則武譲二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンサルワークの解像度が高まる。
肝は第二部。第一部の大断は流しでもいいかも。第三部のケースも良い。
①クライアントと目線を合わせた初期論点、サブ論点、仮説をたてて
②それらを支える前提を洗い出し、疑い
③発見されたブレークスルーから核心をつく論点、筋のいい仮説を再構築する
・漏れ、妥当性、あえての問いかけで前提を疑う
・前提を多面的に検証する7つ道具(定義、プレーヤー、セグメント、バリューチェーン、マネタイズ、シチュエーション、時間軸)
これらも小道具としては引き出しに入れておきたい。
第三部のケーススタディは3つ目の品質向上PJが特に好み。
ステークホルダーとの衝突を泥臭さで押し切ることもなく、諦めて日和見的打ち手に甘んじることもない
ブレークスルーを編み出しており、痛快・
ネットで揶揄されるベイカレ”とはかけ離れたファームとしてのプレイングが感じられる。
当然、ベイカレ社のプレゼンス向上も狙っているんだろうと思う。
気になった点は、実際の業務でどこまでを営業的にデリバリーしており
工程のどこからどこまでをどれ位くらいの期間で有償でデリバリーしているのか。
この本では語られないサブサブサブ論点の究明や改称、
さらには煮詰まった論点と仮説を踏まえた打ち手の構築といった動きも踏まえると、
やはり1〜3ヶ月といったところだろうか。
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論点設定、仮説設定ではなく
核心をつく論点、筋のいい仮説をたてる
研ぐ=前提を問い直し核心をつく技術
コアか、コンテキストか
相対化
前提は変わるもの
クライアント事例
・前提を疑う
・生きた情報を得て疑いに向かう
・機動的にピボット
論点を研ぐ5つのステップ
・同質化
・前提の自覚
・前提の問い直し
・核心をつく
・再構築する
▫️同質化
→クライアントと解決したがっている論点と現時点での仮説を、背景や思考構造含め理解
→相手の立場に立っての理解=同質化
基礎的な調査、論点と仮説のたたきを醸成。
ただし知りすぎないこと。反対意見も調べクライアントと同じ坩堝にハマらないこと。
最後は顧客に認識点検。
▫️前提の自覚
現状論点、仮説の妥当性の拠り所になっているファクトやロジックを集めること
作った論点・仮説を支える前提は何?
その他前提はないか?①定義、②プレーヤー、③セグメント、④バリューチェーン、⑤マネタイズ、⑥シチュエーション、⑦時間軸
★ポイント
当たり前すぎることも書くこと
平易なことも躊躇わずに。
▫️前提の問い直し
①前提をとう
漏れはないか?、妥当か?、あえて?(ずらし、逆張り)
②疑問文に落とす
すっきりしないもの全てを書き出す
▫️再構築
同意を得た=否定されなかった だけかもしれない
主論点、サブ論点、仮説、前提 -
Posted by ブクログ
■企業において、戦略を語るとき、DXは別のものと捉えられることが多い。それは、戦略論はある程度の歴史があるが、DXはまだ歴史が浅いからという。
■しかし、DXも机上の仮説から現場で実体験されたものへと深みを増しており、企業戦略、事業戦略、組織戦略にどのように落とし込んでいくべきか考察している。
■DXの目的は経営戦略を実現し、企業ミッションを果たすことにある。戦略論と交点のないDXは弱い。
■企業戦略とDXの交点、事業戦略とDXの交点、組織戦略とDXの交点、の3つのレイヤーで交点を探る。
■各章で図表を豊富に提示しており、コンサルティング会社のマル秘ではと思うようなテンプレートも公開している。
■様々な企業のDX責任者との特別対談も挿入され、本に記載されていることを裏付ける内容となっており、わかりやすい。コンサル会社の浮ついた理念先行型のプレゼンテーション中心の本ではなく、地に足の着いた良書。 -
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■この本をおすすめできる人
・事業会社の管理職
・DX関連の部署の方
・DXって何をするのかを知りたい方
