永井玲衣のレビュー一覧

  • 世界の適切な保存

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    前作の水中の哲学者?という本がとても好きだったので、こちらも読んでみました。
    思ってたものとは違ったけど、永井玲さんがどんな人なのかは伝わってくる。

    この本を読んで、中学生の頃、世界の紛争をまとめる授業があったことを思い出しました。
    調べていく中で、残虐で酷い行為がいかに行われているか、その結果人間(殺され方や死体)がどうなるかを「生」でみた気がしました。みた時は、吐き気がしたり頭痛がしたり、ひどく身体が影響を受けていました。私はそれを皆に伝えるためには、まとめるのではなく、私が読んだものと同じものを一言一句違わず資料にまとめることを提案しました←この時点で普通の中学生じゃない笑 でもそうし

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    2026年05月02日
  • さみしくてごめん

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    最初の日記のところは面白くて笑いが止まらなく読むスピードが止まりませんでした。
    しかし、後半の哲学交じりのエッセイ?には理解があまりできず読むスピードが落ちてしまいやはり哲学というのは難しいのかな?と思ってしまいました。
    永井さんの日記は大好きなので日記だけの本は絶対欲しいと思いました!

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    2026年05月01日
  • 水中の哲学者たち

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    哲学研究者の目線で生きると、こんな文章が書けるのか!ちょっとした日常に対しても「問い」を立てている。これが、手のひらサイズの哲学なのかと。
    哲学ってもっと大それたものだけを扱うのかと思いきや、ささやかにも取り扱うことができることに気づけた。
    文章としては難しい部分もあったけど、それでも面白く読めた。

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    2026年04月25日
  • 世界の適切な保存

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    前半の淡く不確かながらも違和感を持った思索と、自分と世界の距離の保存方法がほとんど自分と同じで驚く。わからないから耳を傾ける。わかろうとする。それでもわかりあえない。若い頃はそれは絶望に値することだった。わかりあえないものだと思っていても。

    けれど、その「わからなさ」は、決して自分と誰かのあいだだけに留まるものではなかったのだと思う。自分の内側で感じていた距離や不確かさは、そのまま世界の広がりへと接続している。

    大人になって随分経つが、わからないこと、わかりあえないことが理解できるようになった。そうやって世界を保存していくことは、とてつもなく孤独ではある。

    その孤独の延長線上に、震災やパ

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    2026年03月21日
  • これがそうなのか

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    永井さんの頭の中を完璧に理解するにはまだまだ未熟だ。脆くはかない文章で淡々と提示してくるこれがそうなのか、と。ごくごくシンプルだけどたくさん考える人なのかな。ブルーの表紙の本も読んでみたいかも

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    2026年03月12日
  • これがそうなのか

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    ネタバレ

    永井玲衣の独特な語り口が好きだ。
    それはどこが過去に出会った親しかった女性に似ている。哲学対話にも興味があるので読んでいる。読んで新しいことを知るというよりは、なんかそんなことも考えたことあるなぁとか、そんなこと考えたことなかったなぁと、親しい人と何気ない会話をしているようなそんな感覚になる。
    読み終わってこれといった学びはないけど、日常の出来事の新しい切り口というか、着眼点を得られるような感覚がある。

    印象的だったところは、ハンセン病の被害者のうた。
    会いに来てください明かりがきえるから 辻村みつ子
    どうぶつ会議のラストシーン。ケストナー自身の姿。周りに馬鹿にされながらも試み続ける、あえな

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    2026年02月28日
  • これがそうなのか

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    最後まで、こういうことかと膝を打つような思いは得られなかったというよりそもそもそういう本ではなかったんだな。
    この世には、夥しく無数の言葉があって、確かに、そういうことかとハッとくるような体験は数多くしてきたし、問いの答えに思えたその言葉が、まだその裏にというか、違う言葉を隠しているというようなことも多くある。
    ではさて、この著者は、これを書き世に出すことで、何を示したかったのだろうというその答えは、一読では見つけられなかった…

