岡ノ谷一夫のレビュー一覧

  • 人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

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    面白かった。

    面白おかしく書いてはいるが、日本教育的な文理も縦割りの学問領域も国境もサラリと飛び越えていて、言わずもがなで優秀な方なのだと思う。

    これまで出会ってきた、アカデミアにいる浮世離れした面白おじさん(褒めてるつもり)に共通した香りを感じるな笑

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    2026年10月07日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    吉田重人
    1980年滋賀県長浜市生まれ。2003年千葉大学文学部行動科学科卒業。2008年千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士(理学)。2007年より日本学術振興会特別研究員

    岡ノ谷一夫
    1959年栃木県足利市生まれ。メリーランド大学大学院修了、Ph.D.取得。1994年より千葉大学文学部助教授、2004年より理化学研究所チームリーダー

    〈生きもの〉 ハダカデバネズミ-女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー)
    by 吉田 重人、岡ノ谷 一夫
    東アフリカのケニアあたりにいる動物(図3) で、地下にトンネルを掘って集団で暮らしている。ネズミなのにハチやアリと同じように女王がいて、これが集団内の繁殖を一手に引き受け、これ以外はおもにワーカー(働きデバ)やソルジャー(兵隊デバ)として生きる。定期的に女王の巡回があり、さぼっているとどやされる。どやされた個体は「服従のポーズ」をとり、反省の意を示す(図4)。これには打ちのめされた。服従のポーズなんて、『家畜人ヤプー』(沼正三、幻冬舎)みたいじゃない

    ハダカデバネズミは、なんと一七種類もの鳴き声をもち、状況に応じてこれらを使い分け、視覚が役に立たない地下のトンネルの中でうまいことコミュニケーションしているのだと

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    2023年07月24日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    ハダカデバネズミのことが、ユーモラスに、愛を持ってかかれている。研究の苦労についても知ることができる貴重な一冊。

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    2022年01月01日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    シンプルに面白かった。動物園で何度かみたことのある動物ではあったが、どのように生活しているのかほぼ知らなかったため、「そうだったのか」の連続であった。「よくわからないけれどなんだか見ていて面白い動物」から「見た目だけではなく全てが面白い」という見方に変わった。見た目が変でよくわからない生き物でも、その生き物なりに一生懸命生きていて、かつその生活様式的には理に適っているということを、ハダカデバネズミを通してまな無ことができたのがなんだか不思議である。

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    2020年08月04日
  • 言葉の誕生を科学する

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    言葉はどのようにして、うまれたのか。自分にとっても子供の頃からの疑問を、好きな作家さんが脳科学者の方と考察していく様子が、とても興味深かった。歌うのは、鳥とクジラと人間だけ!なんてロマンティックなんでしょう。科学なのに。科学だから?
    デバやジュウシマツに向けるお二人の優しい目線も、読み進めていて温かい気持ちにさせてくれる。

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    2020年05月29日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    小川洋子さんの本紹介より手に取った本。ハダカデバネズミという特異な生き物の生態も興味深いが、「17の鳴き声を使い分ける」というところから人間の言語の謎に絡めて研究をしようという研究者さんたちの発想が面白い。
    それにしても「真社会性動物」の面白いこと。しかも遺伝で全てが決まるのではなく、周囲の状況から女王にのし上がったり、兵隊になったり王様になったりするという。流石に昆虫よりも複雑な仕組みで動く社会のようだ。

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    2019年02月02日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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     岩波科学ライブラリーの、ハダカデバネズミの本。

     裸・出歯・鼠。ひどい名前だけど、姿を見たらまさにその通りだから仕方がない。
     ハムスターの赤ちゃんのような姿だが、一生裸。げっ歯類特有のインパクト大の門歯。あるのかないのか分かりにくい、小さすぎる目。いわゆるキモカワイイというのはこの子たちのことなんだなと納得してしまいます。

