金成陽三郎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
好きだけども
私的に、金田一シリーズの中ではやや微妙なお話。
漫画なのは分かっていても、13歳の子が17歳の少女に化けて殺人、という無理すぎる設定でイマイチ入り込めなかった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ姉妹愛、犯人の境遇、すれ違う思いが美しくも哀しく描き出されていた。
犯人である姉・蓮子の人生は正に筆舌に尽くしがたい。幼少期に両親を事故で失い、唯一の家族となった妹・花江とも生き別れ、引き取り先で屈辱的な扱いを受けたかと思えば、やくざな男に麻薬漬けにされ、挙句に逃避するために殺人犯に成り果て、遂には妹も信じられなくなる。それでも、「不破鳴美」としてやり直そうと希望を持てたのは、この世には何かしらの希望があることを知っていたからではないだろうか。即ち、分厚い暗黒の少女時代の前にあった、両親と妹との暮らし、特に妹と抱いた夢。こういった希望があることを知っているからこそ、この世を捨てずにやり直すこと -
ネタバレ 購入済み
雪山で追い剥ぎとか怖すぎる!
それにしてもあの4人はたまたま目の前の関係ない人の装備を奪い。1億円も心当たりがないのに手に入れようとしてあさましい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジェイソンが外部犯でなく内部犯であるという根拠は非常に明瞭で納得のいくものだった。
また、メイントリックである「一度自分が死んだように見せかける」というトリックも、シンプルでありながらコロンブスの卵で面白かった。更に、このトリックの一番の難点である事件後の自身の存在についても、そもそも参加者全員の殺害を目論んでいたことと照らし合わせると整合性が取れていて解消されている。トリック、動機、設定の兼ね合いがぴたりとはまっているように感じ、読後感が良かった。
動機については、最愛の妹のためとはいえ、イニシャルがSKの人間を皆殺しすることで復讐を達成したかったというのは、常軌を逸しているように感じた。