岡ノ谷一夫のレビュー一覧

  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    成毛眞氏「面白い本」の一冊。
    奇妙な外見のネズミ。東アフリカの乾燥地帯に地上下50cmに3キロものトンネルを掘って鎖国状態で暮らす。たった1匹の女王が母親で、1〜3匹のオスのどれかが父親だけど、母父も兄弟のこともあるという近親相姦密室家族。働きアリや兵隊アリに相当する子供達。でも、階級は生まれながらに決まっているわけではないところはアリとは違う。哺乳類のくせに自分で体温を維持できない。ネズミのくせに何十年と生きる長寿。
    もうこれだけで十分、おもしろいよね。
    勢いで同じシリーズの「シロアリ」も買っちまいました。

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    2014年12月23日
  • 言葉の誕生を科学する

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    歌をうたう種、不協和音についての考えかたがおもしろかった。

    68「音楽や動物の歌のような、特定の意味のないところでこそ形式が複雑化して文法は進化てきるということですね」

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    2014年04月13日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    【読み物】
    このような動物がいるとは!
    毛がなくて出っ歯のネズミ、パッと見た瞬間少しヒキますが、よく見ると可愛く見えます。
    ハダカデバネズミは群れで生活します。社会環境も成り立っており、しかも哺乳類ですが、変温動物のため30年以上も生きるのです。
    すごいですね。

    変温動物であるゾウガメも200~250年も生きるそうです。それだけ生きれば、「この短い人生では何もできない」とは言えません。なんでもできそうです。しかし、なんでもできると思って、活発に動くと寿命は短くなるのでしょうね。おそらく。。。

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    2013年04月27日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    そもそもなぜ、「ハダカデバネズミ」に関する本を読んだかというと、僕の記憶違いでなければ、『新世界より』(貴志祐介著)という小説の中に「バケネズミ」というキャラクターが登場するのですが、それの祖先だったかモデルだったか(ここらへんがあいまいで...)が「ハダカデバネズミ」ということで、まあ頭の片隅に残っていたんでしょうね、読んでみたということです。

    『ハキリアリ』という本を読んだときも感じたことなんですが、いやー彼らはすごいですね。もう人間と一緒ですよ。非常にシステマティックな世界です。本書から得たことをちょこっとメモ風に書いていきますね。

    ・個体識別するときは背中に小さな入れ墨をする。
     

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    2013年01月22日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    漢字で書くと「裸・出歯・鼠」ですね。カタカナよりもインパクトが強くなります。
    このネズミ、蟻みたいに女王ネズミや兵隊ネズミなどに分かれているそうです。兵隊ネズミが仕事をサボっていると女王ネズミに叱責されます。そうすると兵隊ネズミは謝罪するそうです。その姿がユーモラスです。

    このネズミを見られる場所も何箇所かあるようですが、現物を見る前に本書を読んで基礎知識を得てからのほうが、数倍楽しめそうです。

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    2012年09月21日
  • さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ

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    鳥はどうやって歌を習得するのか、そもそもなぜ歌うのか、種によって異なる鳥の歌はどうやって生まれてきたのか、という研究。
    そして、人間の言語も起源も、鳥のようなさえずりだったのではないか、というのが著者の主張。その部分に関してはあまり説得力がないけれど。

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    2012年06月17日
  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係

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    軽く読めます。ハダカデバネズミかわいい!ちょっとした研究も積み重なることでスゴイ発見になるんですね。

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    2011年02月27日