     アリやハチのように真社会性を持つ哺乳類。厳然たる職業階級(カースト)制度。女王と生まれた新生児たちのふとんになるだけの係があるとはびっくりしました。が、その写真を見てそこはかとなくかわいく思ってしまうのはオイラだけではないはず。
     ピンク色した肉ぶとん係のハダカデバネズミたちの上に、女王と子供たちがもごもごしている姿は可愛いではないか。

     カラー写真も多く、小学生の高学年くらいなら興味があれば読み進められてしまうと思います。

     これを読んで、千葉大学のサイエンスプロムナードで暮らすデバたち(愛称チバデバ)に会いたくなりました。

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    2014年10月21日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    ネタバレ

    本書は東アフリカに生息し、地中で集団生活を営んでいるハダカデバネズミの本である。著者が熱烈なラブコールのもと国内へ持ち込み、地味で根気のいる研究に青春を捧げた研究者たちの成果をまとめたものだ。千葉大学や理化学研究所で愛情をもって飼育をしている写真や、キュートなイラストをふんだんに使って、ハダカデバネズミの魅力を余すことなく紹介している。

    彼らの容姿は「出歯で毛のないネズミ」で、誰もが一瞬にして釘づけになるほどインパクトがある。穴の中では快適で秩序ある社会生活をおくり、愛らしい鳴き声を巧みに操りながら言葉同様のコミュニケーションをとって生活する。それにしても、もう少しハイセンスな名前はなかったのだろうか。英名では「ハダカモグラネズミ」、ラテン語では「ヘンテコ頭の毛のないやつ」と、どれも似たり寄ったりである。そんなハダカデバネズミを筆者は敬愛をこめて「デバ」と呼ぶ。

    デバは平均80匹の仲間と集団をつくり、一匹の女王を頂点とするコロニーを形成して暮らしている。よってデバの群れで子供を産むのはたった1匹女王のみで、繁殖を一手に引き受ける。女王は集団の中で一番のビックボディで王様1~3匹のお相手をこなす。その上、強くて賢い。女王の独断で「お声かけ」があり、王様はNOとは言えない立場で交尾となる。なんともたくましいではないか。そして女王のお世話係の中には「ふとん係」なるものが存在し、女王は毎晩ふとん係のネズミの上で寝ている。想像を超える真社会性は女王の貫録からも理解できる。

    女王は年間に最大4回ほど出産し、一度に1~20匹の子供を産む。コロニーの女王と聞くと食べ物を与えられ、子供を産むことだけに専念していればよいというイメージがあるが、デバの女王の現実は甘くはない。彼女は生まれながらではなく、厳しい戦いに勝ち抜き女王になる。デバは裸なネズミにもかかわらず寿命が30年以上で、想像以上に長生きするため、その長い人生の中で次の女王の座を狙うものや仕事をさぼろうとする者たちを、常に監視し威嚇行為により圧力をかけ、自らの権威を保持し続けねばならない。ストレスホルモンの研究結果では女王デバが最も高い数値が出ており、集団の中で睡眠時間が一番少ない。そんな気苦労の絶えない女王の末路は、死病するか下剋上でその座を奪われるかしかないと言うから寂寥感に苛まれる。

    一方、王様は完全に女王の尻にしかれる。女王のご機嫌さえとっていればよいわけで一見楽そうに思えるが、王様になったとたん痩せ衰えてゆく傾向にあり、男性ホルモンの関係上病気にかかりやすい。女王復権を企む「下剋上事件」はまず、王様暗殺から始まるという。最期となる事件の際は、女王の前に命を落とす運命にある。

    働きデバは一番数が多く、仕事内容も餌さがし、巣の掃除や拡張、子育てやふとん係と多岐にわたる。巣の拡張の際、出歯を使って1年間に30キロも掘り進めることもあるという、意外にアクティビティなのだ。そのため低酸素、高二酸化酸素に対して耐性が高い。そして、デバは体温調節機能を持っていないので、寒さに弱い。ふとん係は子供や女王の敷布団の代わりになって押しつぶされたようになって寝る。呼吸ができるのだろうかと心配になるのだが、どんな状態でも何食わぬ顔をして寝ている。

