いがらしみきおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画版として作られた本作。例外的にまるまる一つの話。
良い話だが、ぼのぼの独自の魅力は薄い。なんというかウェットなのだ。映画だと、起承転結とわかりやすい盛り上がりが必要である。しかし、ここまで感動系でこられると、ぼのぼのではなくなる。このウェット化傾向は10巻超えたぐらいから濃くなったように感じていたが、この巻はゴリ押しが強い。いい話ではある。大きな流れの中での小さな生き物たちがどうにもならないことと向き合って生きて成長する。それは大事なテーマ。
万人が同じ感想を思うようになるストーリーはよくある。ぼのぼのは、言葉に出すのをやめてしまった根本に対する問いを、叙情的に、そしてドライに描くことがで -
Posted by ブクログ
『法律は普遍的なものの集合だけど、殺人は究極の個人体験だ。法律という網で殺人という個人体験を掬おうとすると、抜け落ちるものがいっぱいある。抜け落ちたものの中にこそ殺人の本質がある。そう僕は考えています。法律の網をくぐり抜けたものが何かというと、生理感覚や皮膚感覚、あるいは情緒を通してでないとそれは見えない。』
と後の対談で山上さんが述べてますが、出所者11名を引き受ける市長。市でそうした対応が迫られることがあるのかそのあたりからして不明。故郷や縁故者分散させたほうがよさそうに思うが。
改心した人もいれば、執拗に交際を迫ったり、絞殺犯が鶏を締めてたりホラーっぽい雰囲気もある。どちらに持って行こう