賀十つばさのレビュー一覧
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購入してから約2年間、本棚に眠っていた1冊。
バニラな毎日の二作目なので、一作目を読んでから手をつけようと思っていたけれど、全くご縁がないので、先に読んじゃえ!と、思い切って二作目から突入。
人間関係がどういう繋がりなんだろう?と思ったところもあるけれど、二作目からでも楽しく読むことができました◎
今まで頑張って築き上げてきたものが壊れ、それを新しい形に直していくことを通して成長していくストーリー。
主人公のサバサバ感が読んでいて面白く、個性豊かな登場人物(特に佐渡谷さんとヴィクトーのコンビ)が魅力的だった。
ちゃんと一作目も読みたい。
そしてクロカンブッシュを食べたい -
Posted by ブクログ
ネタバレお料理できない女子がめきめきと
上達していっちゃうって感じの話かと
思って読んでたらそもそも料理が恐ろしく
できないどころか、ゆでたまご一つ作るのにも
苦労する。作中にも出てきていましたが、
そういう人たちってやる気はあるし、
別に味オンチでもない、どちらかと言うと
食べるのは大好き!ただ、完成系を想像
していなかったり、料理の途中で心配になり
迷って勝手に独自のアレンジを入れちゃうって
ところにあぁ~そういう事かぁ~と納得。
中身がどうなっているかわからない、
でも怖くてあけて見ることができない、
そもそもあけていいのか見てもいいのかと
思っていたブラックボックス状態の鍋の中を
覗いてみた -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトル回収までに時間がかかった印象。
料理苦手な人あるあるネタから入って、実際にちゃんと(?)料理を始めたのは中盤になってから。
そして、最終的には母と娘のバトルになるという。
母はいつまでも娘にマウントを取りたがり、娘はそんな母に勝つために挑み続ける。
毒親とまでは言わないが、こんな母相手だと窮屈だろうなとは思った。
和解しそうで、結局台無しにするのも母の方だったのでイライラしたし。
スパッと縁を切れば簡単だったろうけど、娘が割と簡単に食事に釣られて実家に帰るからなあ……そしてバトルになると。
個人的にはそんなイライラする料理の話より、お仕事の方が印象深かった。
ある人が仕事を辞めたその -
Posted by ブクログ
都会で傷付いた心と体を八ヶ岳の自然と食が癒してくれる。
都会から逃げてきた姉妹が自然と食、仲間を通し少しずつ元気になっていく様子が描かれている。
読書の休日といった感じ?^^;
色々難しく考える事なくまったりとさらりと読書時間を過ごせる様な内容。
自然、雑草…何気なく読めてしまう展開、頭を休ませるには最適!
頭や心が煮詰まっている時にはこんな感じが良い。
読書っていいですね。
自分の状況に合わせていろんな世界へ案内してくれる。
自然の景色、風、匂い、食の味、人との触れ合い…どれも読む事で体感させてもらった気分。
自宅に籠りながら清々しい気持ちになり、贅沢!
本書で心と頭を休ませてもらいました