    兵隊デバは普段はごろごろしている。しかし外敵があらわれると、真っ先に戦いを挑み、進んで自己犠牲を払い自らの命をささげる役となる。なんとも切ない話ではあるが、生態系の秩序のうちなのだ。

    ご多忙にもれず、デバにもメタボなデブが存在する。デブデバはほとんどがオスで来るべき日に備えるためである。デブデバは将来、旅に出て新たな集団を創設しなくてはならない。毛のないネズミが一人ぼっちで巣から旅立つとは、こころから応援したくなる。極めて少ない確立の新社会創設にかけるチャレンジャーなのだ。

    女王同様、働きデバや兵隊デバの役割分担は生まれつき決まっていない。大人のデバに成長すると最初は働きデバとなるのだが、その後体格や群れの仲間との関係に応じて変化してゆく。しかも働きデバが不足すると兵隊デバが働きデバ的行動をとるという人事異動が可能な社会なのだ。では、どうやってその時々のポジションを仲間同士で見分けるのか。それは彼らの挨拶にある。

    その見た目に反してデバはかわいらしい声で鳴く。そしてヒト以外の動物はあまり使うことがない「ぱぴぷぺぽ」が発音できると言う。普段の生活のなかで17種類の鳴き声のパターンがあり、それぞれに意味を持たせコミュニケーションをとっているらしい。「こんにちは」のあいさつは自分たちの階級の確認に行う。しかも正確に理解できるように回数や声の強弱をつけ、カースト制度を遵守している。そのほか「餌があったよ」であるとか、「ごめんなさい」とか言った具合に自由に会話を楽しんでいる。驚いたことに歌うこともあるようだ。ハーモニーを奏でるデバのご機嫌な様が想像できるが、なぜ歌うのかは今後の研究課題とのことだ。暗がりの地下社会で暮らすハダカデバネズミにとって音声は重要なコミュニケーション手段なのだ。

    こうした多様な生活を営むハダカデバネズミの研究は、今後大いに注目すべきであろう。長寿の秘密や低酸素・高二酸化炭素の耐性、真社会性と音声によるコミュニケーション能力など、どれをとっても興味深い。特に生物言語研究において「ハダカデバネズミの音声と脳」の研究計画に文部科学省から補助金も出ており、現在研究が進んでいる。彼らの特殊性を解明できれば、近い将来わたしたちのことばの起源を解き明かす糸口になるのではと期待されている。

    そしてその陰で、ハダカデバネズミと向き合う研究者たちの葛藤の日々を忘れてはいけない。地下で暮らす動物を研究所で飼育する苦労やプレッシャーもあるだろうし、夜間のデータを地道に取り続ける努力に頭が下がる。しかし、彼らだけにハダカデバネズミを独占されては惜しい気がする。ぜひとも続編を期待してやまない。それもひとえにハダカデバネズミの魅力のなせる技であろうか。

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    2014年06月27日
  • 言葉の誕生を科学する

