雨咲はなのレビュー一覧
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人質としての結婚
偽装結婚っていろいろあるけど、大佐である父親が、機密事項を知ってしまったため、その口封じとして娘を人質にとるのに、世間から目立たないための結婚。
結婚相手の中尉は、大佐の部下のはずなのに態度が高圧的で、その素性が謎めいている。
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お父さんお気の毒に
ゆったりと落ち着いた恋愛物。主役が二人とも真面目で常識的だし、何より中尉が仕事に忙殺されて家にいないのでなかなか胸キュンな出来事も起きないし、いつ好きになるのさー?と焦れてしまいました。昔の見合いイコール結婚の頃の夫婦とかはこんなかなと思うような、じわじわ歩み寄っていつしか愛ある夫婦になっていた二人でした。本当の結婚はまだだけどね。大熊みたいなお父さんが娘のためにじたばたするのが微笑ましいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ舞台が自分も馴染み深い海だったことに、嬉しさを覚えつつ。
村上水軍(村上海賊)でのお話かな。
しかも良心的な方の。
声も記憶もなくした状態で、しかも自分が生まれ育った場所ではない所に流れ着いた少女のハードモードさときたら。
生まれ育った場所も、彼女にとって決して戻れる場所ではなかったのだけれども。
ただでさえ自分の居場所が定まらないのに、声も記憶もないのは、確かに自身のアイデンティティの崩壊を招きかねない事態だったと思う。
幸い流れ着いた先がよくて、周りの人たちは面倒見がよく、彼女に優しい人が多かった。
その点は本当に救われていたと思う。
島全体が「家族」みたいな雰囲気で、居心地がいい。
勿論、いい人ばかりではないのだけれど、この島でどう生きていくかをそれなりにゆっくり見定める時間が持てたことは、彼女にとってはよかったのではないだろうか。
現状に甘んじず、声のないハンディキャップも抱えつつも、必死になって自分にできることを見つけようとする姿が、本当にいい子過ぎて。
最初料理はからっきしみたいだったけど。
どんな料理していたんだろう。
そんな彼女を素直に受け止めきれなかったのが千早。
彼はこの島全体を背負っている立場ということもあって、彼女がどんなにいい子だろうと、余所者としての警戒が解けない。
ゆえに常に色眼鏡がかかった状態で彼女を見ている。
何と難儀な立場で性格だろうと。
もうとっくに惹かれていただろうに。
過去に自分が犯した過ちを自身で許すことができず、自分で自分の首を絞めている状態。
そんな彼を救ってくれたのは、彼女の存在ではなかっただろうか。
一生懸命、居場所を作ろうと頑張っている、素直な彼女の存在が。
自分の弱音もちゃんと受け止めてくれる、そんな彼女の存在が。
色眼鏡がなくなってからの彼は、恋愛初心者かというくらい初々しくて、微笑ましくて。
彼女のピンチには駆けつけてくれるし(但し、凄まじい状態ではあったが)
両片思いの状態が、これまたもどかしくも愛おしくてたまらない。
ただ彼女の血筋がまた色々とややこしく、彼女が抱えている「力」の件も、この話だけで解決するという訳でもない。
目に見えた発露も今回はなかったけれど、お話が続くなら、今後火種になりそうな気はする。
七夜が少し心配していた通り(彼がまた美味しいキャラで、推しキャラである)果たして汚れなき白のままいられるのか、緋色に染まることが起きるのか。
でも今は、ラストの白い花のように、純粋であれと願ってやまない。
あの場面も本当に堪らないのだ。
不器用男子の初心な恋愛って感じで、堪らないのだ。 -
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離ればなれ
ラヴィは父親にシリルの婚約者になるにはどうしたらいいかと尋ねましたが、法律で決まっていてそれはできないと言われました。それを聞いた彼女はショックで気絶してしまいました。それからは落ち込んだままの彼女でしたが、あるときシリルが彼女の屋敷を訪ねてきました。シリルとの楽しいひとときを過ごす彼女はこんな時間がずっと続くといいのにと思いましたが、それは突然絶たれました。シリルの父親が亡くなり、二人は離ればなれになってしまったのです。彼女がシリルに再会できるのはいつのことでしょうか?
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シリル
シリルはラヴィが商人の娘であるにも関わらず、気さくに話をしてくれました。そして彼女に友達になって欲しいと言いました。シリルの両親はこのことを咎めるどころか、微笑ましそうに見てくれました。こうしてシリルとラヴィの文通が始まったのですが、彼女はすっかり舞い上がってしまい、暴走気味です。一方、シリルは彼女のことをどう思っているのでしょうか?
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ネタバレ 購入済み
商人の娘ラヴィ
商人の娘ラヴィは母親たちと馬車で移動中に賊の襲撃を受けました。もうダメかと思ったときに、見目麗しい少年とその従者たちによって助けられました。この少年はオルコット伯爵家の長男シリルでした。彼女はシリルに出会った瞬間、恋に落ちました。1ヶ月後、父とともにオルコット伯爵家へお礼に行った彼女は憧れのシリルと再会しました。彼女はシリルにどんなアプローチをするのでしょうか?
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男性目線で、綴られるお話しって、珍しいですね。
ヒロインが、ぶっ飛んでて、世間知らずで、
可愛いかったです。
物語としては、まあまあかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ凶行に走る理由が妖魔に憑りつかれたパターンばかりでないことに驚いた。
ちゃんとその人自身の思いからのパターンも描くんだと。
何でもかんでも妖魔のせいにせず、物事を把握する目を養うという点で、主人公たちの成長も促せるエピソードだったなと。
何しろ主人公もヒーローも、それぞれ別の面で未熟さの目立つキャラだったので。
一方は後先考えずに突っ走って危険な目に遭うタイプ、一方は人嫌いゆえに誤解されがちなタイプだし。
特に操ちゃんの件は主人公の思いも分かる一方で、彼女が未熟さゆえの発言をしているのも分かって「うがー!」と読んでいるこちらが感情を爆発させるという。
途中まではヒーローよりお付きのカラスの方が目立っていたし、カラスの方がいいキャラしてたなと思っていたら、風邪で寝込んだあたりから株上げてきたヒーロー。
倒すべき因縁の相手も出てきたし、これから二人で頑張っていくのかと思ったら、まさかのラスト。
シリーズ1冊目から別離ENDとは思わなかった。
というか、露骨に続きました。
これからどうなるのやら。 -
Posted by ブクログ
ネタバレティコの猫かぶりがバレるのは早かったけれど、グレンは土壇場で本来の素が出たのがたまらなかったです。
ティコのためになりふり構ってられなかったというか。
でも、二人とも元々の性格はいい子たちなので。
だから、グレンはそんなティコを守ろうとしたし、ティコはグレンを信じて正体を明かしたし。
最初はあんなに腹の探り合いをしていたのにね。
……いやまあ、それ以上に腹黒い奴いたから、二人の探り合いはお遊戯みたいな感じでしたけど。
二人が立ち向かわなければならない相手が強力で、正直勝てる気がしなかったけれども、ボロボロになりながら互いが互いを支え合っての最終決戦。
猫の手も借りたい展開に本当に差し出された「猫の手」もあり、辛くも勝利。
この猫、もしかして……
全ての謎が全て明かされることはなく、好きに想像できる部分も敢えて残しての展開、これはこれでありかなと思いました。
最後のグレン視点の観察日記で全て吹き飛ぶしね。
段々生暖かい目で見守ることになるから。
何を読まされているんだろうという……
腹黒王子の指摘は間違ってないのよ、無自覚さんめ!
ごちそうさまでした。