苗川采のレビュー一覧
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死にたい主人公と主人公を食べたい人魚の話
腕だけ人魚になるシーンがあるんですが鱗が気持ち悪い
集合体恐怖症にはちょっときつい
主人公の友達の美胡ちゃんが可愛かったです匿名 -
綺麗な絵に可愛い女の子にダークな世界観、という三つ巴が個人的にはかなりストライクでした。タイトルも、読めばなるほどって感じです。今後どう展開していくのか楽しみにしています!
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破滅的な約束により比名子と汐莉には時間が生まれた形。当事者がどう思おうと暫くの間、二人は同じ時を過ごす事になる
だからこそ、このタイミングで妖怪と人間が共に暮すのは本当に正しいかと改めて突きつけてくるエピソードを持ってくるのか。えげつない……
美胡の古馴染みとして登場するは化け狸の椿ですか
彼女...続きを読むPosted by ブクログ -
巻頭のあらすじ4コマ、確かにその通りのストーリーなんだけど、テンポ良すぎてもはや笑うしか無い…
こう見ると、汐莉って無邪気に酷いな…。いや、比名子を生かす意味では正しいんだけどさ(笑)
汐莉との擦れ違いは明白となり比名子に生きる気力はない。それでも彼女を騙し続けてきた汐莉は生きて欲しいと願う
折...続きを読むPosted by ブクログ -
本シリーズの表表紙って比名子は頻繁に登場し、汐莉は次いで回数が多かった。そして時には裏表紙に異形の存在が隠れていてと、ある種の特徴めいた表紙の作り方をしていた
けど、今巻は表表紙に異形の存在が…
通常ならこれを「侵食されている」と捉えるべきなのだろうけど、内容を読む事でその認識は一変したかな。それ...続きを読むPosted by ブクログ -
過去に血を貰っていたって、あの事故の瞬間だけを指しているのかと思っていたけど、意外や意外に比名子と汐莉の因縁は根深いもの……?
それはそれとして、驚きだったのはあやめが生きていた点かな。あれだけズタボロにされて復活できるんだ…
前回では比名子を食事と見定め襲いかかってきたあやめが語る謝罪の言葉は...続きを読むPosted by ブクログ -
比名子と汐莉は偶然の出会いによって結びついた関係とこれまで思っていたけど、実際は違った……?ていうか、第一巻で描かれた二人の出会いをよくよく読み返してみれば、違和感を覚える点が幾つも……
なら汐莉の優しい言葉にも獲物が美味しくなるまで守りたいといった思惑の他を見出しそうになるが、それでも汐莉の言葉に...続きを読むPosted by ブクログ -
本作において、人でなしや妖怪は常に日名子を捕食対象として見てきた。それは表面上、比名子を守る汐莉も同様。その中で美胡だけは全く異なる目で比名子を見守り続けてきたのか……。
自分を純粋な土地神だと思っていないし、その役目も無理やり押し付けられたもの。それでも土地に住む者を守ると決めている
妖怪にとっ...続きを読むPosted by ブクログ -
比名子の死にたがっているという欲求を指摘した汐莉の瞳は「海みたい」と形容されているけど、日名子にとっての海とは自身を他者と隔絶する空虚な檻のようなもの
だから、海みたいな瞳を持つ汐莉の指摘は日名子を改めて普通の人間とは全く異なると突きつけるものとなるのかな?だから日名子もあまり愉快な思い出ではない過...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公は多くの怪異(ひとでなし)に命を狙われる。
喰らうために護る怪異と、襲う怪異と人との物語。
重めの話に、美女と怪異の物語が馴染む。
今巻、主人公の背景や怪異の事など、徐々に明かされはするが・・・。
思い切った展開は少なめの印象。
次巻へ引っ張った一つの問題が肝になるのだろう。
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わたしの六月はゾンビ月間・・・で、ゾンビ作品ばかり観ている。
・・・そんな折に、このタイトルを見かけて「ゾンビ」?と思って購入した一冊。
まぁ人を喰らうのはゾンビだけじゃないよね。
・・・って事で、2冊前に登録した「八月九日 僕は君に喰われる。」と同時に購入した一冊。
タイトルも似た雰囲...続きを読むPosted by ブクログ -
随分と血の匂いの濃い少女達が繰り広げる物語ですね
過去の事故以来空虚さを抱え続けている比名子。その空虚さを「深い海の底に沈んだまま」と表現しているのは独特だね
海の近くに住んでいる事も合わせて海の匂いを強く感じさせる少女なのかもしれない
そんな比名子に近づいてきたのが人魚の汐莉というのはどこか運...続きを読むPosted by ブクログ