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    ネタバレ

    ・無駄な行動が生物学的な強さであり、異性の評価を受ける。発展して美的評価に。独立して芸術に。
    ・言語の歌起源説。
    ・歌から言葉へは「一瞬」。
    ・ミラーニューロン。
    ・天才は刺激の過剰さ。子孫は残せないが芸術を残す。
    ・赤ん坊が泣くのは人間が天敵から身を護れるから。
    ・母と子供の言葉のコールアンドレスポンスによる、相互カテゴリー化仮説。
    ・言葉は情動を動かせない道具として進化した。
    ・フェルミのパラドックス……エイリアンが来ないのはなぜか……言語をもってしまうと文明は滅びるから。
    ・「つながる」こと自体の快感が独り歩きして、空疎なメールなどの言葉。
    ・統合失調症患者の「死にたい」……言い換えていくと、さびしい、や、つながりたい、に。「死にたい」という魔球。……言葉を解きほぐしていく技術。
    ・「AならばB」を与えられて「BならばA」と思えるのは人間だけ。ただしそれが「イスラム人はテロリストだ」のようになってしまう。
    ・ダンスなど儀式を使って、コミュニケーションしたいという意図自体をコミュニケートしている。
    ・人間の言語システムは書く言葉が生まれるようにはじめからできていた。
    ・言語・音楽・数学。
    ・歌の幼児擬態起源説……メスに子供だと勘違いさせることで近づき交尾。
    ・言語と神……大ボス説と、死の回避説。死の恐怖を受け容れるために物語を必要とする。物語に登場するのは必ず死者。
    ・哲学的ゾンビ問題。→心の理論。
    ・言語を持ったことで滅びていく短い時間に、たくさんのものを創造しようとする。

    素晴らしい。
    上記のような語られた内容がいいのではなくて、語られ方が。
    ロマンチックな科学者がいて、適切な聴き手がいて。
    ラカンやら岸田秀やらを読んで考えてきたことをこんなに平易に再納得してくれるなんて。

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    2014年01月23日
  • 言葉の誕生を科学する

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    作家と、小鳥のさえずりやハダカデバネズミの歌から人間の言葉の起源に迫ろうとする研究者の対談。
    言葉について突き詰めてゆきながら社会や文明、時間、自分、人間の意識の問題に迫る。鳥やネズミなどの音楽についての研究ひとつひとつが驚きに満ちて興味深く、人がなぜ言葉を持つようになたのか、言葉を持つことで何を得て何を失ったのか・・・全編目からうろこのわくわくする話ばかりだった。

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    2013年12月02日
  • 言葉の誕生を科学する

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    ずっと読みたかった本。文庫になったと知って即買い。
    おもしろい。鳥のさえずりから歌になり文節になり言葉になるって。ざっくりしてるから、間違ってたらごめんなさい。言葉のすごさみたいなのを思い直すことができた。やっぱり言葉で生きて行きたい。
    2013.11

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    2013年12月07日
  • 言葉の誕生を科学する

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    『博士の愛した数式』の小川洋子さんと、脳科学者の岡ノ谷教授の対談本(文庫)

    言葉の起源についての説や考察を、岡ノ谷教授の研究や近接領域の話題で盛り上げる。
    唐突に繰り出される作家小川洋子さんのアイデアが、岡ノ谷教授を触発する様子が読み取れて面白かった。

    やはり、言葉の探求は興味深い。
    本書では、岡ノ谷教授の言葉の発生には”歌"が起源になっているという内容が、なんとも興味深かった。
    言葉ってなんだろう?歌ってなんだろう?と想いを廻らせながら読んだ。

