高河ゆんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ“冷泉院皐”なる悪の想念の塊みたいな子に術者一同翻弄されてしまいます。
4冊分も引っ張った割には、終わり方というか終わらせ方というか、決着のつけ方があっさりし過ぎてて、ちょっと唖然とした。
見所はやはり、日に日に術力の終わりが近づきつつある十九郎くんと、それとは逆に日々強さを増していく希沙良の関係性でしょうか。
あとは、冴子さんと愛を確かめ合う諒くんね。
しかし、物語が大分佳境に入ってからの話であるにも関わらず、刊行が10年以上前という事実に軽くびっくり。
2013年現在、シリーズ第1作『天使はうまく踊れない』から軽く25年程経過してますが……。
なんとか、死ぬ前に終わらせてくれよ、作者殿 -
Posted by ブクログ
ネタバレ完全版らしいですが、初読みです。
書店さまで平積みにされているのを見かけ衝動買いしました。
若いママ、智科ちゃんと2歳でお話ししない三日月ちゃんの日常からスタート。
うんうん、子育て中はよくこういうことあるあると思いながら楽しませてもらいました。
智科ちゃんは、働かない三日月ちゃんのパパと一度は離婚しましたが結局また再婚。
今は、不安定な世の中で、子供を産み育てることを不安に思うことも多々あると思います。
一概には言えませんが、チャンスがあれば子供を産み育ててみるのもありかな~と思います。
そうそう、本の紙が厚くてめくりづらいかも。 -
Posted by ブクログ
“「あのな これはなんだ」
「結城のY」
「こっちは」
「探偵のT!!」
「……じゃあ口のとこは?」
「口んとこは事務所のGじゃーん 結城探偵事務所ロゴデザインばい因果くーん
商標登録しなきゃ」
「その前にローマ字覚えろ事務所はJだぞ
そもそも「ユウキ・ディティクティブ・オフィス」で正解は「YDO」!!」
「なんか怖くなった」
「ラクガキを増やすな!」
「でもーだってー新十郎は……探偵じゃん」”[P.27]
アニメ見てて尚かつ因果論を映画か小説で知ってる方が読んでて楽しいかも。
これだけを読むのはむしろ損では。
風守きゃわわー。
因果のテンションの高さとエロさが増してた。
新十郎の一人称のオ -
Posted by ブクログ
出版当時以来の再読。新刊が出たので復習に。
一読して、こ、こんなところで終わっていたのだっけ…と呆然としました。むごすぎる。たぶんこの苦しさを覚えたまま新刊を待つことに堪えきれずに忘れたんだろうな…当分出ないだろうことなんてわかりきっていたし…。思い返してみればこのシリーズを読んでいて苦しい思いをしなかったことがありませんが、思春期に読んだものというのは自分の血肉になっていて、容易には切り捨てられないですね。
オーラバではずっと里見十九郎が好きなので、この人がメインの話が回ってくるといつもうれしいけどつらかったのだということもまざまざと思い出しました。『星を堕とすもの』とかね…。縁側でい -
-