賀十つばさのレビュー一覧
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毎週金曜日に、妻が仕事と偽って近所のブックカフェに通っている。これは怪しい。というところから、彼女が不在のときに作家である主人公はそのお店に訪問してみる。訳ありの人ばかりが訪れる謎のブックカフェだった。
みんな自分の居場所がわからず迷子な気持ちになっている。不登校の小学生、定年退職した男性、日本で暮らす外国人…。それぞれ年齢も性別も国籍もばらばらだけど、ドゥリトル先生の処方してくれる1冊の本とカフェの人々との会話を通じて道が開ける。
おいしそうなスコーンでおなかが満たされ、処方箋である本を通じて心も見たされる。そんな素敵なブックカフェに訪れることができた気持ちになれる1冊だった。 -
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ネタバレたまたま本屋さんで見つけて、夜ドラでやってたやつだからきっとおもしろいだろう!と思って購読。
経営不振の街のケーキ屋さんが閉店したところから始まる。
謎のおばさん佐渡谷が現れ、主人公の白井は引っ掻き回されながらも、たくさんの人の心をお菓子で救っていく。
出てくるお菓子がどれもおいしそうで、甘いものが食べたくなること間違いなし。
佐渡谷のキャラが強くて変な人だけど、読者もその波に飲まれていく。
軽くて読みやすくて心温まる作品。
ただ、ラストの再度オープンの流れがちょっと適当というか、え、なんで閉店した店がこんなぬるっと再開できるの?と思ってしまった。
まぁ、ハッピーな終わり方ではあるけど笑 -
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シリーズ3作目。
今回も美味しそうなものがたくさん。
ブレッドプディング
ビューニュ
プティフール
シュトレン
物語は主人公・白井葵がお店を閉めてフランスへ勉強のために旅立つシーンから始まります。
そこへ、佐渡谷さんの旅先で豪雨災害が起こったと連絡があります。佐渡谷さんと連絡がつかないと。
そこから色んな事があります。
葵と秋山静との関係の変化もあります。今作はお菓子のことはもちろんですが、この2人の関係を主に描かれているように思いました。
NHKでのドラマを観ていたので、読みながら頭の中で葵は蓮佛美沙子さん、佐渡谷さんは永作博美さんになって活躍をしていました。 -
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【金曜日、妻の様子がおかしかった件】
物語の掴みからして、もう最高に気になる。
毎週金曜日、仕事と偽って出かける妻。
夫の視点からしたら、もう脳内はバグりまくり!「もしや浮気か不倫か修羅場か!?」でハラハラモヤモヤが止まらない。気になりすぎて意を決して尾行した夫が辿り着いた先は、美味しい珈琲と焼きたてスコーンの香りが漂う最高の癒やし空間、
ブックカフェ「B&Y」。
でもそこで見た妻の姿に……。
そしてこのカフェ、悩める客に絵本を「処方箋」として手渡してくれるという本好きが歓喜する神設定。
作中には『長くつ下のピッピ』や『ちいさいおうち』などの名作がずらりと並ぶ。
残念ながら私はタイトルは知 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、お菓子屋さんを営む店主が店を閉めて、生活のためにバイトを始めるところから始まる。そして、そんな経緯をもつ主人公である白井は、常連客であった佐渡谷とバイト先で再会する。佐渡谷は料理研究家であり、白井の作るお菓子のファンでもあった。佐渡谷の勢いにおされた白井は、閉店が決まった自身の店で、佐渡谷の料理教室らしきものを開くことになる。
ここまでの流れからは、料理やお菓子作りを軸に、人生の問題や人間関係のあれこれを解決していく、というありふれたものだが、やはり本作はどこか頭ひとつ抜けた作品だと感じている。突拍子もなく大げさな出来事や人物が立て続けに現れたり、セリフだけでページが埋まったりするも -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなんとー
予想していた内容とは全然違うストーリーでびっくり。
ドゥリトル先生に 私も本を処方してもらうようなつもりで気楽な気持ちで読み始めたにもかかわらず、重大な夫婦の問題が明るみになっていく。
夫も妻も相手のことを思いやっているけど
妻は自分の居場所を模索し、作家の夫は自分の仕事を淡々と進めていく日々。
なんだかこんなふうに書くと、心が塞がってしまうような気もするけれど、ブックカフェという素敵な場所があって、そこで出会ういろんな癖を持ったお客さんたちの、それぞれの事情。それらを読み進みながら美味しいスコーンやコーヒーを頂いている気分。本に囲まれている素敵な環境を想像しながらだと