夢見里龍のレビュー一覧

  • 奇妙な家についての注意喚起

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    最近たくさん出回っているモキュメンタリーホラーかつ不動産ものですね。これは怖かったです。アタリだと思いました。

    読み方のわからん作者名、調べると、ラノベ畑の人とのことで、それもまた納得というか、ほぼホラー映画を観ているような感覚でページをめくりました。私はけっこう「絵」が浮かんできました。

    内容はそんなに奇抜ではありません。でも怖かったです。面白かったです。

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    2026年09月04日
  • 奇妙な家についての注意喚起

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    4+1つのそれぞれの話も、全体に仕込まれたストーリーやオチも面白かった。細かい違和感がしっかり回収される感じも良く、実はホラーは映像よりも活字の方がいいなと思わせる作品。

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    2026年01月18日
  • 奇妙な家についての注意喚起

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    こっっっっっっっわ( ; ; )
    これが物凄く怖いか、冷静に読めるかはひとによって大きく異なりそうではある。
    ただ、私は昔観た『残穢』(映画のほう)でしっかりトラウマ形成されたタイプなので、似た感覚を覚えた。
    (本書でも原作のほうの『残穢』に一瞬触れられていましたね)

    家というものは、最も落ち着ける場所であり最もプライベートな場所であるという認識があるので、その家に裏切られるような話を怖いと感じるのかもしれない。これもまた「箱」の中にいる者であるゆえの恐怖なのだろうか。
    あるいは我が家では私が子どもの頃から、夜中、私の部屋を出たところにあるダイニングを、玄関方面からリビング方面にひとのようなものが歩く音がするからだろうか。

    第一の家を読み始めた段階では、呪いとか怪異とかがいるのはさておき、住民について「いや、何だこの気持ち悪い(性格の悪い)人間は」と思っていた。
    第二の家でも同様に、「何だこの夫は」と思った。
    第三の家辺りからしっかりと様子がおかしくなってきて、第四の家を読む頃には半泣き状態だった。

    (特に後半において)音の描写が重要なところもあり、各章にある注意書きを読みながらつい現実で耳をそば立ててしまう。
    夜中に読んでいた所為もあり、家鳴りが怖くなって堪らずYouTubeに逃げ込んだ。

    冷静な気持ちになって感想を書くと、家についての雰囲気や書き方が、先に書いた『残穢』を彷彿とさせ、「箱」の概念は以前読んだ『ここにひとつの□がある』を思い出した(個人的には本書『奇妙な〜』のほうが好みではある)。
    ラストは台湾ホラー映画の『呪詛』や『近畿地方のある場所について』を思わせる。
    また、最近読んだ『撮ってはいけない家』でも山梨県北杜市が舞台になっていた。無知で申し訳ないのだが、何か意味や由来があるんだろうか(もしご存じの方いたら是非教えていただきたい)。

    私のホラー感性としては、『残穢』以来の「眠るのが怖くなる作品」に出会ってしまった、と感じた。
    実話ベースの書き方も怖さが増して好きです、が、本当の実話でない事は、こういう系の話を読む度にひとまず一度は祈っています……( ; ; )

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    2025年09月28日
  • 奇妙な家についての注意喚起

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    物語だと思っていたら実話??
    奇妙な家を建てている建築家ではないかと思われる怪異を考察する女性と作家自身が考察を重ねながらやがてホンモノの怪異と遭遇していくはなし。
    モキュメンタリー系は読み尽くしてる気もしてたけどけっこう当たりで面白かった!!
    三津田信三先生のはなしと似ていたので余計面白かったのかも。
    家って安心できる場所のはずだけど、汚くしてたら護ってくれないって小野不由美先生の本にあったの思い出した。
    今、変な音を出しながらマンション通路を歩いていったやつがいる。たぶん孤独死したひとの家に住んでいるやつだと思う。
    ねー家って本当に安心できる??

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    2025年09月13日
  • 奇妙な家についての注意喚起

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    カクヨム発なので調べれば前半だけはお試しで読める。
    最近人気のホラー小説の主要なエッセンスがまんべんなく入っている。
    具体的にいうなら三津田信三と背筋と芦花公園(敬称略)がバランス良く配分されている感じ。

    こう書くとネガティブな評価に見えちゃうかもしれないけど、
    ホラーというジャンルは秘伝の継ぎ足しのタレ系ジャンルなので、恐怖を喚起させる存在や、手法や、終わり方が受け継がれて、そこからアレンジをして、新しい名作が生まれていく文化だと思う。
    そういう意味で、この話もホラーの主流がまだまだこの家系にあるんだな!って感じられて、面白かった。

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    2025年08月15日
  • 後宮見鬼の嫁入り2

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    愛憎の中に咲く夫婦愛

    前巻から話は進み、令冥が嫁入りした神サマである神喰との関係は更に進みます。
    令冥は神の視点を得て覚悟を決め、神喰は影響を受けて人間らしい弱さを持つように。二人の変化はすれ違いも生みますが話し合って乗り越えるのも夫婦らしさです。

