夢見里龍のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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美しい表現と描写に彩られた大正時代を舞台にしたファンタジー作品。
ミステリー要素もあり。
ぜひキャラクターを表紙だけじゃなくイラストで描いてほしい作品だった。
日本にだけ稀に産まれる華咲という身から華(=flower)を咲かせる美しい少女たちが存在する現世とは違った世界のはなしで耽美とか好きなひとは魅了されると思う。
ワタシは耽美が苦手だったけど、夢見里龍作家のホラー小説は読んだことがあるので気負いなく読めた。
分厚い作品だけどあっという間に読めます。
椿の華を持つ八重崎姫つばきと、その異母兄八重崎蝶仁のふたりが華咲の娘が殺される事件を解決?していくはなしで、でも犯人探しだけじゃなく事件のおこる意味みたいなのを探していくのがよかった。全て愛に通じるみたいな感じで。八重崎家を燃やした犯人を探す様子とか、華咲という身が実は神様でもなんでもなく病気だったのでは?とかだんだん分かるのも面白く、神話的なところもありアニメ化希望です。
とても読み応えありました! -
Posted by ブクログ
ネタバレ毒疫の設定がユニーク。
実在する薬膳を絡めながらファンタジー要素も盛り込んであって面白かった。
アボカドがそのままカタカナで出てきたのには「ええー……」とはなったが。
世界観……カレーは漢字だったのに。
推理ものとしても面白い。
そして後宮ものらしいドロドロした展開もある。
主人公が抱えていた秘密も、救済方法が皆目見当がつかない感じの絶望感漂うもので驚いたし。
ヒーローも全身毒なので、一筋縄ではいかない相手。
安易で平和なハッピーエンドは望めそうもない世界観である。
とにかく様々な設定を次郎系ラーメン並に盛りに盛った感じのお話だった。
毒あり後宮ドロドロあり推理あり恋愛も少しあり、人も割とえげつない感じで死ぬよという。
裏の読めないキャラも多数登場で安心して読めない。
それでいてぐいぐい読ませてくるのだから、ただものではない。
2も翌月出るとのことなので、引き続き読みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあるものを取り戻すために時代を渡るモリアとシヤン。
様々な時代、様々な場所を巡るのかと思いきや、読み終えてみると割と偏っていたなあと。
でも、その偏りは気にならないほど、特に後半は伏線も含めて盛り上がったと思う。
死は平等に訪れるもの。
その人の性別や年齢によらず、生前の行いによらず、善悪によらず。
その筈なのに。
どうも、その死を平等にしない者たちがいらっしゃるようで。
だからモリアは死者のために剣を取る。
風変わりな従僕を相棒に。
前述通り、後半のモリアの一族に纏わる因縁と対峙する話は本当に手に汗握る展開で面白かった。
これまでモリア側が圧倒的有利な状況での話ばかりだったから、ここで彼女の方が不利になるとは思いもしなかったので。
シヤンがそこでああいう態度を取ってくるのは予想はついてはいたが(何しろ普段からあまり従順ではない)いざされるとやはり心は折れるし。
それでも、心を折り切らず、シヤンの喜ぶ言葉でもって彼を引き留めたモリアは何だかんだで彼のことを理解していたのだろう。
全てではないけれど、ぽっと出の奴らより余程。
意外だったのは、彼女の探し物が細分化されていた件。
なので、今回ある程度見つかっても、旅はまだまだ続く。
過去の因縁とは一区切りついたが、シリーズ化しようと思えばできる作品だと思う。
彼女の探し物が全て集まる日は来るのだろうか。
できれば、それを見届けたいと思った。