ジョージ朝倉のレビュー一覧
-
購入済み
難しい
表現という行為において、ここまで感情がコントロールできなくなるということに無縁の一読者からすると難しい巻。ただ、中村先生がひたすら潤平のことを考えてくれているのがわかる。
-
ネタバレ 購入済み
呪い
都の育ち方がまさに呪いで酷い。潤平がただ身の引いたかに見えるのだが、都は自分の本当の気持ちに気付かず、潤平の押しにやられていた、と解釈せねばならないのか?あと、努力も過程も何もかも吹き飛ばす「才能」というのがある世界なのだな。
-
ネタバレ 購入済み
遂に
前半は勘違いラブコメ?な展開だったんだが、中盤で潤平がとうとう大人の階段を上ってしまったよ。
描写は無いけど「まだ 入ってる みたい」って台詞を15才少女に言わせる・・・・・・・淫行やん!
一方、るろうもやることやり過ぎだし・・・・・って巻でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいっそ捨てる理由がある母親だったら良かったのに。
ネガティブな母親で嫌で、と言ったところで、
大抵の人はそれくらい我慢しろとしか言ってくれない。
そういう人と一緒にいることでどれほど削られていくかは
経験したことがある人にしかわからないのかもしれない。
そんな人と一生一緒にいなければいけないのだろう
子供の責任として、とぼんやり思うことで、人生が閉じていく。
田中と話していて「おかしい」と言ってもらえて、
よかった、私の方がおかしいのかと思いそうだった
という台詞が切ない。
勝手に娘のノートを見ても悪びれず
不幸自慢で子供を縛る母親がキツイ。
でも、小説にあんな追記をすることも
母親が死ん -
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に志乃の気持ちが報われるものの、正に『幸せ過ぎて怖い』巻。
二人で楽しそうにしていて、電気がついている部屋。
その隣は真っ暗、という対比が苦しい。
合鍵を貰えるのは嬉しいけれど、あかりさんが使っていた鍵だと思うと自分なら複雑になりそうだ。
折角の旅行なのに連絡がつかなくて、
慌てて家へ帰ってしまって、電話がきたのに
あかりさん帰ってきてますよ、とウソをついてしまうのは
まずい手だとは思うが、気持ちは分かる。
焦っている店長の言葉を聞くのもやるせない。
あかりが帰ってきても志乃ちゃんといたい
と言ってくれるのは本当に嬉しいはずなのに
どこか信用しきれなくて、「これ以上何て言えばいい?」
と言 -
Posted by ブクログ
ネタバレ多田君の映画を見て美しい、と感動して
そんな素敵な映画を作れる人に比べて
自分は被服を夢にしていたけれどうまくいかずで。
店長の顔が見たいと思っても、無理矢理飛び出して
呆れた店長の顔を見ることは美しくない、と思いとどまるところが切ない。
もっと歪な事も出来てしまう。
”私が歪だから世の中が歪に映るのでしょうか
美しい事を成し得た事など無いのです”
誰にも有無を言わせない人になりたい
という気持ちもなんだか分かる。
店長が自分にある程度好意を持ってくれていると
わかっているからこそ、今店長の部屋へ行っても
店長が後からしんどくなるだけ、というのも、恋だなぁと思うのだ。
あかりさんが育てた -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻。終わり方にビックリ。先生とは結ばれないんだろうなとは思ったけど。思ったけどまさかそんな終わり方になるとは想像もしてなかった。マルでいいんじゃないかなって思うんだけどな。さりげなく今まで論外だったマリンやら翼まで入ってきててちょっと残念。獅子王先生も最後まで何考えてるかわからず女性の要望にはイエスマンな感じが苦手だった。マルの「DNAによれば数年後みてくれはあいつと同じになるし隠し子いないしこれから伸びる子だし」ってやつ良かったな。いったい誰がたよ子を落とすのかみたいな読者にその後投げた感じだったけど、この巻読んでた感じだと獅子丸なのかな〜って思った。