羽生飛鳥のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
創元推理文庫を集めているが、ただでさえ積読が山盛りで時代小説(風な装丁やタイトル)は後回しにしがち
2026/1に新作が出たので著者の前作を先にと思い山から取り出した
「禿髪(かぶろ)殺し」
特殊な状況で殺害された特殊な被害者
誰がなぜ?
「葵前(あおいのまえ)哀れ」
毒殺された被害者
誰がどうやって?
「屍実盛(かばねさねもり)」
首のない五つの死体から特定の一体を探せ
保存状態も良くなく鑑定方法も限られる
「弔千手(とむらいせんじゆ)」
父親があることを話題にすると必ず現れる子供
会話が聞こえるはずがない距離だが
「六代(ろくだい)秘話」
息子にあらぬ疑いをかけられた
勘違いを -
Posted by ブクログ
ネタバレ平頼盛を探偵かつ主人公にした、平家物語推理抄シリーズの2作目。本作は1冊丸ごとの長編。
宝刀紛失、妖鳥出現、バラバラ殺人事件、密室巫女暴行…平清盛が強引に遷都した福原で怪事件が頻発、源氏と通じていると疑われ周囲から疎んじられている頼盛が一族の存続をかけて事件解決に挑む。
前作の短編も良かったが、やはり腰を据えてじっくり読める長編の方が好みあっているのか、本作の方が好みだった。前作同様ミステリーのトリックは良くできてるなぁ…程度なのだが、その裏に潜む史実(平家物語)への関連付けが上手い。
さらにその上で、頼盛の意図がどこにあるのかが判明する最後の最後でびっくりさせられる。ここまで読ませてきた -
Posted by ブクログ
(Ⅰ)平家物語をある程度知っている方がキャラや、この物語の歴史上での位置づけがイメージしやすく、より楽しめるとは思うけど、まったく知らなくてもたぶん大丈夫。ミステリとしてもかなり凝ってます。個人的にはここ数年、たまたま平家物語関係に親しく接していたのでよかったです。(Ⅱ)前巻で完結かと思われたけど年代を遡って今回も頼盛が探偵役でかつ長編。清盛の息子たち宗盛、知盛、重衡らも活躍(捜査妨害?)。ほとんどが福原にある清盛屋敷でのできごと。化鳥。小長刀盗難。青侍殺害。神の顕現。厳島神社の小内侍襲撃。猿の福丸殺害。単独犯なのか? 犯人の目的は?(Ⅲ)選択は悪くなかったのに方法が清盛らしからぬ杜撰さで、以
-
Posted by ブクログ
「蝶として死す」から11年、福原遷都と富士川の戦い大敗で揺れ動く清盛一門で起きた事件に異母弟・頼盛が再び挑む。
平家一門にとって不吉と思われる夢を見た青侍(身分が低い若侍)が逃亡、清盛から捕縛を命じられた頼盛。家人の報告で青侍が清盛邸に逃げ込んだことを知り、清盛に邸内探索の許可を得ようと乗り込むが、何故か清盛に碁を誘われたり清盛の息子たちによる富士川の戦い大敗の報告などで探索が出来ない。
吹雪により清盛邸に泊まり込んだ一同だが、その翌朝、清盛の枕元にあった小長刀が消え、さらに青侍が塀の外でバラバラ遺体となって発見される。
本を開くといきなり清盛邸の見取り図があり、わくわくする。
バラバラ遺 -
Posted by ブクログ
最近お気に入りの作家さん。
嬉しい続編だった。
平家一門の生き残り・平保盛と、父・俊成と共に勅撰和歌集の編纂をしている歌人の藤原定家、二人がバディとして都で起こる様々な事件を解決していく。
今回もまた、この時代なら穢れが~、鬼が~と恐れ慄きそうな残酷な事件が立て続けに起こる。
卒塔婆が突き刺さった状態で発見された遺体に、庭にばらまかれた夥しい遺体の手、空を飛ぶ遺体に、木の上に晒された上に手の指を全て切り取られた遺体…。そしてそれらの事件を画策したらしい『詠み人知らず』とは。
保盛は亡き父・頼盛に教わった検死の技で事件を紐解くヒントを差し出し、定家が事件の状況と共に読み解いて、事件の真相を