    ふたりが挑むのは因縁を巡る大事件。
    時に尊く時におぞましい人の思いを見せつけられました。
    愛憎、複雑な心情が丁寧に描かれています。令冥と神喰以外にも魅力的な関係のキャラクターが出てきて大満足の面白さでした。

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    2025年08月15日
  • 後宮食医の薬膳帖4 廃姫は毒を喰らいて薬となす

    ネタバレ 購入済み

    一気読みしました

    毒と薬、陰と陽 麒と麟、なーるほどって結末で納得のラストでした。2人とも意志の強さから対処に対してぶつかるところが凄い、感動しました。
    続編、楽しみです。

    #感動する #深い

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    2024年12月01日
  • 後宮見鬼の嫁入り

    購入済み

    凄惨な世界に灯る愛

    舞台は後宮ですがヒロイン令冥が嫁入りするのは神サマである神喰。異能の家に生まれて無能と蔑まれた令冥ですが神喰には溺愛されています。
    神喰の見た目や言動には人でない存在の恐ろしさがありますが、寂しがりなところは人間以上。二人の穏やかな触れ合いは可愛く微笑ましいものですらありました。
    そんな二人が立ち向かうのは霊鬼が引き起こす事件。
    令冥は他人の未練を見る異能を用い、死を追体験する壮絶な目に遭ってまでどんな相手にも寄り添います。絶大な力を持つ神喰にも基本は頼らず、懸命に頑張る様は応援したくなります。
    家族の復讐を目的にし、神喰をその代わりにしない覚悟も純粋な愛の為。復讐相手への選択も見所です。夫婦で地獄を行く共依存の関係からは、二人ならではの愛情が感じられます。
    それから各エピソードで主に描かれるのは親子の愛憎。期待と失望、無垢の望みと失う恐怖、愛を求める子の苦しみが繊細な筆致で描かれています。美しい情景に深い感情の動きが重なり、どれもが印象的なシーンとなっていました。
    深く抉られる暗い話の中に映える愛が温かく、心に刻まれるような物語でした。

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    2024年11月06日
  • 後宮食医の薬膳帖4 廃姫は毒を喰らいて薬となす

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    書いてないけど完結っぽい?
    続くかもだけど、綺麗に終わったのでここで〆てくれてもいいなと思う。
    神話も絡んだ壮大な物語で楽しかったです!

    表紙の二人の関係も恋愛とは程遠い間柄、でも唯一無二の相手で良かった。
    久々大満足の中華系シリーズでした。

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    2024年09月08日
  • 後宮食医の薬膳帖3 廃姫は毒を喰らいて薬となす

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    ネタバレ

    人の身の内の変異を白澤の知識と食で改善していくシリーズ三巻。
    巻を重ねるごとに謎が少し明かされて面白くなり、慧玲と鴆それぞれの想いの深さと重さと複雑さに胸が引き絞られます。

    純粋な病でも妖でもない、毒疫という不可思議な現象、そして巻末に明かされた神話級の爆弾に今後も目が離せません。

    二人の関係性も男女の単純な恋や愛とはまた違っていて、言葉にするのが難しく身悶えするほど。
    慧玲を愛でつつ堕としたい鴆の行動が全て、慧玲を支えて抱き締めてそして送り出す事に終始しているのに、その献身さの裏側が闇と地獄と共鳴なのか。

    あとこのシリーズ、単純な薬膳とか病気とか妖怪とかじゃない新ジャンル(?)なのがいいです。
    どっちかと言うと神話系だから封神演義みたいな?
    続きがまた楽しみです。

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    2024年05月28日
  • 後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす

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    ネタバレ

     ただの疫病ではなく、五行思想が絡み人が木になったり鉱石になったりする毒疫が出てきて、その世界観に引き込まれました。

     薬膳と言いつつ毒を使って毒を打ち消していたり、自身の事を薬と形容しながらも内に毒を宿していたりと、相反するはずの毒と薬が同じものとして出ており、綺麗なだけではないからこそ惹かれる気がします。

     一見、正反対に見えつつ似たところのある慧玲と鴆の関係がどうなっていくのか、楽しみです。

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    2023年11月14日
  • 後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす

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    美味しくなければ、たとえ薬といえども身体が受け付けない。
    どんなに苦くとも、身体が欲すれば甘くうまく感じる。

    五行の観点から、毒にさらされた人々のありえない病を治していく主人公は、自分の役目に押しつぶされることなく忠実であり、健気に頑張ります。
    博識で、竹簡を解いていくあたり、映像化されたらなあと思ったりします。

    仇?役の風水師も、捻れていていい感じです。二人がどうなっていくのか、続刊が楽しみです。

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    2023年08月24日
  • 後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす

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    巧みな文章で描かれた中華ファンタジーの良作。
    展開のテンポも早いので飽きることなく、なにより主人公とバディ役となる相手の距離感が堪らない。