■おすすめポイント
DXは手段であるにも関わらず目的化している企業が多い中、経営戦略の実現手段としてのDXについて解説されています。一つの業界やビジネスモデルに絞っているわけではないので物足りない部分はありますが、逆に他業界の事例などからヒントを得ることもできると思うので、DXの入門書としてはかなりオススメ。
ただ、本書のDXとDIの定義は、一般的な共通認識ではないと思うので、注意が必要。
■個人的に覚えておきたいポイント
①P59:事業ポートフォリオ(成長事業、基盤事業、課題事業・・)毎のとるべきDX/DI戦略
②P64:ダイキンはエアコンの物売りでビジネスモデルの高度化(DI)を実施した後にサブスクリプション型にDXをした。
③P102:デジタル変革の3STEP(デジタルパッチ→DI→DI/DXマネジメント)
→コマツの事例をもとに語られているので説得力があります。
④P150:ビジネスモデルごとのDIコンセプト
⑤P208:ルクサは買おうか迷っている人を対象にクーポンを発行し売上UP。その前段で顧客のRFM分析でグループ化などを実施。
⑥P249:組織を導く「道標と三つの力」フレームワーク。
→詳細は割愛するが、「DXを推進する」と述べるだけでなく、評価基準などもセットで変える必要があるというのは納得感があった。 -
Posted by ブクログ
数多あるDX論の本(AI等の新技術活用や、2025年の崖等の個別テーマ検討)とは一線を画し、企業経営実現する為のDXという一貫した視点で述べられている。
都度用語定義があり、論理的に話が展開されるものの、一つ一つ慎重に読み進めないと理解が曖昧になりつつあるので要注意。
一言で言うと
→経営戦略を実現する『戦略論』と『DX』をいかに結びつけ(交点を見出し)、推進するための方法論と処方箋
何を学んだか
→DX推進にあたり、表層的なデジタル技術を用いた企業改革ではなく、『企業戦略・事業戦略・組織戦略』とどのように関係させ、その施策の検討を行うことを忘れてはいけない
ビジネスモデル(経営資源・主要プロセス・利益方式・顧客価値)を13のビジネスモデルにわけ、それぞれのDIコンセプトとその事例が分かりやすくイメージがつきやすかった。
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平事を有事にし、常に成長していくためにはどうすれば良いか。
5つの核心を捉える必要があると本書で説いている。
1.必要なのは危機感ではなく狂気
2.変化を目的にする
3.スピードが変化を生む
4.易きに逆らうエネルギーを与える
5.朝令暮改する、大胆にやめる
2の「変化を目的にする」が新鮮だった。
変化はあくまで手段だと思っていたが、確かに納得できる部分もある。
目的を考え抜いた結果、ありきたりな目的となり結局変化に繋がらないという経験をしてきた。
机上の空論で終わるぐらいなら、
①無理矢理にでも変化させる、
②そのスピードをあげる、
③そして見込みがなければ大胆にやめる、
という意識は、変化の激しい現代において試してみる価値はあるかもしれないと思った。
また、AI時代ではイロジカルな戦略が功を奏すといった記述があったが、コンサル的な観点で見ると、ロジックなしの戦略にどう納得感を持たせるかが難しいと思った。 -
Posted by ブクログ
戦略やビジネスモデルで企業の競争力に差がつきづらくなっているなか、ビジネスの勝敗を受けるのは、ケイパビリティ(組織能力)である、という出発点から、高成長体質な組織になるために、狂気、変化の目的化、スピード、易きへの逆らい、やめるという決断を要素としてあげている。加えて、12の経営人との対話を差し込まれており、一気に読める内容。
たびたび「自分たちは何者なのかという問いを常に発すること」の重要性に触れられており、アイデンティティに基づいて目指す像を明確化させるからこそ狂気を持てるというのは言語化されると納得感がある。
戦略の賞味期限の短いAI時代のスタンダードとして、
志と価値観に基づく熱い思いと強い覚悟で描く「非合理な戦略」をケイパビリティで実現していくというメッセージが一貫されている。