賀十つばさのレビュー一覧
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タイトルはバニラなバカンスですが、バカンスとは真逆なスピードの超展開でした。
前作同様にキャラ強めな佐渡谷さんに巻き込まれつつカウンセリングに協力し、そこから一歩ずつ進み変わっていく主人公…みたいな展開を想像していたのですが、怒涛の展開過ぎて思わずびっくり。息つく間もなく一気読みしちゃいました。
というか、初手から驚きの展開。
各章毎に少しずつ読んでく予定だったんだけどなぁ笑
なんだったら前作で強い印象を刻んだ佐渡谷さんの出番が今回少ないのでは?レベルの濃いめの展開。
良い意味でのタイトル詐欺かも?
元気がもらえる感じのお話なのは前回同様変わらずなので、そこはご安心ください。 -
Posted by ブクログ
持田渚。24歳。日本郵便株式会社に入社して2年目の春。本社勤務になったのを機に始めたひとり暮らしだったが……。
料理というものが絶望的にできない不器用女子の成長物語。
◇
「なんじゃ、こりゃ!?」
蓋を開け鍋の中を見た私は、思わず叫んでしまった。
そこにあったのは、爽やかな朝に不似合いな白いぶよぶよしたものが大きくはみ出た不気味な物体。鍋の湯の中で爆発している卵だった。
ここは先月越してきたばかりの1Kの賃貸マンション。そのミニキッチンで私が作ろうとしたのはただのゆで玉子のはずだ。なのに出来上がったのは、見るも無残な姿で漂う卵の溺死体である。
自分には料理 -
Posted by ブクログ
ネタバレドゥリトル先生だけにお客さんの悩みなんかを
処方した本によっていい方向へ導く・・・
結局は処方された側が考えて結論に
たどり着くんだろうけどその距離感と言うか
ドゥリトル先生の優しさがよかったかな。
作中に出てくる本は知っているものもあれば
知らないものがあったので機会があったら
改めて読んでみたいと思いました。
そして作中に出てくるスコーン、あまりにも
おいしそうに食べるのでおいしいスコーンが
ある喫茶店に行ってまで食べてしまったww
作家の旦那とその妻、そしてドゥリトル先生
の微妙な関係な感じがちょっとなんだかなと
思いました。その後の妻にもう~ん・・・ -
Posted by ブクログ
テレビドラマ『バニラな毎日』が、意外と面白かったので、賀十つばさに注目していた。とにかく、今は、雑草ワールドに突入しているので、『雑草姫のレストラン』という題名が気に入ったので読んだ。
妹、木下茂花は、30歳。八ヶ岳のふもとの「道の駅 こみちざわ」で働いている。茂花の姉の夕花は、有名フレンチレストランの元シェフで、同じくシェフの婚約者を亡くし、心身の不調で、茂花と一緒に両親の買った山のお家の民家で生活していた。夕花は、自己免疫疾患だった。
茂花や夕花には、伍郎じいちゃんが面倒見ていた。道の駅にの駐車場に、停車し車で生活して男、隈一樹がいた。彼は、東京の医師だったが、この町に逃げていた。