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    2026年02月19日
  • さみしくてごめん

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    哲学者は詩人……いや詩人が哲学者になるのかな。
    感じたこと、考えていることが、たくさんたくさんあって、それを言葉にしてあふれさせる時、それを削ぎ落として作品にするのが詩人、言葉を尽くして伝えようとするのが哲学者なのかなという気がした。
    私も、ものすごく細かいことをいろいろ考えるタイプなので、著者の主催する哲学対話の場に行ったら、たくさん喋れるような気がする。
    くだらない、とか、めんどくさい、とか思われそうで、いつもは言葉を押し込めているけれど。

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    2026年02月14日
  • これがそうなのか

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    永井さんの哲学対話は考えさせられる。答えは分からない。自由に言葉を発信できる時代だから、その言葉の本来の意味や、その言葉が人を傷つけるものではないかを、今一度自分の中で考えねばと思わされた本だった。

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    2026年02月11日
  • これがそうなのか

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    相槌、日本人独特なのかあ。
    確かにラジオの対談とか聞いていると相槌ばかりが耳に入ってきてしまう時がある。
    普段使っている何気ない言葉、他者の言葉にも意識を向けてみようと思う。

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    2026年02月08日
  • さみしくてごめん

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    鈴木保奈美の本の番組にみうらじゅんが出てて、その中のランキングコーナーの売れてる本にあったので読んでみた。
    コロナ禍の日記と雑誌などから集めたエッセイ。
    LINEの打ち間違い、散歩、サッカー、やさしさ、色んなものを哲学者の目から見つめ直します。

    哲学者というと、「昔の偉い人がこう言っていた」的な引用がたくさんあるのかと思ったら、そうでもなくて読みやすかった。それでいて、埴谷雄高や井伏鱒二、寺山修司、まだ読んだことない昭和の文化人の本に興味を持てたりもした。

    「会社名」のところに「哲学研究者」と書かれた関係者パスを首に下げてサッカーを観戦すると、サッカー観戦記に一人の選手名も出てこないのが興

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    2026年01月31日
  • 世界の適切な保存

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    視点がとてもいいなと思った。言い間違いやよどみ、沈黙をこんなに丁寧に肯定的に捉えてくれる人がいるのはこころ強い。

    一方で、文章は1テーマにつき半分の量でもよかったかなと思う。音声で聞くと違うのかもしれないかど、文字だと似たような言い回しの反復が多くて、逆に言いたいことがぼやけているように感じた。

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    2026年01月06日
  • 世界の適切な保存

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    ネタバレ

    前作よりも日記っぽかった。テーマに関連して引用される詩や小説の文章にまんまとぐっと来た。

    「しゃぼん玉なんども食べようとしてるゾンビになってもきみはきみだな(野村日魚子)」
    って詩でうっかり泣いた。駅のホームで。ゾンビになってもわたしはわたしだなって思ってくれる存在がいたらどんなにいいんだろう。お別れしてもまた会えたならそれでチャラよ。

    たびたび3.11や地域紛争での虐殺の話などが差し込まれて、忘れちゃいけないこととか知らないといけないことがあるのを思い出す。

    「家が流されてなくて、ずるいね」(179頁)

    強烈すぎる。

    あの日地震が起きたとき、山形でこんなに揺れてるんだから遂に宮城県

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    2025年12月19日
  • 世界の適切な保存

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    時間はどんどん過ぎて、世界は変わっていく。
    その一コマの切り取り方が独特で、些細な日常もこんな捉え方ができるのかという気付きがたくさんあった。
    その一つ一つは、正直わかったようなわからないような。哲学ってそういうものなんだろうか。
    心に残ったのは「かくれる」。
    好きな人、大切な人の一部になることが、その人を保存することになるという気持ち。
    適切に保存しようと思うあまり、体の一部を食べてしまいたいという欲求が生まれる。
    少し前に読んだ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」と通じるところがあるなと思い出した。
    何かが消える、失われる、忘れられることに、多くの人は無意識のうちに恐怖を感じてい

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    2025年08月31日