則武譲二のレビュー一覧

  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ベイカレント・コンサルティング監修とのことで社名入りだったのでやや期待したが、冒頭の「こだわり」とかいう主観のワードセンスが個人的に残念。2章以降は、もう少し理論・手法ベースの話が入って、組織の事例も入ってくるので、共感しやすかった。DXは単発で終わっては効果が出ないので、継続的に、かつ組織の再構築まで意識して進める必要がある。企業/事業/組織戦略。リソース・ベースト・ビュー (RBV) やポートフォリオ論など、レガシーな戦略フレームワークにもあてがって再考してみること。知識集約型はAI活用が鍵。売上高に対する研究開発投資コストの比で分かる。デジタルツインの話もちょっとあり。

    0
    2025年07月28日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    論点に対する検討がスタックした時に、仮説だけでなく必要に応じて論点を見直しましょうね、というのがメッセージの本。事例の幾つかは「敢えて意識的に論点の再定義をしようと思わなくとも、検証結果の不自然さから自然に修正できるのでは」とも思ったが、それだと仮説見直しに留まりがちという本書の主張も分かる。
    特に最終章のケーススタディは興味深く読んだ。

    0
    2025年02月17日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経営コンサルによる問題解決、思考法の本。タイトルのとおり、論点をいかに研いでいくかに関する本。
    流石の構造化でよみやすくおもしろい。
    情報をもらいすぎないは確かになーと納得
    体系的で納得感はあるが、実践は難しいし、ハードな作業だろうなーと想像。
    後半の業界別適用ケースがわかりやすく、かつ整理も参考になって非常に良い

    メモ
    ・問題解決プロセス
      論点設定、仮説立案、仮説検証、打ち手具体化、打ち手実行
    ・戦略家の共通点
      前提を疑う
      生きた情報で疑いに向き合う
      機動的にピボットする
    ・技法の全体像
      同質化する
      前提を自覚する
      前提を問いただす
      核心を突く
      再構築す

    0
    2024年10月06日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    ◆問題を本当に解決していくためには「核心に迫る論点」や「スジの良い仮説」を立てて、検討に臨む必要がある。
    ◆的を射た戦略や、センスの良いアイデアのもとになるのは「生きた情報」。
    ◆バリューを出すとは、クリエイティブなアイデアを提供するということ。ある程度、トレーニングが必要。トレーニングとは、「場数」を踏むこと。

    0
    2024年08月13日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ベイカレントの本。

    感想。業界を広く見るには良いかも。

    備忘録。
    ・DXを進める上で個別テーマは重要だが、それよりも個別テーマが企業戦略や事業戦略の実現にどう活かされるか。戦略論と交わらないDXでは弱い。

    ・経営学者バーニー。価値があって希少なリソースを持つときその企業は競争優位を持つ。希少であるとは模倣や代替が難しいこと。模倣困難生は蓄積経験の独自性、因果曖昧性、社会的複雑性で特徴づけられる。

    ・コマツのコムトラックスは、米国のスタートアップ企業をコマツが買収したことから始まる。その2年後にコマツのパワーショベルを使ったATM盗難事件が相次いだことがきっかけだったりする。マジか。

    0
    2024年08月11日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    問題解決を迫られる場合情報が足りないことはほぼなくて、問題解決に長けてる人はその問題に対する切り口の斬新さや、現在の前提を無視して問題解決への糸口を見つけている。
    それがなかなか難しいですよね。
    もっともっとと情報を欲しがっちゃう自分が常にいます。


    1.前提を疑う
    2.生きた情報で疑いに向き合う
    3.機動的にピボットする

    「主論点の定義」において重要なのは、クライアントや上長の目標達成に関わるいくつかの大きな論点から、自身が最もバリューを出せる論点を、自身の主論点として勝ち取ること。

    0
    2024年06月26日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    本書では「一度決まりかけた論点や仮説に対して、改めて一歩引いた視点で見直すことで疑問や懸念を洗い出し、よりよい論点に帰着する」ことを「論点を研ぐ」と表現している。ベイカレントでの実体験をもとに、この「論点を研ぐ」ための具体的な手法を実際のケースとともに紹介している。
    書かれている内容自体はわかりやすいが、ある程度の業務経験がないと実感を伴ったイメージを沸かせるのが難しいように感じた。
    社会人経験・プロジェクト経験を複数積んだ後に再度読みたい本。

    0
    2024年05月15日
  • 感動CX―日本企業に向けた「10の新戦略」と「7つの道標」

    Posted by ブクログ

    会社の取り組みをCSからCXに変革するにあたって購入。意外にわかりやすかった。基本知識としてインプット。でもアウトプットを意識する。

    0
    2024年05月06日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    ◾︎良かった点(学んだこと)
    ・論点を考える際の手順が体系化しており分かりやすかった。
    ・「前提を見つめ直す」際に、どういった観点が必要か記載されていた。

    ◾︎微妙だった点(納得出来なかったこと)
    ・記載されているケースについて、マンネリ化(同じような流れ)していると思った。

    ◾︎感想(読む前後で何が変わったか)
    ・実際のケースを基にした思考のプロセスを追えたのが良かった。陥りやすい罠についても触れられており、実務においても活かせるのではないかと思う。