    渾沌と称された先帝の忘れ形見フェイリンと毒を操る暗殺者ヂェン。薬と毒、この恋愛恋慕とも異なる二人の絶妙な関係性がかなりツボ(当方うしとら好きなので笑)。

    また中国の五行思想を取り入れわかりやすく噛み砕いて表現されてるのも個人的に◎。

    そこにテーマである食事を持ってきてさらにミステリ風味な味付けも。続巻にも期待。

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    2023年08月03日
  • 死者殺しのメメント・モリア

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    死とは何かを追求していく物語だったように感じます。作中でも記されている通り、生は不平等でも、死は平等という価値観に納得します。時代や国を越えて死者を葬っていくモリアが、死に触れることで、様々な形の愛を知っていく物語で、とても面白かったです。エンタメとして派手なバトルシーンを追求するのではなく、死の切なさや悲しさを伝えることに全力を注いでいたのが良い味を出していたと思います。世界観はとても暗く、救いようのない現実の非常さが描かれる中で、もがき続けた先にある一筋の光明が、温かく尊いものであると教えてくれるような作品でした。
    私の好きな台詞は「わたしたちは何処からでもあらわれ、何処にでも向かいます。死に至れなかった死がそこにあるかぎり。時間を渡り国境を跨ぎ距離を越え――いわば時の異邦人なのです」です。彼女の生きる様が如実に表されている気がします。

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    2022年12月11日
  • 死者殺しのメメント・モリア

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    死について、とても繊細に丁寧に描写された作品。しっとりと湿った雰囲気をさせながらも、どこか神秘的で美しい世界観にどっぷりとハマりました。

    世界は平等じゃない。けれど、死は誰にでも平等に訪れるべきである、と。死を踏みにじられた少女が、死にきれない死者を殺し、平等な死へと導く物語。
    従者である悪魔が、最後まで悪魔らしかったのが良かった。

    とにかく言葉選びが素敵な作品でした。物語性だけではなく、文章力も高く、芸術的な作品です。
    遅読の私が、たった8時間ほどで読み終わってしまいました。

    幻想的な、けれども残酷で生々しい世界観がお好きな方は是非読んで欲しい作品です。

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    2022年03月11日
  • その不動産、条件憑き

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    事故物件なのかと思ったら怪異や妖系で、主人公も好感が持て、胡散臭いぬらりひょん(笑)との関係も一言では表せない奇妙さ
    『やってはいけない』と言われてる次の瞬間、それを侵す主人公に笑います
    とても面白かった

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    2026年07月11日
  • 後宮見鬼の嫁入り

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    言葉の美しさに頁を捲る手が止まらなかった。
    季節を告げる草花の描写はもちろんのこと、恐ろしい場面ですらひと筋の美しさを残してくれている。

    ファンタジーは「何でもあり」だからこそ、軸が必要だと思っている。
    軸がないとそれは「こんなことがあるかもな〜」という、ただの妄想になってしまう。
    本作では愛と憎は紙一重であるゆえに、愛とは何かを問い続けていた。

    選べない親と私、選んだ伴侶。
    それぞれの愛憎を人間と鬼と神を通じて浸らせてもらえる作品。

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    2026年07月09日
  • 奇妙な家についての注意喚起

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    似たようなタイトルのホラー小説が多いので、さほど期待せずに読みましたが面白かったです。
    思っていたよりしっかりしたホラーでした。
    自分はドアノブが2つある家の話が一番好きかな。

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    2026年06月10日
  • 華咲地獄 椿咲ク探偵ト華守ノ蝶

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    庭で愛られ咲く華は幸せなのか?
    野で咲く華は不要なのか?
    美しい言葉で綴られた華と蝶の物語だった。
    読めば微睡むような文章についついのめり込んでしまった。

    ファンタジーとミステリーの掛け合わせは難しい。
    「ハウダニット」が機能せず、「ホワイダニット」「フーダニット」で物語を魅せなければならない。

    本作ではまさに「Why」に強い意味があるゆえに、ミステリーと言えるだろう。

    語りきれないほどに、刹那的で、永遠で、艶やかな華と愛と神様の話。
    とても満足です。

    ただ、唯一残念なのは本文組がとても読みにくい。
    ノドと小口のギリギリまで文字が入り込んでいるから、ぐっと開かねばで、読むのがとても大変だった、、、。

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    2026年05月17日
  • 後宮見鬼の嫁入り

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    後宮ものが好きで、後宮と書いてあるとすぐ手に取ってしまう癖がある。
    神に愛されているので、もっと神様の力を使って無双なのかと思ったが、あくまで本人の異能で解決するというのがなかなか読み応えがあった。

    なんだか結局怖いのは人間という話が多かったが、技鬼になってしまう人の気持ちに寄り添うというのもなかなか大変だなと言う感想。
    でも無償の愛を浴びることができて良かった。

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    2026年05月05日