでいく。
恐ろしい。
何かが始まった!!!