    0
    2024年04月13日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・論点設定は難度が高く、囚われから脱却しなくてはならない
    ・そのために既存の論点を疑うためのフレームワークを用いる
    ・個人レベルではこの技法×経験で問題解決能力を伸ばす

    0
    2024年02月25日
  • SX サステナビリティ経営 実践編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【サスティナビリティ経営を内在化する方法】
    この本は、近年ビジネス界でも注目されるようになっているサスティナビリティ改革(SX)について、それがどのようなアプローチでどのような行動を実施するのかという部分に主な焦点をあてて書かれている。筆者はベイカレントコンサルティングのSXワーキングループということで、実際のコンサルティング業務から蓄積された知見などをもとに書かれている。

    分かりやすく読めたのは、現状として実際に上がってくる課題をまず明示し、その解決策を提示する、という形でさまざまなフレームワークや手法が紹介されている点である。よって、SX実施にあたるうえでどのような点が壁となってくるのか

    0
    2024年02月22日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    論点設定や仮説立案自体ではなく、設定された論点をいかにして問い直して核心を突くかについて、その技法のフレームワーク化に挑んだ本。数多ある論点の中でもビジネスの成功に繋がる革新を突くものは一握りであり、この一握りを見極めるフレームワークができたらどれほど有益か分からない。
    核心を突く論点の研ぎ澄ましには経験則なる要素も必要であり、完全にフレームワーク化しきれていないのは筆者も記載している通りである。実際、論点を研ぐ5ステップの中には、前提の問い直したうえで本当のメカニズムを浮かび上がらせる新たな問いを導出する工程が存在する一方、本当のメカニズムの見出し方そのものは技法化できていない。
    ただ、これ

    0
    2024年02月09日
  • 論点を研ぐ 戦略コンサルタントが明かす「問題解決」の実際

    Posted by ブクログ

    経営にインパクトの出る仮説がでない場合や、チームがワクワクできない仮説しかでないなら、疑うのは論点そのものである。

    今、正とされている論点とその仮説を整理し、それらが前提にしていることを書き出す。
    その前提は本当に正しいのか。
    もし正しくないのであれば、本来、論点はどうあるべきなのか。

    0
    2024年01月10日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ●一分野マスター読書「DX」12冊目。ビジネスモデルの鍵となるリソースとそれを活用した活動のつながりが一目瞭然となる「活動システム」を描くのは試したいところ。

    0
    2023年05月05日
  • SX サステナビリティ経営 実践編

    Posted by ブクログ

    サステナビリティな活動をやる意義や具体的な実行方法、想定される課題、課題の対処法などがまとめられた本

    SX関連の案件に携わる際のインプットになるだろう。かなり良かった。

    0
    2023年02月01日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ■ Before(本の選定理由)
    自社にも支援に入ってくれているベイカレント。
    営業から本を貰ったので読んでみる。

    ■ 気づき
    ホントにDXやりたいの?
    会社やりたい(経営課題の解決)のはDI(デジタル・インテグレーション)なのでは?という問いはしっくり来た。またユニクロのバーコード→RFIDタグでのカイゼンなど、具体事例がありとても読みやすかった。

    ■ Todo
    自社の経営課題の解決を勝手に描いてみよう。

    0
    2022年11月03日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    企業戦略、事業戦略、組織戦略とDXの
    関係、推進方法を示した本。

    DXを進めるに当たり、場当たり的に推進するのではなく全体を俯瞰し合理的に進めることが必要であり、また進める際の手順やポイントがある。

    教養として読んでおくのはあり。

    0
    2022年06月25日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    経営戦略からDXを実行するまでの流れを経営理論とともにわかりやすく解説している本です。
    単語の定義や、方法の根拠を丁寧に解説してあり、DXについての知識が少ない人でもわかりやすいです。
    事業ポートフォリオから効率的に資源を分配する(この本の場合DXを進める)方法、ビジネスモデルから「外さない」DIを選ぶ方法等の手順が細かく書かれています。

    経営者の方、銀行員(法人営業)等幅広い方におすすめします。

    0
    2021年10月13日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ビジネスモデルに応じた
    収益ドライバーがあり、そこにこそ、
    デジタルのメスをいれる。

    変革は、
    業務を変えるフェーズ、
    ビジネスモデルを変えるフェーズ
    をうまく見極める。

    0
    2021年10月10日
  • 戦略論とDXの交点―DXの核心を経営理論から読み解く

    Posted by ブクログ

    ・「成長事業」「基盤事業」「課題事業」「資金事業」「見切り事業」に分類し、それぞれにDX/DIのデジタル変革モードを選択するロジックは明確で分かりやすかった。事業ポートフォリオ戦略とデジタル戦略をリンクさせることでより両者の効果が発揮されるという主張も腑に落ちやすかった。
    ・第4章では、ビジネスモデルごとにDIコンセプトをカタログ化しているが、ビジネスモデルを13のもモデルに分類している点も面白かった。一方で、プラットフォーム事業やロングテールなど、今回網羅されなかったビジネスモデルについても考え方も気になるところではあった。
    ・以前までは「デジタルパッチ→DI→DX」と整理されていたデジタル

    0
    2021年08月09日