    本書はもともと2011年4月に発刊されたもの。
    対談は、東北の震災前に行われていて、震災後に発刊となった。

    今回の文庫版の出版に当たって、お二人とも文庫のまえがきとあとがきを書かれている。この部分でも、対談と震災の影響がうかがわれる。

    やはり言葉と文明は切り離せないわけで、対談中にも、この文明にどう向き合うかが、奇しくも語られていた。フェルミのパラドックスとして語られる『言葉を持ってしまうと滅びる』、これにどう向き合うかを考え直さなければならない。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    人間が“言葉”を生み出した謎に、科学はどこまで迫れるのか?鳥のさえずり、クジラの鳴き声…言葉の原型をもとめて人類以前に遡り、小説家と気鋭の科学者が、言語誕生の瞬間を探る!
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    【目次】
    文庫の前書にかえて(小川洋子)
    はじめに
    ・言葉の秘密をさぐる遠い旅へ(小川洋子)
    ・言葉の起源をもとめて(岡ノ谷一夫)
    第1部 言葉の誕生の秘密に迫る
    第2部 言葉とコミュニケーションを考える
    第3部 心の発生と言葉をめぐって
    おわりに
    ・人間が死ぬことは不条理だけれど(岡ノ谷一夫)
    ・鳥は自分たちの神を持っているか?(小川洋子)
    文庫へのあとがき(岡ノ谷一夫)
    解説
    ・言葉によって伝えたい、という想い(大橋正健)
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    2013年11月14日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    小川洋子「とにかく散歩いたしましょう」にて紹介されていました。
    強烈な題名に惹かれて読んでみました。
    研究者が研究を愛し、研究対象を愛し、そして弟子たちを愛する
    姿が目に浮かんで、とても好感のもてる、しかも
    研究の醍醐味もよくわかる良書だと思いました。

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    2013年06月19日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    「ハダカデバネズミ」という不思議な生き物についての本。
    いろいろ考える。
    ハダカデバネズミ。
    行動、生活パターン(というのか)は、非常に愛くるしく、人間社会に照らし合わせると、切ないし、さらにいとおしくなる。

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    2013年04月06日
  • さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ

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    十姉妹のさえずりの研究から、人間の言語の始まりは歌だったというさえずり言語起源論につないでいくのだが、残念ながらそこの飛躍が理解できない。これは別な本に期待。
    でも、ジュウシマツでの研究、そこに関わる学生たちの活躍は読み物としても十分に楽しい。

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    2011年04月20日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    「ハダカデバネズミ(以下デバ)」あぁなんてひどい名前、そして可愛いその姿。べつやくれいさんのイラストのデバも実物のデバも、もう「可愛いっ!!」としか言いようがないです。

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    2009年11月13日
  • 言葉の誕生を科学する

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    小川洋子と科学者の対談モノにハズレ無し!
    今作は小説とも密接に関わる言葉がテーマとあって、なぜ人は言葉を使い、物語を生み出すのかという問いにまで迫る

    『歌』が言葉の起源かもしれない
    小鳥の歌には和声があり、小鳥はそれを繊細に聞き分ける

    ジュウシマツの研究を通して明らかにされた研究結果や学説は、後年発表された小説『ことり』に大きな影響を及ぼしたと初めて知った
    改めてそちらも読み返してみたい

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    2026年07月19日
  • 人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

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    高橋源一郎の飛ぶ教室で紹介されていて読んだ。
    「ハダカデバネズミ」と言えば、私は小川洋子さんを思い出し、お二人の共著もかつて読んだように思う。
    青春記としても面白く、動物心理学の研究の一端を知れる部分も面白かった。

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    2026年06月16日
  • 人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

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    動物心理学者の自伝的青春エッセイ。浪人から大学進学、留学から長い長いポスドク生活など、痛快無比な内容。
    最近この手の本、特に研究者が書いたものが多い。ウケ狙いの修辞の多さに読者がついていけるか評価が分かれるだろう。
    地道な実験の蓄積からのセレンディピティなど、研究生活についても教えてくれる。

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    2026年04月01日
  • 人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

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    著者は小鳥の歌の進化と機構から、人間言語の起源について研究している人らしい。

    なんだか運よく成功していくお話なんだけど、嫌みなく楽しく読めた。底抜けに明るい人だからかな。


    印象的だったのは以下
    「自分の気の多さを認める。あえて他の分野への興味をそぎ落として1つに絞ってみれば何かの業績はあったはず。
    でも、日に流されていくつかの流木によじ登りかけると他の流木がうらやましくなる。それが俺の芸風。流されることが悪いことだとは思ってない。」


    余談だけど、アメリカで研究していた時の話で、3時に仕事を終えると「銀行か!」って言われるらしい。
    アメリカの銀行も3時に閉まるんだと驚いたり。

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    2026年02月14日